目白押しい案件を片付けていた梅雨真っ只中の6月中旬、ほぼほぼ案件をやっつけたと言う事で、突如、関東遠征が浮上!病氣なのでいつも突発が得意w
やっつけた傍ら、すぐに別の案件が浮上するのを一旦置き、頭の中をスッキリさせる意味も兼ね、久しぶりに空の旅へ!!
岡山人なのに“岡山桃太郎空港”が初だったので、とても変な感覚の中、車で1時間ほどで到着。余裕を持って13時のフライトに間に合い、一路、羽田空港へ!!!
初日はほぼ移動日だったので、久しぶりにのんびりと思考を巡らせながら、拠点となる茨城県某所へ夕方到着。電車に乗ることがないので、夕方前の帰宅ラッシュに戸惑いながら、、、
そこから、明日からはじまる現場検証の打ち合わせを兼ねて、今回お世話になるHさんと合流し、軽く会食をして就寝についた。
6月17日から19日まで、房総半島での“あるテーマ”の検証。そして、関東は東京湾内「館山湾」の“レンタルボート”で攻略した、バーチカルのリアクション・一つテンヤ「笠岡スタイル」と、V.I.SOUL的ロックフィッシュ戦略“岩礁帯上等”「裏三笠」の様子を、時系列に沿って共有するので、興味がある人は最後までお付き合いください^^(「笠岡スタイルとは」ショア・オフショア問わずリアクションで魚に反応させる唯一無二の一つテンヤ釣法)
現場で実践できる本質的な技術も織り込むので、いつもながら長い記事になってしまったが、こっち領域のアングラーさんには重要要素になるので、ぜひぜひ^^v
一応、動画撮影機材を持っていき、定点カメラメインで撮影したが、どこかのタイミングでカメラの設定がスローモードに変わっていて、それに氣づかないまま撮影、、、現在、編集者が四苦八苦しながらどうにか公開できるよう編集中、、、、、
房総半島をほぼ一周する“あるテーマ”の現場検証
結論からいうと、今回、このテーマは座礁に乗り上げたので、次回以降の案件にする事となった。
というのも、思っていた以上に条件に制約があり、イメージした通りの展開に持ち込めなかったので、まぁ急がば回れではないが、焦らず次の機会に持ち越そうと。
※画像はイメージ
という事で、現場を転々と下見しながら、房総半島を反時計まわりにほぼ一周。途中、鯨料理に舌鼓を打ちながら、外房の雄大な自然を感じられることができた^^ そして、九十九里浜を経由し本拠地の茨城へ戻った。
このテーマに関しては、今後、現場での実績が作れたタイミングで共有するので、ぜひお楽しみに^^v
バーチカル「笠岡スタイル」×岩礁帯上等「裏三笠」
さて、初日の現場から出鼻を挫かれたが、18日はめっちゃ楽しみにしていたレンタルボート”での、バーチカル「笠岡スタイル」×岩礁帯上等「裏三笠」攻略!お世話になったのは「げんべい」。
東京湾内「館山湾」で、どこまで通用するかワクワクだったが、ぶっちゃけ「通用するに決まってる」と自信満々だった事はないしょ^^
2人とも一級船舶持っているので「どこまで行く?」と冗談を交わしながら、5時半頃に出船。凪魔神が異名の田中なので、めっちゃ凪で超氣持ち良い!
船にはGPSプロッタと、オリジナルのポイントマップがあるので、とりあえず真鯛ポイントの瀬に直行。すでにノッコミ真鯛の最盛期は終わっていたので、とりあえず潮の流れと船の流れ方を勉強。
そんな中、まだ遊漁船がいないルールなのに、真鯛の瀬には二隻の遊漁船が、、、ルール違反の遊漁船に他のレンタルボートが近寄ると、めっちゃ文句を言われていたので、我々は瀬の肩らへんの掛け下がりメインで流すことに。
まずはバーチカル「笠岡スタイル」で様子を探る
現場は既に良い感じの“上げ潮”が流れていて、釣れる雰囲気満点!
バーチカルの「笠岡スタイル」には必要不可欠なロッド、「VRKB-LV1」に「超三笠テンヤ」10号クレイジーレッドを選択。※12号でも良かった
もちろん、使用するエサは厳選「活冷凍エビ」を使用!このエビは本現場検証のため、事前にHさん宅に送り準備万端^^v おかげさまで、2025年仕入れ分は完売!!
