【鹿島灘 午前便】固定テンヤの強み!広範囲リアクションで大鯛を狙う安定感

一つテンヤ

今回は、春の鹿島灘で挑んだ午前便釣行の記録です。

固定テンヤならではの「ルアーとエサの融合」によるリアクション効果を活かし、広範囲を効率よく探ることで、春のノッコミ大鯛を狙いました。

関東で主流の遊動テンヤとは違い、シャクリと同調する一体化した動きが魚のスイッチを入れるメカニズムです。

その再現性と安定感を実感いただける内容になっていますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

午後便の展開はこちらの記事をご覧ください

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鹿島遠征が決まるまで

V.I.SOULを創業する礎のひとつとなった、アメブロ「釣り魂」。

その頃からのお付き合いで、「禁断の一つテンヤ」ファイルを手にされた釣り仲間のHさんがいる。

Hさんは関東各地でカサスタを実践し、一つテンヤ事情のリアルを共有してくれる強い存在。

その彼から「鹿島で活きエビを使ったカサスタをやりませんか?」と誘いを受けたのが5月の終わりだった。

多忙なスケジュールを調整し、遠征が決定。そこからは風予報に一喜一憂しつつ、最終的に6月10日を選び、飛行機・ホテル・レンタカーを一気に予約した。

 【6月9日移動日】広島→成田→茨城(鹿島)

前夜の仕事で準備が遅れ、慌ただしい出発となったが、広島空港から成田へ。仲間と2人での遠征旅だ^^

レンタカーを借りて鹿島へ直行。

到着後に海をのぞくと、数日前の大荒れが残っており波はババ荒れ模様、、、

「明日大丈夫かな?」と不安になりつつも、ホテルに入り翌日の釣行に備えた。

鹿島灘「カサスタチャレンジ」!6月10日

いよいよ本番の6月10日。早朝3時起床、4時にロビー集合。

鹿島旧港から「幸栄丸」に乗り込み、活きエビを使ったノッコミ大鯛狙いへ出船!

鹿島灘の活きエビ

中乗りさんが配ってくれた活きエビは抜群のコンディション。全国的にも貴重なエサを関東で使えるなんて、夢にも思わなかった。

鹿島灘の活きエビ

【午前便】上潮絶好調スタート!

到着後ほどなくして、船長から「水深28m」とアナウンスがあり、ドテラで船を流す。終始このくらいの水深。

我々は右舷オモテ(ミヨシ)だったので、風と潮の関係でテンヤが手前に寄るシチュエーション。

なので、午前便はリズムの早い展開で攻略する必要があった。

「超三笠テンヤ」&「VRKS-LV1」

チョイスしたのは超三笠テンヤ8号と、ロッドはフラッグシップロッドVRKS-LV1

巨大船での高いデッキからも扱いやすいレングス。操作性が良く、固定テンヤの一体化した動きが安定して発揮でる。

キャスティング「笠岡スタイル」発動!

アンダーキャストで30m先にキャストし、リズミカルに「チョンチョンス~」を繰り返す。

固定テンヤだからこそ、ルアー的な動きとエサの存在感が一体化し、リアクション効果が発動する。

すると、「コツ、コツコツコツ、コココッ」と、ハナダイがイージーに口を使ってくれ、派手な引きで緊張していた気持ちも解れだす。

そんな中、ハナダイとは違う引きで、初となる鹿島灘の真鯛を捕獲^^

5.6キロの大鯛キャッチ!

依然、ハナダイの猛攻は続いている。

そして、さらに大物を狙うべく、カラーをグリーンにチェンジ。

そして遂に、「コツ」と明確なバイトがティップと右手に伝わってきたので、すぐにフッキング!

「ジーーーッグゥン!」という暴力的な引きに耐え抜き、5.6kgの大鯛を仕留めた。

タライの中が魚で一杯に、、、

2人分の魚が入っているが、種類が豊富で鹿島灘の海の豊かさが実感できる。

どの魚も規格外の分厚さ!!

山ちゃんが釣ったホウボウ、マゴチ、写真にないショウサイフグ(ブリッブリ)、どれをとっても肉厚で美味しそうな個体ばかり!

次回は食べれるようにしなければと、心に誓ったのである^^v

3.4キロの良型真鯛追加!

時間的にめっちゃ長く釣った感満載だったが、まだ午前10時前。

ロッドのレングスが少し短く苦戦していた仲間から「ジーーーッ!」とけたたましく鳴り響くドラグ音が!

引きから想像するとかなりのサイズかもと期待した真鯛は、良いサイズの3.4キロ!!

三笠テンヤ(鉛バージョン)8号CRゴールドを使用していたが、ウネリと潮の流れで若干糸フケが制御しにくい感じだった。

まさかの同時ヒット!7.1キロの大鯛

その20分後、リアクションのシャクリとTフォールで「コツ」と大鯛特有のアタリが2人同時に訪れた。

先に釣った5.6キロの真鯛の引きとは比べ物にならない突っ込にみより、耐え凌ぐことしかできない、、、

なんとか1/3ほど上げてきたタイミングで、まだ余力があるドラグを少し絞め上げにかかるも、それが裏目に出たのかフックオフ^^;

「Hさん獲ってよ〜」と横でエールを送っている中、無事ランディング成功!!

こんな真鯛見たことないというくらい、厚みと幅が化け物クラスの7.1キロ、、、

孫鈎が絶対に外れない唇の真ん中に掛かっていたのが勝因だった。 安定のランカーキラー「ブラックダイヤモンドG」好きなHさん、さすがです^^

その後も、終了の11時半まで力を抜きつつ釣り続けた。おかげさまで、真鯛、ハナダイのトップをいただき割引券をGETしたことは、ここだけの話。

「鹿島灘」ノッコミ大鯛攻略のポイント

①キャスティング「カサスタ」で広範囲をリズムよく攻める
②潮流、ウネリにより「超三笠テンヤ」が有効
③リズム良く「チョンチョンス〜」を繰り返し魚にスイッチを入れる

あくまでもこの時の状況に合わせた攻略法なので、いつも通用するとは限らない。その時の状況を把握して、バーチカルで攻めるか、鉛のテンヤを使うかベストな選択をしましょう。

固定テンヤは鈎とヘッドが一体化しているため、シャクリの動きとエサが同調し、ルアーとエサの融合によるリアクションを生み出すことができます。一方、関東で主流の遊動テンヤは「エサ寄り」のスローな見せ方が中心。今回のような状況では、固定テンヤの再現性と安定感が際立っていました。

この時のタックルデーター

★【ロッド】
VRKS-LV1
★【リール】
3000番XG
★【メインライン/リーダー】
PE0.6号200m/フロロ2.5号1.5m
★【テンヤ】
超三笠テンヤ」8号
COゴールド、Bグリーンゴールド
クレイジーレッド、ブラックダイヤモンドG

最後に

カサスタによる“鹿島灘ノッコミ大鯛”午前便チャレンジ、楽しんでいただけたでしょうか。

今回の発見は、「場所が変わっても、固定テンヤによるリアクション一つテンヤの軸は揺るがない」ということ。まさに再現性と安定感を確信した瞬間でした。

午後便ではさらにシビアな状況での展開となりますが、午前便で得た感触をベースに構えることで、また違う発見があるはずです。ぜひ引き続きご期待ください。

関東屈指の一つテンヤフィールド「鹿島灘」で、あなたもぜひ体感してみてください。

午後便の様子はこちらから 👉午後便の記事を読む

いつも最後までお読みいただき、ありがとうございます^^

 

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