「再現性高く高確率で大鯛を釣り上げる一つテンヤ釣法」in茨城県鹿島灘

船一つテンヤ

V.I.SOULを創業する礎のひとつとなった、アメブロ「釣り魂

そのブログをキッカケに、伝説?のファイル「禁断の一つテンヤ」を手にされた千葉県在住の萩野さんというお方がいる。

関東の色んなフィールドで、実際にカサスタを実践されている、熱狂的なカサスタ第一人者のヒトツテンヤーだ^^(「笠岡スタイルとは」リアクションで魚に反応させる唯一無二の一つテンヤ釣法)

今でも局面きょくめんで、関東の一つテンヤ事情のリアルな情報をシェアしてくれる、心強いお仲間の一人。

そんな彼から「鹿島で活きエビ使ったカサスタやりません?」とお誘いがあったのが、5月GWの終わり頃、、、

まだ進行中の撮影やらあって、まぁまぁ忙しくしている中、調整をして茨城遠征が決定したのが、5月の終わり頃だった。

そこからは風予報だけをチェックする毎日で、「無理かも〜」「行けるかも〜」と一喜一憂する日々が続いた、、、、、

6月9日から12日の間で選択肢があり、ギリギリまで風の予報を見ながら10日がベストと判断し、飛行機、ホテル、レンタカーを一気に予約w が、ホテルが意外といっぱいで、探すのに一苦労ww

スポンサーリンク

 【6月9日移動日】広島→成田→茨城(鹿島)

飛行機の予約も紆余曲折あり(便が少なくw)、あーでもないこーでもないと言いながら、結局は当初から思っていた広島に決定、、、

広島空港から成田空港へ

そんな中、9日の昼前の便に合わせて、広島空港まで車で移動。

今回も山ちゃんが一緒に行くということで、2人での旅となった^^

前夜、釣り(仕事)のため23時に帰宅、0時就寝だったため、翌朝、この旅の準備が大慌てだったことは内緒、、、w

そして我ら一行(たった2人だがw)は、三笠マークそっくりな飛行機で1時間ちょっとの空の旅を満喫したのである^^

成田からレンタカーで鹿島へ

非常にスムーズな展開により、成田空港で無事レンタカーをGET。

そこから、「とりあえず海に行こう」と、鹿島付近の海をめがけて釣り人あるあるな行動をw

んが、2,3日前の大荒れのウネリが残っているのか、瀬戸内海育ちの坊っちゃま(我々w)には酷なババ荒れ模様、、、

少しだけあどちゃんで釣りしようと思い海に来たのは良いが、とんでもない状況により「明日無理ゲーじゃね〜^^;」とうなだれながらホテルへ、、、、、

しかし、この海域は遠浅なので波打ち際がこうなると、後で知った。でも、オレたちと関東の人たちの感覚は違いすぎるかとも、、、w

鹿島灘「カサスタチャレンジ」!6月10日

さて、本番を迎えた6月10日。

まぁまぁ近くのホテルを抑えていたが、出船が5時。それに合わせて4時にロビー集合。なので3時起床、、、ホテルが近くじゃなかったらと思うと、ゾッとした、、、、、

第十五「幸栄丸」にて5時出船

数年前、千葉の飯岡から出船した時も規模感に驚いたが、それを凌駕する熱気、港の大きさ、船の大きさ、場の雰囲気に飲まれそうな中、、、w

鹿島旧港に拠点を置く幸栄丸にて、活きエビを使った“鹿島灘ノッコミ大鯛”を狙っていざ出陣!

この海域に慣れてるアングラーだと「これくらい凪ですよ〜」と鼻で笑うかもしれないが、ウネリが1.5m(たぶん最大時2m)はあったので「まともに釣りできるかな〜」とビビっていたのはここだけの話、、、w 「まとも」とは繊細な釣りという意味合い。

が、今回はなぜか不安よりワクワクの方が大きかったので、久しぶりに会った萩野さんとそのお友達(ラーメン屋チェーン店社長)と、話で盛り上がりながら現場へ^^

「鹿島灘産」質の良い活きエビ

現着後、中乗りさんが活きエビを配ってくれ、質の良さに「おっこれ行けるな!」と手応えを!

