【ショアテンヤ修行の聖域】激浅干潟で釣果を分ける”無意識の死角”を暴く!|再現性100%の極意

ショアテンヤ

今回の記事は、「動画のようにショアテンヤで釣れない」を終わらせる、再現性100%の『無意識の死角』攻略法です。

「ショアテンヤが上達したい!ショアテンヤマスターになりたい!!」そんなアングラー必見、ほとんどの人が無意識レベルでやっている“釣れない所作”について共有します!

本記事を最後まで読んで実践を積むと、難しいとされるショアテンヤで再現性が激上がり“釣れないから脱却”できるので、ぜひ最後までお付き合いください^^v ※成果はあなた次第!

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ショアテンヤ最高の好敵手「干潟の重戦車」チヌ&キビレ

6月29日(日)に、今年で3回目となるかめや釣具さんでのイベントのため、大分県から佐藤くんがお手伝いで、前日の17時頃、笠岡市に到着。※約6時間掛けて、、、

にも関わらず、間髪入れず「下に練習に行こうでー!」と病氣の田中が奮起!道具立てがシンプルなので、ものの10分ほどで仕度でき、潮位の関係があり、車で1分の現場へ向かった^^

なぜ干潟のショアテンヤを選択したかと言うと、プライベートが忙しく、佐藤くんは数ヶ月釣りをしていない状態だったので、リハビリをしてもらうのが理由。

そして、田中の思惑は「鈍った腕でショアテンヤの最難関を釣ってみろ!!」と言い、「やっぱり釣れんかーw」とマウントを取ることww ※これ冗談でやってるので^^

本質は、田中がガイド役で佐藤くんがお客さんのイメージ^^v お客さんとは立ち位置が同じなので、言わなければならない事はハッキリ言うスタイル!

夕刻の上げ三分から開始!本命のアタリ頻発、、、

まだ少し西陽が残り、少し暑さは感じる状況だったが、海況の雰囲気はムンムン!

もちろん、タックル類は最高かつ最適なモノを選択。エントリー直前に、ざっとの潮流(左から右)と地形の変化を伝え、「どうぞ!あとは釣ってよー!!」と開始。

案の定、一投目にアタリはあるがフッキングできない。まぁ、ブランクがあったのも理解できるが、本記事のお題である“無意識の死角”をまさに自でやっている、、、

投げればアタリはあるが、「あっあっ」と佐藤劇場が場を盛り上げてくれ、思った通りの展開に安堵するw

そんな中、開始10分かからずに「つ、釣れましたw」と苦笑いで、小型ながら稀に釣れる“マゴチ”を。そう、釣ったのではなく釣れた、、、我々、言い訳できないプロの領域に身を置く立場では、残念な結果という事だ、、、、、

フォールの対空時間がないので“巻きシャクリ”提案

相変わらず、“無意識の死角”のままシャローの気難しい「キビレ」「チヌ」に翻弄されているので、潮が緩む前に少し別のアドバイスをする事に、、、

本ブログを網羅している人はご存じと思うが、激浅ポイントを攻略する際、非常に有効になるのが“巻きシャクリ”である。

フォールの時間が短いと喰わせの間が少なく、かつフッキングするのがやや難しい。

もう一つメリットがあって、ティップ位置を固定したままシャクリとフォールを演出できるため、釣果アップに直結する。そう、このティップの位置こそが今回のお題でもある“無意識の死角”に繋がるのです。

この2点をテコ入れしてすぐ、本命の綺麗な良型“チヌ”をGET!「釣りました!」と、笑みをこぼしながら、あと少しでピークを迎える“干潟の重戦車”の引きやヘッドシェイクを堪能してもらい、田中も優越感に浸りました^^

その後すぐ、画像にはないけど「キビレ」も獲ったが、無意識でやってる所作はそう簡単には直らない、、、距離を置いて黙って観察していたが、まだまだ制御できずに潮が緩む、、、、、

と同時にアタリが遠のいたので、1時間ほどの一発目夕刻練習を終了とした。

イベント当日早朝、イベント翌日の早朝猛練習!

イベント当日の午前5時、眠気まなこの佐藤くんと自宅から歩いて2分ほどの干潟にエントリー。

昨日の復習のため、高確率で釣れるであろう一級ポイントを佐藤くんに任せ、一服しながら戦局を見守る。

まだ荒はあるも、露呈しまくっていた“釣れない所作”が修正でき、それなりに良いリズムで再現できるように^^v

“無意識の死角”とは「糸フケの制御」

今まで、数多の釣り人を観察してきたけど、ことリアクション一つテンヤ(特に船)をやってる人に限って「シャクれば良い」という風潮がある、、、しかも、先調子の一般的なテンヤロッドを使用し、一生懸命シャクっている、、、、、

シャクリのみに重点を置いているので、フォールがおろそかになり、フォール中に糸を緩めたり張ったり安定していない。つまり、ロッドのティップの動きが不安定なので、テンヤの動きが不安定になる。細かく言うと、魚が喰おうと思って距離を詰めている時に、テンヤの角度が変わり挙動が安定しないので、魚は見切る。シビアな状況や、シャロー(浅場)では、その挙動が如実に影響するため、激ムズ・激浅“干潟の重戦車”は、矯正に最高の好敵手となるのです。

