タングステン製の一つテンヤで最大!30号「超三笠テンヤ MAX」が示す可能性

フィールドテスト

今回の記事は、高知県は沖の島界隈で、超三笠テンヤMAX」(30号)の可能性を探るべく、実釣検証を行った時の様子を共有します。

リアクション一つテンヤ「笠岡スタイルがどの局面でも戦えるよう、年々ラインナップを増やしていき、遂に到達した、新たな領域。(「笠岡スタイルとは」ショア・オフショア共にリアクションで魚に反応させる唯一無二の一つテンヤ釣法)

 「世の中に無いからとりあえず出せ!」的なノリではなく、今までの経験則で「絶対に必要なアイテム」と魂が叫ぶから具現化することになった、シルエットが小さく比重の高いタングステン製のMAX。

 特に、太平洋、日本海などの外海の100m以深で、潮が重くラインがフケすぎてテンヤがコントロールできない局面で、スロージグやタイラバの代替となります。この領域で、「エサ」と「ルアー」の融合に興味がある人は、最後までお付き合いください。

高知県宿毛市へ行く道中の風景

先の一つテンヤ行脚Vol.27の撮影には、超三笠テンヤMAX」(30号)が間に合わず、潮の重い水深70〜120mので苦労したことを記憶している。行脚27前編の様子はこちらをクリック中編の様子はこちらをクリック後編の様子はこちらをクリック

それから遅れること1ヶ月以上、工場からタングステン製の最大号数のテンヤが届き、2021年11月28日にフィールドへ初投入が決定した!

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のっけから、「超三笠テンヤ MAX」の出番

さて、実釣現場は、一つテンヤ行脚Vol.27を撮影した時とほぼ同じ「沖の島」〜「足摺界隈」で、同じく「フィッシングボート純丸」にお世話になった。※2025年現在、遊漁船を辞めている。

いつもながら海況に恵まれた中

当日は5時半の出船で、前回の撮影時と同じ、朝一いきなり本命マハタポイントから開始となった。

ここは水深が120m前後のポイントなので、なまくらなタックルでは到底太刀打ちできないので、テストするにはもってこいのシチュエーションだが、、、

體を暖気運転する間もなく、超三笠テンヤ MAX(30号)を投入する事となった。

ここ数日で水温が急激に低下しているのもあり、魚からの反応が乏しい状況が続く中、聞いたこのない名前の魚が釣れ、その後「チョウセンバカマ」と判明。

高知県沖の島〜足摺界隈のパワーテンヤで釣ったチョウセンバカマ、超三笠テンヤMAX30号

本命マハタの反応はなしで、海のギャング降臨

しかし、まさかまさか、サメのオンパレードとなり、、、
※サメの画像はないのでご想像ください

そのサメがメンバーに連発でヒットして、横に泳いで暴れ回り、オレのラインを拾われグルングルン状態となった、、、、、

時間をかけてもつれを解いた直後に、良い魚っぽいアタリがあってフッキングするも、傷んでいたと思われるPEラインが高切れ。

朝一番から、一向にリズムに乗れずに地団駄を踏んでいると、やっとこさ良い感じの引きの魚がヒットした!

と思ったの束の間、ウマヅラのような顔をしたもどきっぽいハギが釣れ、肩を落としグタグタの様相が色濃くなる。(キビレカワハギ?)

高知県沖の島〜足摺界隈のパワーテンヤで釣った変わったカワハギ、超三笠テンヤMAX

その直後、そこそこ引いていたので期待したけど「キツネダイ」だった。(旬だったのか食べたら非常に美味!)

高知県沖の島〜足摺界隈のパワーテンヤで釣ったチョウセンバカマ、超三笠テンヤMAX

ジギンガー?のTG部長は、SUPER SUBの150gで、マハタの自己記録を塗り替えるべく奮闘するも、2匹目となるチョウセンバカマであった。

数名いたジグ組も、この水温低下の影響により苦労の展開が続いた、、、

高知県沖の島〜足摺界隈のライトスロージギングで釣ったチョウセンバカマ、SUPER SUB150g

タングステン製「超三笠テンヤ」MAXの操作性

MAXから伝わる伝達能力が想定以上だったのが、唯一の心の拠り所だったのはここだけの話、、、

水深120mの海底でもシャクリの動きがシッカリ伝達され、メリハリのあるTフォールで食わせの間を与えられ、この水深でもカサスタの基本の操作により、ディープパワーテンヤが展開できると確信できた。