全国的にみても活きエビは貴重な代物なので、瀬戸内海以外で使えるなんて贅沢すぎるなと^^v

大きさは大中小と多少バラツキがあり、殻の硬さも個性があるが、基本1匹のみ使用するルール。

少なくなったら、中乗りさんに言えば持ってきてくれるシステム!(中乗りさんとは、船長とは別に釣り客のお世話をするサポート係)

【午前便】上潮絶好調スタート!

到着後ほどなくして、船長から「水深28m」とアナウンスがあり、ドテラで船を流す。終始このくらいの水深だった。

オレたちは右舷オモテ(ミヨシ)だったので、風と潮の関係でテンヤが手前に寄るシチュエーション。

「超三笠テンヤ」&「VRKS-LV1」

事前に萩野さんから現場のイメージを聞いていたので、チョイスしたテンヤは超三笠8号。

ロッドはフラッグシップモデルVRKS-LV1、ショア・オフショア兼用のキャスティング専用機で、レングスが2.58mと船釣りではちょっと長いと思われるかもしれない。

が、全くそんなことはなく、キャストしてからテンヤをシャクリ、ある程度アタリがあってからフッキングに至るまで、絶妙なレングス(必要不可欠な長さ)に設計されている。

特に、船が巨大でデッキ高があり、カバチが高い今回のようなシチューションでは、その長さが最大のメリットとなる。

キャスティング「笠岡スタイル」発動!

そんな中、アンダーキャストで30mくらいテンヤをキャストして、ボトムを取る。(着底までのカウント30くらい)なぜか分からないが、一発目のキャスト前にラインがトップガイドから4個くらい通ってなく、遅れをとったことは内緒、、、w

潮の流れ、ウネリと波、風の影響を受けながらも着底感は問題ない。どこでやっても同じ、鹿島灘でも普段通りカサスタが展開できる状況にホッと一安心^^

魚を釣ることだけに囚われると、邪念で體(からだ)と思考がチグハグになるので、そこを重点的に意識しながら。

周りがポロポロ魚を上げている事に集中を削がれることなく、自分の中だけで「チョンチョン(2回シャクリ)ス〜(テンションフォール)」を繰り返す。

すると、「コツ、コツコツコツ、コココッ」と、ハナダイがイージーに口を使ってくれ、派手な引きで緊張していた気持ちも解れだす。

そして、ハナダイのそれとは違う引きで、この日初となる鹿島灘の真鯛GET^^

ハナダイメインで入れ食い状態!

ハナダイこそ写真に収めてないが、キャストしてボトムを取り「チョンチョンス〜チョンチョンス〜」でまさに入れ食い!!

テンヤカラーがCOゴールドだったので、型狙いでBレッドに変更しハナダイ外しを試みるも、ハナダイの猛攻は続く、、、

ある人から「なんでそんなに釣れるんですか?」「どうやって釣るんですか??」と不思議に思われてたけど「やってる事を見て真似してください」とアドバイス^^

ハナダイと真鯛の釣り分け方はないのか?と思いながらも、時折、良型な真鯛も!

ハナダイの軽いヘッドシェイクとは違い、トルクフルなヘッドシェイクなので、お互いとても分かりやすい^^ しかも真鯛は、瀬戸内海のそれとは違い、肉厚で丸々と太ったコンディション良好な個体ばかり!

明確なバイトで5.6キロの大鯛!

アタリが途絶えることなく、2時間ほどで準備運動も済み、体が温もりこの海域のリズムにも慣れてきた。いつもなら洗礼を受けて四苦八苦するのがセオリーなので、ちょっと怖い、、、w

さらに大物を狙うべく、カラーをグリーンにチェンジし、「チョンチョンス〜チョンチョンス〜」を繰り返す。そしてテンヤが船下まで寄ってきたら、すぐに巻き取ってキャストをリズミカルに繰り返す!

以前は機械的な釣りで、魚を獲る(数)ことしか考えてなかったが、ここ数年は落ち着いてきたのか、、、数を追い求めた釣りはいくら釣っても満足感がなく、最初は良いが直ぐ飽きる^^;

が、この日はその封印を解き、大鯛にリーチする可能性を上げるべく、最大回転数で魚を抜きに抜いた!

