今回の記事は、高知県沖の島よりさらに沖となる、足摺界隈にて「パワーテンヤゲーム」と「ライトスロージギング」の可能性を探った検証動画撮影の様子を共有します。
未知の海域へのこの挑戦が、今後のあなたの釣り人生にとって、もしかすると転機になるかもしれない可能性が秘めています。ぜひ、最後までお付き合いください。
本編は、前編、中編、後編の三部作になっています。前編の様子はこちらをクリック。中編の様子はこちらをクリック。
“未開の海域”足摺方面へ
前編では「パワーテンヤ」でカンパチやマハタ。中編ではシャローキャスティング「パワーテンヤ」で根魚主体に多彩なゲストを釣ったメンバー。
そして後編では、船長が客を連れて行くのが初めてのポイントに向かった。
ということは、「日本で初めて一つテンヤを投入するのではないか?」と、みんなの妄想が膨らみ大興奮であった!
そんな中、いざガチの太平洋へ!瀬戸内海でぬくぬくと暮らしていると、このような場所には頻繁に来ることができないため、みんなのソワソワ感がひしひしと感じられた。
テンヤのフォールが決まらず苦戦
アカハタポイントから30分ほど航行しただろうか?
ここは水深70m前後の岩礁帯で、船長いわ「クエも出ますよ!」とのこと。 ワンチャンあるかもしれないと思いつつも、撮影機材のトラブル続きで心ここに在らず、、、
そんな中、20号の「三笠テンヤ」を投入し潮加減を感じるも、水深のわりには操作感が悪い。
特有のうごめく潮流と塩分濃度
いつもであれば、水深70mくらいだと20号あれば問題なかったが、今までにない違和感を感じていた。
この時の潮の流れは0.5ノット前後であったため、潮流が影響しているわけではない。
では、操作性を鈍くしている正体とは何であったかというと、
② 塩分濃度が濃い海
黒潮の影響が強い、この2点が「操作性を悪化」させている要因であると考える。
抽象的な表現ではあるが、目で見ただけの流れとは違う「潮の動き」があり、それはまるで生き物のようである。
おそらく、海面から海底を不規則に動いていると推察できる。 また、物体を浮き上がらせやすくする濃い塩分濃度である。
テンヤは浮き上がりやすく、ラインのフケも出やすかったのであろう。 そのため、30号にチェンジしてもテンヤを思うようにシャクれず、Tフォールも決まらず、思うように魚にスイッチを入れられないジレンマに陥った。
頭の中ではアクションさせているつもりでも、テンヤは底でフワフワ(あまり動かない)なっている状態であった。
魚にスイッチを入れる「リアクション」封じ
「笠岡スタイル」の真骨頂は、テンヤを機敏に上げ(シャクリ)、スーッと下げ(Tフォール)るメリハリなんだけど、、、(「笠岡スタイルとは」ショア・オフショア共にリアクションで魚に反応させる唯一無二の一つテンヤ釣法)
ただ、エビがついた仕掛けがフワフワしているだけの状態では、良い魚(サイズの良いフィッシュイーター)のスイッチが入れれない。 まさに、リアクションを封じられた状態、、、
オジサンのオンパレード
テンヤが底でフワフワしていたため、オジサンが連続で反応してきた。 これはもう、完全なるエサ釣りと同じ状態である。
まあ、魚が釣れるだけでも良いのだが、やはり狙いは微動だにしない根魚や青物である。
根魚については、安定のウッカリカサゴやアヤメカサゴが釣れるものの、サイズが伸び悩む展開が続いた。
しかし、この時点でのトータル魚種は右肩上がりに増えていたため、「とんでもない記録が出るのでは?」とみんながかなり意識していた。
最大級のオオモンハタが!
この微妙な均衡を打ち破ったのが、今回の撮影で絶好調の瀬戸内海特化型スロージグ「SUPER SUB」である!
いつになく集中力が続いているTG部長が、またもや良い魚をヒットさせた!!
50㎝をゆうに超えるランカーサイズ
前編のマハタほどではないが、それなりに重量感があり引いていたため、マハタであると考えていた。
海面に浮いてきた時もマハタ色をしていたため、「マハタ!マハタ!」とランディングするも、、、 それは、あまりお目にかかれないほどランカーサイズの、オオモンハタであった!
初めてオオモンハタを釣ったTG部長、しかもこのサイズであったため、顔がくしゃくしゃになりながら喜んでいた。
テンヤ組を圧倒し続けるその実力に、少し嬉しく思っていたのはここだけの話、、、
もしかしたらではあるが、「ホウセキハタ」の可能性も否定できないと今になって考えている。真相はいかに!?
ワンピッチでしっかり上げ下げで食わす
サブの動かし方は前編のマハタと同じく、フォールを使わずジャークだけで魚を上に誘導し、底から10m付近でジャークとフォールに移行して、喰わせる王道スタイルである。
特に良い魚は、海底から誘い出してある程度浮かせて喰わせるのが、我々が行っているライトスロージギングの基本だ。
念願のカンパチヒット!!
