これまでバカのひとつ覚えのように、リクション・一つテンヤの可能性を広げてきた。
まだまだだけど、いろんなフィールドを体験し、「笠岡スタイル」の有効性を検証・実証してきた。(「笠岡スタイルとは」リアクションで魚に反応させる唯一無二の一つテンヤ釣法)
それに比例して、良くある“ネタ”のためではなく、必要性のためだけにアイテムも進化させてきた。
気付いたら、V.I.SOULが創設されて5年目を迎えていて、全局面を戦えるだけのアイテム群が揃っていた、、、このタイミングで瀬戸内海ではない太平洋での撮影は、何かしら意味があるような気がする。
その撮影の様子を、3回にわたって時系列な記事として紹介するので、興味がある人は読み進めてください^^
大物が潜む高知県は「沖の島」周辺へ
前日、いっごそで「マグロ」を堪能し、みんな仮眠室でゆっくりとご就寝、、、w 仮眠室の紹介は動画に収まっているので、ぜひ観てねw
マグロを堪能した時の様子は、以下からチェック。
そんな中で迎えた10月3日、仮眠室から5分ほどの港へ5時に集合。
この日、奇跡的に海峡が穏やかで、終始、凪の予報!実は、今回の撮影は7月から調整していたが、風の影響でことごとく延期になっていた、、、
なので、メンバー全員(オレ、TG部長、山ちゃん、セオさん、サトウくん)と、人気者?のカメラマンの計6名で、うっぷん晴らすべく撮影に挑んだ!?
お世話になった遊漁船は、高知県宿毛市片島港から出船している「純丸」。
5時過ぎに出船し沖へ
いつもながら、グダグダのオープニングから入り、 胸が高まる沖へと向かったのであ〜るw
まだ真っ暗の中、個性豊かなメンバーを乗せた船は、1時間弱かけて「沖の島」周辺のマハタポイントへ向かった。
今回の撮影は、釣れるポイントが多すぎたため、出船してからもプランが決まらないというワクワクの展開だったw
開始すぐに大物ヒット!
1ヶ所目からいきなり水深120m前後と、ぶっ飛んだ水深からのスタート!おそらく、一般的な一つテンヤしかしたことない人は、「ホンゲ?!」って感じだろうw
オモテから、TG部長→サトウくん→セオサン→山ちゃん→オレという配置(片舷での流し釣り)。撮影時のこの配置で、オレは良い思いをしたことがないという、ある意味伝説の布陣ww
オモテのTG部長は、瀬戸内海特化型スロージグ「SUPER SUB」で、それ以外のメンバーは「パワーテンヤゲーム」を展開した。
「多彩な魚種」から思わぬ魚の連発劇!
6時過ぎ、大野船長から一発目の「はいどうぞ」のアナウンスが流れ、深い青色をした海の底に吸い込まれる仕掛け、、、
1流し目は様子見だったが、すぐに魚の反応があると期待するも、みんな沈黙が続く、、、、、
しかし、「アズマハナダイ」「キツネダイ」小型の「ハマダイ」など、沖の島ならではの魚が顔を見せ出し、徐々に魚の気配が濃厚になる。
突如ロッドがブチ曲がる!
そして、開始1時間くらい経った時、山ちゃんに異変が、、、
テンションフォールの着底から、次のシャクリで「グン」っと根がかりのような感触、からの怒涛の突っ込み!
フッキングまでの経緯はわからないが、そこから得体の知れない魚の反撃が開始!!
「パワーテンヤ」と言っても、PE1.0号なので大物との綱引きは分が悪い。ていうか、無理ゲー、、、
しかも、このクラスの魚とのファイトは、ロッドを寝かし気味でラインを使ったファイトが重要になる!
「ジーーーッジーーーーーッ!」
と序盤はドラグを出されっぱなしで、魚に翻弄されていたが、それを何度も何度も耐え凌ぎ、上がってきたのは、、、
5キロオーバーの立派な「カンパチ」だった!
開始1時間ほどで「パワーテンヤゲーム」ならではのターゲットが釣れ、個人的にはかなりの安堵感により力が抜けた、、、
そこからしばらく硬直状態が続き、興奮冷めやらぬ心身を良い意味でクールダウンをしながら、各々、淡々と釣りを展開する、、、
100gの小さなスロージグが襲撃される
そして、7時52分にTG部長に何かがヒット!
先ほどの山ちゃんのそれとはまったく別物の魚で、必死で耐えるTG部長!!
動画にバッチリ収まっているが「止まんね〜ダメだこれ〜」と、声を裏返しながらのファイトシーンはリアルそのものw(リアルだけどねww)
後ろもヒットしてたし、時間が掛かりそうだったので途中カメラが捉えてなかったが、10分近くやり取りしてたと思う、、、
この時、すぐ後ろで釣ってたサトウくんも魚を掛けていて、オマツリして冷や冷やしたが、なんとか凌いで、、、、、
ボッカーンと見事な「マハタ」が浮上!!