【自分の力で釣ったを再現するには“糸フケの制御”がマスト】①巻きシャクリからフォールを展開するとティップの位置を固定できる。②そこからフォールに移行した時、無意識でティップが下がり、かつフォール途中に糸を張るクセも無くし、常に固定③ロッド角度を10時くらいに合わせ、①②を可能な限りリズム良く繰り返す。
任意に糸フケを演出する状況ももちろんありますが、フォール時間が短い浅場ではデメリットの方が大きいです。できるだけ無風の時に、上記の極意を『全集中』で意識して会得してほしいと思います。

さて、最終日は車で超近場を、計4箇所ほどをテンポ良くランガンし、本格的に暑くなる時間帯を避けて猛練習^^v 早朝と夕方の練習は、集中力も持続するのでおすすめ!しかも、めっちゃ近場で完結し、良いサイズの魚の躍動感も味わえ、ショアテンヤの腕も爆上がり!!まさに、一石二鳥も三鳥も享受できるので、やらない手はないでしょう^^v

という事で、2日目までは1時間ほどの練習で、最終日は正味2時間ほどの練習だったが、短時間にも関わらず濃い内容だったので、効果はてきめん!時間かけて練習すれば良い、と言うもんでもなく、どれだけ本質的でそれを意識的に練習するか、スポーツでもなんでも応用が効く哲学。

まぁ、常に意識しないと身にならないので、それまでは心身ともに疲弊すると思う。しかし、その先には待ち受けているご褒美は、どんな状況でも再現性高く魚を自分の力で釣るなので、こっち領域の人はやるよね〜^^

最終日の最後のポイントで初めての“ツバクロエイ”

この三日間は、佐藤くん釣ってもらうていで釣り場を案内していたのが、最後のポイントで氣持ちよく終わろうと少し氣合いをw

すると、掛けた瞬間“エイ”と分かる引きで、いつものメンツだと思っていたが、、、

上がってきてビックリ「なんじゃこりゃ?!」と、変な形のエイに仰天、、、、、

帰って画像を元に検索すると、初獲物の“ツバクロエイ”と判明!干潟でのエイは最大の外道だが、初物はめちゃくちゃ嬉しい!!

今回のポイント

糸フケ極意は前述したので、違う視点で今回の“再現性あるポイント”を共有します。実践で使える事象なので、ぜひご活用ください。

①干潟ならどこでも釣れる訳ではなく、流れの筋を見ながら魚の付き場を探す
②テンヤカラーでアタリの多さが変わるので、最適なカラーを見つける
①②が分からないまま闇雲にキャストすると、アタリが少なく場も荒れる
本質的なポイントって、結構、抽象的な表現が多くなってしまう。なぜなら、今日と昨日は全く違うし、今と1時間後も全く状況が変わる。何かに執着していると、変化に遅れ、対応できません。常に上記ポイントを意識しながら現場に赴き、自然や魚と対話を繰り返してください。すると、言語化できない“根拠”に到達できるはずです。そこまでくれば、あなたもこっち領域の仲間です^^v 全てが言語化できる人は、主観だがまったく信用できない、、、

今回のゲスト

硬骨魚網:スズキ目:コチ科:コチ属「マゴチ」(真鯒)
硬骨魚網:スズキ目:タイ科:クロダイ属「クロダイ(チヌ)」(黒鯛)
硬骨魚網:スズキ目:タイ科:クロダイ属「キチヌ(キビレ)」(黄茅渟)
硬骨魚網:トビエイ目:ツバクロエイ科:ツバクロエイ属「ツバクロエイ」(燕鱏)

この時のタックルデーター

【ロッド】
VRKS-LV1

【リール】
スピニング3000番(MHG)

【メインライン/リーダー】
PE0.6号200m/フロロ2.5号 1ヒロ(FGノット)

【一つテンヤ】
三笠テンヤ」2~3号
ブライトグリーンゴールド、ゴージャスピンクG、プレミアムホワイト

【餌】
厳選「活冷凍エビ」(※今季完売)
※B品使用

冷凍エビは自宅で半解凍し、尻尾を切って小さいタッパーに入れ現場に持って行く。超短時間なので、量を決めて使い切るイメージで。無くなったらさっさと帰れば良いので、近い現場は正義でしかない!※下の画像はB品で、田中釣行はいつもそれ

最後に

今回のお題目を認識、意識しながら実践で矯正すると、まさに効果てきめん!直接、釣りできる人にはいつも“無意識の死角”糸フケ制御をアドバイスしている。おおむね、無意識でティップの所作がバタバタしているので、勿体無いと思いながら、、、

その結果、100%の確率で釣果アップにつながり、再現性も激上がり!!あとは體に叩き込むため修行あるのみ!!!

本記事をここまで読んでくれたあなたも、今度、現場で「オレは糸フケ制御できてる?」と自問自答しながら、一匹一匹を大事に釣ってほしいと願います。

糸フケが制御できれば、全局面で自分の納得いく結果となるでしょう。そうなれば、あなたも熱狂的なヒトツテンヤーの仲間入りです^^v(「ヒトツテンヤー」とは一つテンヤをこよなく愛する釣り人を表現した造語)

ショアテンヤは真鯛を釣るための釣法ではなく、干潟やサーフなど様々な状況に適応できる“汎用性”の高い釣りでもある。灯台下暗し、あなたの目の前のポイントでも実践可能で、色んな魚種にアプローチできるので、まずは近場で実践してください!

いつも最後までお読みいただきありがとうございます〜^^

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