そして、この撮影の途中から「SUPER SUB」使い始めたサトウくんにも、強烈な突っ込みを見せる魚がヒットした!!
この時の様子を動画でチェックしたが、反発のあるテンヤロッドのティップで、ジグを軽く弾いてフォールさせた瞬間にバイトがあった!!!おそらく、底付近での操作中であったと思う。
「根魚か!?マハタか!!」と外野は好き勝手言っていたが、 かなりロッドが絞り込まれ、「ジィージィーーー」とドラグが出ていたため、まさかと思っていた。
そのまさかで、食べて美味しいサイズの、しかも体高のあるカンパチがネットインした!!
何十キロといったカンパチではないが、現実的なサイズ感でも満足できるあたり、
前人未到の大記録「27目達成!!!」
スマートフォンが海に落ちた(後日地元の海で)ため、この時の写真がない。正確な時間は不明であるが、、、
足摺界隈に来たのが正午前で、そこから3時間強釣りをして、15時には終了したと記憶している。
恵まれた海況により大成功
何はともあれ、あり得ないほど穏やかな太平洋であったため、皆の日頃の行いが良かったのかもしれない、、、
前編、中編、後編の三部作となったため、数日かけて撮影した錯覚に囚われるが、たった1日での激動の出来事であった。
海況穏やかな中、みんなで未知の海域に挑戦できたことが、最大のご褒美だったと思う。
全27魚種の紹介
全行程が終わってみると、キッカーフィッシュを「SUPER SUB」で獲り、「三笠テンヤ」で魚種を稼ぐコンボ技により、今まで聞いたことのない27種類もの魚をGETする快挙を達成!!
27目の順番は完全無視で、TG部長の殴り書きをそのまま掲載したため、ご容赦ください。
上の写真には21魚種写っているが、小さくてリリース可能な魚は、その都度、海へ逃がしているのでご理解ください。
今回のタックル
「パワーテンヤゲーム」のタックルは、
「VRKB-LV2」「VR-Z 220B LV2」
★【リール】
「 オシアコンクエスト301PG」
「 オシアコンクエスト200HG」
★【メインライン/リーダー】
PE1.0号300m〜/フロロ6号
★【テンヤ】
「三笠テンヤ」25〜30号
(COゴールド、クレイジーオレンジ、ブライトグリーンゴールド)
パワーテンヤゲームのタックル考察
特に後編は、足摺海域の独特の潮(塩)加減により、テンヤの操作が過去最高に難しかった。要するに、糸フケが制御し難いということである。
フラッグシップモデルの「VRKB-LV2」は、感度、テンヤの操作感などトータル性能でこの海域にベストマッチであった。
糸フケを制御するために、メインラインをこれ以上細くすることはデメリットでしかない。
ということは、テンヤの変更が最適解と言える。
結論を言えば、今回間に合わなかった「超三笠テンヤ」20〜30号があれば、しっかりとシャクれて、フォールさせられるので、もっと良い魚にスイッチを入れることができたであろうと考える。
スロー用#2~3(超塾スペシャル6f)
★【リール】
オシアコンクエスト301HG
★【メインライン/リーダー】
Fライン1.2号/リーダー6号
★【ジグ】
「SUPER SUB」(100g)
(グリキン、イワシ(プロト))
ライトスロージギングのタックル考察
前編、中編、後編含め、おおむね上記のタックルでスロージギングに挑んだTG部長。(サトウくんはV.I.SOULのロッドであったため、参考外とする)
一般的なスローの概念であれば、PE3号にリーダー10号、ジグも200〜300gくらいで展開すると思う。
それに比べて、TG部長が使用したタックルはどうであろうか?かなり非力で、大きい魚が掛かったら獲れないと思うのが一般的だろう。
しかし、それでは口を使わない魚も多いってことに着眼しなければいけないと、個人的には思っている。
そのため、「そんなライトなタックルじゃ大物は獲れない!」という以前の問題として、タックルが強すぎると、その大物も警戒して口を使わないことがある。
確かに、ぽっと出でスロージギングの概念を覆す様なことをすると(今回の件)、良く思われないかもしれない。
しかし、我々の仕事は今までに無いワクワクを追求することなので、今回の結果がまさに物語っているのではないかと思う。
今回の動画&関連情報
一つテンヤ行脚Vol.27後編 in高知県沖の島〜足摺
〜魚の楽園〜27魚種の“新記録樹立”!
最後に
V.I.SOUL立ち上げ5周年、ずっとやり続け、進化させ続けた結果、このような記憶に残る記録を残すことができた。
これは、マハタやカンパチ、27魚種を釣ったことを自慢しているのではない。
今後もまだまだ、誰も知らないワクワクの可能性が待ち受けており、それを我々は発掘できる。 そして、売り込みなしでみなさんに共有できること。それがV.I.SOUL独自の強みであると考えている。
このチート級の合わせ技を、機会があれば挑戦してみてください。
これからも、一緒に「釣り魂」を燃やし続けましょう。
いつも最後までお読みいただき、ありがとうございます!
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