そして遂に、今までにない「コツ」と明確なバイトがティップと右手に伝わってきた!!

掛けた瞬間の重量感、フッキング後の嫌がる魚のヘッドシェイク「これはデカい!」とドラグを緩め臨戦態勢に!!

一回のヘッドシェイクの「グゥン!」という幅、猪突猛進の言葉が相応しい「ジーーーッ」とけたたましく鳴り響くドラグ音!!!

全てが暴力的な躍動感で“鹿島灘のノッコミ大鯛”の桁違いの戦闘能力を感じつつ、今まで経験したことのない引きに耐える、、、

「真鯛ってこんなひ引いたっけ?、、、」

瀬戸内海と同じドラグ設定で真鯛と対峙するも、魚が強すぎて一向に上がる気配がない、、、たった水深30mほどなのに「なんじゃこの引きは!」と、今までの真鯛の概念が覆る、、、、、

そして遂に、真鯛が走って体力を消耗した時を見計らい、ドラグを少し絞めて獲りにかかる。

そこからも何度もせめぎ合いを続けながら、やっとネットイン成功!!

いろんな海域に挑み、デカい真鯛を何度も見てきたけど、驚愕のコンディションに言葉が出なかった、、、

体高、厚み、色艶、長さに比例しない超弩級のビッグママ真鯛を獲ったことで、田中の中で何かが弾けた瞬間でもあった。

正直、瀬戸内海の真鯛相手ではいつも余力を残していたVRKS-LV1の真価が、ここにきて発揮されるという事実。

リリースされてから約4年経っても、一向に色褪せることなく最高峰のゲーム展開ができるポテンシャルは、安心の一言。

もっとデカい真鯛はいくらでもいるけど、記念すべき5.6キロの大鯛なので超嬉しい〜^^v

タライの中が魚で一杯に、、、

今回、飛行機で来たからもちろんクーラーは持ってきてない。最初の方、魚をバンバンリリースしていたが、中乗りさんが「魚ちょうだい」というので、タライに溜めていたが、、、

溜まりすぎなので一旦引き上げてもらうも、みるみるうちに魚だらけに、、、、、山ちゃんの魚も少し入っている。

「釣れてないお客さんにあげる」との事だったので、この時だけ対応させていただいた^^

どの魚も規格外の分厚さ!!

山ちゃんが釣ったホウボウ、マゴチ、写真にないショウサイフグ(ブリッブリ)、どれをとっても肉厚で美味しそうな個体ばかり!

次回は食べれるようにしなければと、心に誓ったのである^^v

3.4キロの良型?大型??真鯛追加!

時間的にめっちゃ長く釣った感満載だった、午前10時前。

いつもになくリズムに乗れない山ちゃんに「ジーーーッ!」と怒涛の突っ込みからのヘッドシェイク!

引きから想像するとかなりのサイズかもと期待した真鯛は、これまたナイスプロポーションの3.4キロ!!

三笠テンヤ(鉛バージョン)8号CRゴールドを使用していたが、ウネリと潮の流れで若干糸フケをコントロールしにくい感じだった、、、

この辺が、海のリズムと自分のリズムがリンクするかしないかで、明暗をわけることになる、、、、、

まさかの同時ヒット!7.1キロの大鯛降臨!!

その20分後、遂にその時がきた、、、

田中と萩野さんがほぼ同時、鹿島灘大鯛特有のハッキリしたアタリ「コツ」でフルフッキング!

先に釣った5.6キロの真鯛の引きとは比べ物にならない突っ込にみより、耐え凌ぐことしかできない、、、

すぐ横では、萩野さんが同等のサイズの真鯛と格闘しているので、船長が「2人で同じ魚掛けた?」と錯覚するほどw

船から70㎝の真鯛とやりとりしても、いつもなら比較的簡単に上げることができるが、この海の真鯛はまさに規格外、、、ww

そんなに緩々のドラグじゃないのに、出される方が多いので人間の方が痺れを切らす状況、、、、、

なんとか1/3ほど上げてきたタイミングで、まだ余力があるドラグを少し絞め上げにかかるも、それが裏目に出たのかフックオフ^^;

「萩野さん獲ってよ〜!!!」と横でエールを送っている中、無事ランディング成功!!