本ブログでは何度も伝えているが、冷凍海老を使用する際は、下の画像のように「孫鈎を例とエビの胴体」に刺す。理由は、シャックったりして水圧で頭が取れても、孫鈎は胴体に刺さったままなので、頭が取れた後も問題なく釣りを続けれる。
今ままでの膨大な実践経験上、釣果にほぼ影響がないので、冷凍エビを頻繁に使用する人はストレスをかなり軽減できるので、ぜひご参考ください^^v
真鯛の瀬は、テンコツが水深10m台で、瀬の肩あたりが40mくらい。何度か流して雰囲気を探り、掛け上がりではなく“掛け下がり”を重点的に流す戦術で。
真鯛の瀬を“掛け下がりで攻略”する大きな理由
それは、レンタルボートをドテラで流すので、掛け上がりを流すとどうしてもテンヤが斜めになり、根掛かりのオンパレードになるから。これ、遊漁船に乗ってもイメージできない人が多く、何個テンヤがあってもキリがないほど、ロスト頻発する。
一般的に、一つテンヤは根掛かりが多いという認識の人が多く、その認識になるには大きな理由がある。
まず大前提として、
など、上記3点を抑えるだけで、根掛かりリスクは激減する。
さてさて、話を本筋に戻すが、一発目に釣れたのはHさんが回収中に掛けた“マサバ”。
少し恥ずかしそうに「釣れちゃいましたー」と苦笑いし、個体が良くなかったので即リリース。
東京湾内「館山湾」で“ホウキハタ”捕獲!
少しずつ船を流すラインを変え、掛け下がり35m付近でハッキリ「ゴンッ!」と、完全にリアクションで反応した明確なバイト!
引きは強くなかったが、けっこうヘッドシェイクが激しく「良い根魚でしょうー」と上げてくると、、、
「クエ?何これ??あー!ホウキハターー!!」と、1人で大騒ぎw 「ホウキハタですか?初めて見ました!」とHさんも目をパチクリし、開始早々に、館山湾のポテンシャルを実感^^
レンタルボート屋さんが「何ですか?これ??」と言ったのがとても印象的だった^^v
落とせばアタル、何かが釣れるを繰り返し、開始1時間半ほどでお腹いっぱい状態に、、、
その後も、アヤメカサゴや、良・大型のカサゴ、手のひら大以上のカワハギが忙しく釣れ続け、リアクション一つテンヤの独壇場!
いちいち全部撮影してたらキリがないので、いつものように割愛で^^v
キャスティング「裏三笠」で大型アカハタ乱舞
そんな中、まだ上げが残っている状況で「ロックが氣になりますね〜」と田中がポロリ発言w
という事で、これまたオリジナルのポイントマップを見ながら“ロックフィッシュ攻略”に移行した。
しかし、ポイントマップはざっくりな情報なので、詳しい地形や潮の流れ、今はどこに魚がついているかは、我々が探さなけれなならない。まぁそれも、いつもやってる事なので、地元だろうが関東だろうが基本、やる事は同じ。
船の流れや水深など、総合的に判断して「裏三笠」8号から開始。すぐに10号に修正して、島の際、水深一桁台のシャローを重点的に攻めた。
一番浅いところは、海底がはっきり目視でき、アタックしてくるアカハタも認識でき大興奮!
キャスト、フリーで着底、少し速めに巻いてリアクション気味にアプローチ。すると、5回転から10回転以内に「ガッガッ!」と超強烈バイト!!