そんな中、山ちゃんが、厳しい状況から絞り出すようにウッカリカサゴを釣って、安堵のため息が船上を駆け抜ける。

高知県沖の島〜足摺界隈のパワーテンヤで釣ったウッカリカサゴ、超三笠テンヤMAXクレイジーレッド

食べて美味しいアヤメカサゴは安定して釣れるが、それ以外の根魚の氣配は全くと言って良いほどなく、次のポイントへ移動となった。

50㎝超えの大型のアカハタを狙って

比較的浅い、50m以浅で再現高くヒットしてくるし、50㎝級のサイズも視野に入り、食べて美味しい三拍子そろった高級根魚のアカハタ。

安定釣果のアカハタで和む一面

先のマハタポイントの半分ほどの水深だったので、プロトの超三笠テンヤ」20号を選択した。

正直、15号でも全く問題ない水深だったが、せっかくの実釣検証だったので惜しげもなく投入。

落としてシッカリとリアクションを効かせてやると、ナイスサイズのアカハタがかなりイージーに釣れる。

高知県沖の島〜足摺界隈のパワーテンヤで釣ったアカハタ、超三笠テンヤ20号プロと

サイズは選べないが、リアクションでスイッチが入ったアカハタは、「ガツ!」と明確なアタリがあるので、厳しい状況のみんなの心を癒してくれた。

高知県沖の島〜足摺界隈のパワーテンヤで釣ったアカハタのアップ、超三笠テンヤ20号プロト

簡単とは言っても、基本の2回シャクリ(もしくは1回)とフォールが連動していないと、魚からの反応は著しく低下するので、慣れている人と慣れてない人では差が開く。

安定釣果のアカハタで和む一面

そんな中、TG部長はアカハタをSUPER SUB」150gを狙っているが、シャクリにコツがあるらしいが、、、

それでも、TG部長はアカハタを簡単なように釣るが、興味本位でジグを振った田中には、まっく反応なし、、、、、

高知県沖の島〜足摺界隈のライトスロージギングで釣ったアカハタ、SUPER SUB

横で「そのシャクリじゃ釣れませんw」と言われながら、テンヤで釣れない腹いせにTG部長の攻撃が激化したのであるw

みんな楽しみながら十分おかずが釣れたので、早々にこのポイントをあとにした。まだまだ魚は釣れるのに、移動するあたりが変態どもの極み、、、

太平洋では未知の水深へ突入

そして、正午を過ぎたあたりから第三のポイントへ向かった。

ここからは駆け足でお伝えするけど、結論から言うとみんながイメージしていた良い魚は釣れなかった。

高知県沖の島〜足摺界隈の風景、VRKB-LV2と超三笠テンヤMAX30号クレイジーレッド

MAXの「実践投入」が今回一番の収穫!

負け惜しみみたいだけど、150m以深での超三笠テンヤ MAX 」の操作性の高さにみんな驚きを隠せなかった、と言うのが事実です。

瀬戸内海でクログチを狙って撮影をした時は、同じような水深で三笠テンヤ 」30号(鉛製)を投入している。

その時はどうにかこうにか三笠を入れ込んだが、シャクリとフォールがボケた感じ(海況で差がある)だったのをよく覚えている。その時の動画はこちらをクリック

しかし、その時の感覚とは別次元のゲーム展開が可能になったので、今回の実釣検証で一番手に入れたかったデーターが入手できた。

これで、ディープパワーテンヤ領域の超三笠テンヤMAX」(30号)の性能は、揺るぎないものになったと断言できる。

まぁ前提としては、テンヤを制御するロッドを最適にする必要があるので、VRKB-LV2が最右翼である。

ハマチ、ブリ、マダコと盛りだくさん

さてそんな中、ギリギリぶり?を釣ったのは山ちゃん。回収時にガツンとヒットしてたのでビックリしたみたいだった。

高知県沖の島〜足摺界隈のパワーテンヤで釣ったブリ、超三笠テンヤMAX30号

高知県沖の島〜足摺界隈のパワーテンヤで釣ったブリのアップ、超三笠テンヤMAX30号クレイジーレッド

そして、この海域では珍しいマダコも釣れ、釣果的にはまずます荷になったのではないかと思う。

高知県沖の島〜足摺界隈のパワーテンヤで釣ったマダコ、超三笠テンヤMAX30号

宿毛遠征に参加してくれたみなさん、どうもおつかれさまでした!

高知県沖の島〜足摺界隈から帰港した宿毛での一幕

今回は、V.I.SOULのアイテム以外で釣った魚もいるので、参考程度にしてください。

高知県沖の島〜足摺界隈のパワーテンヤなど釣った全釣果

この時のタックルデーター

下記、「ディープパワーテンヤ」のタックル(SUPER SUBのタックルは割愛)です。

★【ロッド】
VRKB-LV2」「VR-Z 220B LV2
★【リール】
「 オシアコンクエスト CT 301PG」
★【メインライン/リーダー】
PE1.0号300m〜/フロロ6号
★【テンヤ】
超三笠テンヤ」20,25,MAX30号
(COゴールド、クレイジーレッド、ブライトグリーンゴールドなど)
特に、水深100m以深のポイントではフラッグシップモデルのテンヤコントロール性能と感度が秀逸すぎました。ディープパワーテンヤをより高次元で展開したいアングラーさんには、大業物レベルの働きを見せてくれると思います。

最後に

太平洋の未知の水深150mで実釣検証した今回の記事を読んで、あなたはどう思いましたか?

今までの限界点だった三笠テンヤ」30号の操作性を遥かに凌駕した超三笠テンヤ MAX(30号)の実力。

当初の計画では、20,25,30号とサイズを刻もうと思っていたが、タングステン製の30号だけで十分だと判断して、タイトルにもあるように、タングステン製の30号を特別サイズと位置付ける「MAX」の称号を与えました。

今まで完全にはリーチできなかった領域に手が届いたので、参加メンバー全員、ソワソワワクワクが止まらない状況です!

今後、「この海域でやったら面白いな!」というネタが浮上すると思うので、お楽しみにお待ちください。

いつも最後までお読みいただき、ありがとうございます!

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