こんな真鯛見たことないというくらい、厚みと幅が化け物クラスの7.1キロ、、、

孫針が絶対に外れない唇の真ん中に掛かっていたのが勝因だったなと^^v 安定のランカーキラー、ブラックダイヤモンドG!!! そしてもちろんVRKS-LV1!!!!

田中は萩野さんと逆で、運悪く孫針が飲まれていたことによる、ラインブレイク。ドラグを絞めたことが仇となったかなと。

ファイト中、2人で7キロクラスの大鯛を持っての記念撮影が脳裏をよぎっていた事を、海の女神様に見透かされていたのだろう、、、

その後も終了時間の11時半まで、力を抜きつつ鹿島灘を満喫。おかげさまで真鯛、ハナダイのトップをいただき割引券をGETしたことは、ここだけの話w

日本を代表するサッカーのクラブチーム、アントラーズのスタジアムを横目に、初の鹿島灘の午前便が幕をおろした。

午後便は、また別の記事で紹介するので、ぜひ読んでね^^v

「鹿島灘」ノッコミ大鯛攻略のポイント

①キャスティング「カサスタ」で広範囲をリズムよく攻めるべし
②潮流、ウネリにより糸フケコントロールが難しく「超三笠テンヤ」有利
③リズム良く「チョンチョンス〜」を繰り返し魚にスイッチを入れる
あくまでもこの時の状況に合わせた攻略法なので、いつも通用するとは限らない。なので、その時の状況を把握して、バーチカルで攻めるか、鉛のテンヤを使うかベストな選択をしてね^^

今回のゲストたち

真鯛だけではなく多彩なゲストが目白押し!どの魚もコンディション最高!!

硬骨魚網:スズキ目:タイ科:チダイ属「チダイ」(血鯛)※ブログ内はハナダイ
硬骨魚網:スズキ目:タイ科:マダイ属「マダイ」(真鯛)
硬骨魚網:フグ目:フグ科:トラフグ属「ショウサイフグ」(潮際河豚)
硬骨魚網:スズキ目:コチ科:コチ属「マゴチ」(真鯒)
硬骨魚網:スズキ目:ホウボウ科:ホウボウ属「ホウボウ」(魴鮄)
硬骨魚網:スズキ目:アジ科:ブリ属「イナダ」(鰤の幼魚)

この時のタックルデーター

★【ロッド】
VRKS-LV1
★【リール】
3000番
★【メインライン/リーダー】
PE0.6号200m/フロロ2.5号2m
★【テンヤ】
超三笠テンヤ」8号
COゴールド、ブライトグリーンゴールド
クレイジーレッド、ブラックダイヤモンドG
先述した通り、超三笠テンヤとフラッグシップモデルVRKS-LV1がべストマッチすぎ!上げのウネリはシャクリが重たくテンヤが動きにくいため、操作性良いタングステンのテンヤをしっかり操作できるロッドがGOOD!下げのウネリでは自ずとティップが下がってフケが出過ぎ、フォールが分かり難いのでタングステン有利だった。

最後に

カサスタによる“鹿島灘ノッコミ大鯛”初チャレンジ(午前便)いかがだったでしょう。

以前より、萩野さんが好結果を出されていたこと、それを県外の我々が再現できた事、そして記憶に残る真鯛が獲れた事、、、

偶然ではなく、必然だったなと、、、、、

まぁ、タイミングが良かったといえばそれまでだが、いつもの結果が鹿島灘でも再現できなので、かなり優位性があると思った。

関東屈指の一つテンヤフィールドである鹿島灘、次はあなたの番です!熱狂的な「ヒトツテンヤー」となって、このワクワクの釣りを盛り上げていきましょう!!(「ヒトツテンヤー」とは、こよなく一つテンヤを愛する釣り人を表現した造語)

合言葉はカサスタやろうぜ!」

いつも最後までお読みいただきありがとうございます〜^^

コメント

タイトルとURLをコピーしました