前情報では、20㎝くらいのサイズが多いと聞いていたが、のっけから良く引く良型アカハタに驚きを隠せず、、、
現場の雰囲氣を察し、「これデカいのおるわ」とこのタイミングで最適なピンポイント、巻きの戦術の精度を上げにかかった。
瀬戸内海ではなかなか釣れないサイズのカサゴも良く釣れ、館山湾の海の豊かさに感激。アグレッシブに巻きで反応するカサゴは、引きも強くメインターゲットになりうる魚の一つだ。
Hはというと、落とせる時に「超三笠」8号でバーチカルに攻め、30㎝に届くような大型カサゴを難なくGET^^※6号でも余裕
田中はというと、徐々に大型アカハタとの距離を詰め、「ドーン!」
「ドーン!!」と、35㎝アップの大型を捕獲し、V.I.SOUL的ロックフィッシュ戦略“岩礁帯上等「裏三笠」の実力を証明。※テンヤでもロックでも、小型も含めたくさん釣れたけど画像は割愛で
まぁ、信じる人だけ信じて、現場でこっそり実践してください^^
どの海域で展開しても、いつも前評判の想定を大きく覆す底力は、もはや他の追随を許さないほどの領域に踏み込んだなと。
この時点でまだ9時過ぎ、、、「もう帰っても良いですね〜」と2人で話をするほどで、氣付いたらHさんは釣れては逃しを繰り返し、、、、、
「そのサイズはキープでしょうー!」の言葉も届かず、2人で終わりなき再現を繰り返したとさ^^
ロック用の10万円タックルを海に奉納、、、
下げが返して場所を移動し、激流の瀬の中で根魚を狙っていたが、激流すぎて反応薄く、、、
流れの筋を外したラインに変えた矢先、Hさんがバーチカルで大型のアカハタをヒットさせ!
キャスト中だった田中は安全領域までリグを回収して、タモ入れ撮影と大忙し!!
この時Hさんが、「40ありますね〜」と言っていたが「ん〜ちょっと切れるかも?」と返答した、、、
が、画像を見直すと、「超三笠」8号がやけに小さく見えるので、余裕の40だったと確信、、、、、オレもHさんも大きさに執着がないので、まぁいつもの感じになったがw
そして、撮影と諸々作業が終わり、ロック用タックルを取ろうとしたが、どこにも無い!!
そう、安全領域までリグを回収したつもりが、思ったより瀬がきつく、リグが海底を拾ってそのまま落下!!!
「えーー!10万タックルが落ちたーーー!?」と発狂するも、5分後にはスイッチを入れ替え現場検証に没頭ww
バーチカルの「笠岡スタイル」圧巻のアタリ
さすがに、千葉の館山まで来て、たった3時間足らずで終わるのも勿体無いので、下げ潮をフラフラとポイント開拓しながら、エンドレスに続くアタリを2人で堪能!
岩礁帯は見切り(タックル無いw)、砂地やゴロタ場のような変化があるポイントを点々とし、サイズこそ出なかったが東京湾真鯛捕獲。ちょっとシャクレている、、、
手のひらを越える大型のカワハギなど、思う存分、東京湾内「館山湾」を満喫できた現場検証だった!
という事で12時過ぎに帰港し、ゆっくり片付けて遅めの昼食にラーメン食って、次の日に備えてこの日も早めの就寝を。
3日目はテーマを大きく変更、再度レンタルボート
初日の現場検証では不完全燃焼だったが、2日目のレンタルボートで2人の何かが覚醒w
という事で、3日目に予定していたあるテーマを変更し、2日連チャンとなるレンタルボート攻略に!一応、使えるかもしれないので朝から撮影していたが、ここでも不慣れな重大トラブル発生、、、朝一は、そんな事になるとは露知らず、岡山に帰って驚愕の事実が、、、、
そんな中、ホテルを5時過ぎに出発し、昨日とは違う道、湾岸線からアクアラインを経由し、千葉県へと渡った。
初魚種!正真正銘「ワニゴチ」捕獲成功!!
朝一の道中から動画撮影をしていたので、画像がめっちゃ少なく、昨日と同じ工程で2日目に挑んだ。
一応、朝の上げ潮は“真鯛の瀬”を攻め、前日同様、掛け下がりの展開をベイトタックル「VRKB-LV1」でバーチカル攻略。
すると間なしに「ガツッ!」と超強烈バイトが訪れ、まずまずの重量感にヘッドシェイクを絡めた不慣れな引き、、、
「ん?なんだ??」と思いながら、得体の知れない魚にワクワクが頂点に達した瞬間、ユラ〜と茶色の平べったい魚が見え、、、、、
タモで掬ってもらった時は「マゴチか〜」と思っていたが、良く見ると瀬戸内海で良く釣れる“イネゴチ”と判断。
しかし、3秒後に「あー違うーー!ワニゴチじゃー!!」と、前日のホウキハタを彷彿とさせる大興奮状態に!!!