一同「デケーー!!!」と愕然とした瞬間だった!
たった100gのスロージグを、こんな魚が襲ってくること自体、普通に考えれば理解し難いかもしれないが、これが現実、、、
浮き袋が膨らんでいることを加味しても、とんでもないコンディションの6キロオーバーの「マハタ」の出現に、オレ完全に腹8分目となったのはここだけの話w
後で聞いたが、「SUPER SUB」で獲るべくタックルバランスを細かに設定、イメージしていたらしいので、ちょっとビックリw
TG部長のこのお手柄に、ちょっとだけ尊敬したのもここだけの話、、、、、ww
本来、この海域でジグを振り込んでるアングラーには、信じられない出来事だったみたい。
写真だけだと、絶対に釣ったことを信じてもらえない状況らしいが、やらせなしの動画に収まっているので信じてね^^
ものの3時間たらずで良い魚が怒涛のヒット
120mの水深なので、ぶっちゃけ手返しは良くない。
しかし、ヒット率や大物ヒットの可能性が高いので、この手返しの悪さが逆にメリットともとれる。
それからも、飽きない程度にアタリが楽しめ、根魚主体に「沖の島」周辺ならではのゲストがてんこ盛り!
30号のテンヤが小さく見える立派な「ウッカリカサゴ」「アヤメカサゴ」など、ドンドン魚種が増えていき、前回の20目を超える勢いが続く!!
「パワーテンヤ」でマハタ
そして、開始から3時間が経とうとした時、サトウくんに何やら良い魚っぽいのがヒット!
先のカンパチやマハタと比べればそんなに引いてないように見えたが、時折鋭いツッコミでロッドを絞るので期待しつつ、、、
上がってきたのは、期待通りの超美味しそうなマハタ^^
正直、序盤戦でここまで結果が付いてくるなんて、誰も想像してなかったが、、、
「パワーテンヤ」&「SUPER SUB」に、それだけのポテンシャルが秘められているのは、みんな確信めいた何かがあったからこそ、この流れになったのではと思う。
やはり、恐れずに新たな領域に突っ込んでいくと、今までにない結果となる典型的なパターンだなと^^
この時のタックルデーター
簡単な紹介なので、参考程度にどうぞ。
特に、「SUPER SUB」でのタックルは、ライトスロー(LSJ)と言っても過言でないバランス。このライトなバランスじゃなかったら、十中八九あのマハタは食ってきてないと思う。
「パワーテンヤゲーム」のタックルは、
「VRKB-LV2」「VR-Z 220B LV2」
★【リール】
「 オシアコンクエスト301PG」
「 オシアコンクエスト200HG」
★【メインライン/リーダー】
PE1.0号300m〜/フロロ6号
★【テンヤ】
「三笠テンヤ」30号
(COゴールド、Bレッドゴールド、ブライトグリーンゴールド)
スロー用#2~3(超塾スペシャル6f)
★【リール】
オシアコンクエスト301HG
★【メインライン/リーダー】
Fライン1.2号/リーダー6号
★【ジグ】
「SUPER SUB」
今回は、瀬戸内海特化型スロージグ「SUPER SUB」でいい魚を反応させ獲れるか?というのは、V.I.SOUL的にかなり重要なミッションであった。
「一つテンヤ行脚」の撮影がメインだったが、これが今後につながる裏メイン的なテーマ、、、
そして、針の穴を通すくらい難しい検証だったが、TG部長が綿密な計算により見事実証してくれた^^
正直、序盤戦でここまで結果が付いてくるなんて、誰も想像してなかったが、、、
先述したとおり、一般的なスローの概念ではなかなか口を使うことがないマハタ(大物)を仕留められたのは、ジグの性能は元より、その性能を生かせるタックルとの相乗効果(バランス)、これに尽きる。
TG部長の今までの経験値や、タイミングなども絡み、獲るべくして獲った魚だったなと^^
この時の「前編」動画
一つテンヤ行脚Vol.27前編 in高知県 沖の島〜足摺 パワーテンヤVS勘八 スロージグVS真羽太
最後に
さて、今回の釣果いかがだったでしょう。
常識から逸脱した「パワーテンヤゲーム」。
そして、瀬戸内海特化型スロージグ「SUPER SUB」での、「ライトスロージギング」。
今回の撮影はまさに未知数だったので、結果や撮れ高など計算できない(いつもそうだがw)要素だらけで、どうなるかと思っていた。
が、まさかの結果・撮れ高により「前編」「中編」「後編」の三部作動画となった!
しかし、この記事を書いている少し前にスマホを海に奉納してしまい、この時の写真がパーになったので、次回以降の更新はいつになるか未定、という事で、、、w
いつも最後までお読みいただきありがとうございます〜^^
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