超最大クラスの長さ(70)に、超重量の正真正銘“ワニゴチ”GET^^v レンタルボート屋さんも「見たことないです、、、」と言ってたのがとても印象的だった、、、、、、
そこから、ロックフィッシュ用タックルが無いので、バーチカルの「笠岡スタイル」メインで展開し、定点カメラで手探りで撮影を遂行。
なので、画像が非常に少ないが、前日までとはいかないが、釣果の方は良い感じで釣れていた。
前日に落としたタックルが、奇跡的に、、、
そんな中、ランガンで各所を周り、上げの残り潮を狙って、昨日タックルを落としたポイントへ。
別に意識はしてなかったが、そのポイント付近にボートが差し掛かった時「あれ?棒が浮いてる、、、?!」と思い、よーく直視すると、、、
「あーー!オレのタックル浮いとる!!!」と、今回、三度の絶叫が館山湾に響き渡るw
4,50m先に他船がいて、オレたちの絶叫にザワザワしている模様ww その他船に気付かれることなく、奇跡的な極み、良く回収できたもんだと2人で大騒ぎ^^v
この時はスマホで動画を撮っていたので、編集が叶えば、回収の様子をYouTubeで観れると思う。
その後、水没タックルを水で洗い、鞭を打って“ロックフィッシュゲーム”に移行。しかし、下げの激流により苦戦を強いられるも、ピンポイントで魚の付き場を見つけ、良型アカハタを撮影で収めることができた。ただ、この時もスローモーションで使えないと思う、、、
そんな感じで、奇跡的な回収劇を終え「オレの仕事終わった」と力が抜け、昼過ぎに帰港することに。
今回の遠征では、ちょっと考えられない事象のオンパレードで、その都度、柔軟に調整でき、めっちゃ有意義な関東遠征だった。
落としたタックルも、田中の元に帰ってきたかったのだろう、いつも愛情込めて使っている甲斐があった。「愛情あるなら落とすな」というツッコミは無しで^^v
3日間ガッツリ一緒だったHさん、ありがとうございました〜!また次の案件が浮上しているので、また近いうちにお会いしましょうw
今回の動画
定点カメラでの撮影で、しかも、設定不良でスローモーション動画に、、、時折、iPhoneでも撮影しているので、何とか繋いで動画になるかも、、、、、今しばらくお待ちください。
今回のポイント
②バーチカルでは根掛かりしないよう“掛け下がり”をベイトタックルで展開
③5m前後のシャローの巻きで、中・大型アカハタにアプローチ
今回のゲストたち
外洋の雰囲気漂う「館山湾」で、なんと13目釣り上げることに成功!しかも、敬遠されるエサ取りっぽい魚は非常に少なく、冷凍エビやワームで良い魚の目白押し!!レアなホウキハタ、超ランカーのワニゴチ、40㎝級のアカハタと文句なしの実績!!!
この時のタックルデーター
★【ロッド】
①バーチカル「リアクション一つテンヤ」
「VRKB-LV1」
②ボートロックフィッシュ
「VR-X 85B LV2」
★【リール/メインライン/リーダー】
①小型両軸リール
PE0.6号200m/フロロ2.5号1.5m
②小型両軸リール
PE1.5号200m/フロロ6号1.5m
★【リグ/仕掛け】
①「超三笠」8~10号
クレイジーレッド、Bグリーンゴールド、ブラックダイヤモンドG
②「裏三笠」(II型遊動)8~10号
グリキン、マダコ
★【オフセットフック】
②3/0太軸
★【冷凍エビ/ワーム】
①厳選「活冷凍エビ」
②約4インチのシャッド系※すぐに壊れないワームが良い
タックルは、全てにおいて穴のない布陣だったので、不安要素なく完璧な展開をやり抜くことができた^^
最後に
東京湾内「館山湾」で、バーチカルリアクション・一つテンヤ「笠岡スタイル」と、V.I.SOUL的ロックフィッシュ戦略“岩礁帯上等”「裏三笠」での攻略劇、どうだったでしょうか。
今回は、、、いや、今回も、我々が提唱している釣技により、、、、、やめておこうかな。
まだまだ関東エリアでは、熱狂的なヒトツテンヤーさんは皆無かもしれないが、機会があればご挑戦ください^^v(「ヒトツテンヤー」とは一つテンヤをこよなく愛する釣り人を表現した造語)
マジでヤベーよ!!!
いつも最後までお読みいただきありがとうございます〜^^
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