GW真っ只中の5月3日に、島根県松江市笠浦漁港へ。
今回も、V.I.SOULコンテンツに一番登場しているTG部長主催の、日本海は隠岐諸島周辺での「パワーテンヤ」「ライトスロージギング」ツアーに行ってきた!「パワーテンヤ」メインで、合間あいまで「ライトスロージギング」を展開するイメージで。
時化魔神の異名をとるTG部長なので、十中八九、大時化で中止と思っていたが、凪魔神の田中の効力が優ったのか、魚影濃い海域に行けるという事で、メンバー全員大興奮!!
さぁ、隠岐諸島周辺での「パワーテンヤゲーム」、一体どんな結果となったのか、ぜひ最後までお付き合いください^^
珍しく春凪により隠岐諸島に向け出発!
現地へ6時集合とのことで、自宅を深夜2時半に出発。訳あって道中一人旅となったが、GW中とあって序盤の山陽自動車道は平日の昼間より車が多い状況w
まぁかなり余裕な工程だったので、一回トイレ休憩したけど予定通りに現着。少しだけ仮眠して準備をし、元氣いっぱいのメンバーと合流ww
今回お世話になった遊漁船は、2022年10月に近海で「パワーテンヤ」と「ライトスロージギング」をした「岡野屋明丸」。
その時の様子は以下からご覧ください。
さて、朝イチは若干ウネリが残ったものの、晴天無風の中、隠岐に向け北上。
1時間ほどで第一ポイントに到着し、ここ最近ない期待値に胸が躍る^^
パワーテンヤのエサは3種類用意
水深が70mほどだったのでディープとは言えないものの、もちろん「超三笠テンヤ」MAX!チョイスした一番の理由は、着底までの時間短縮による手返し重視。魚のスイッチの入り方も大は小を兼ねるのがパワーテンヤの特徴なので、これ一択。
用意したエサは、厳選「活冷凍エビ」と、子イカ(スルメイカ)、スルメイカの切り身(他メンバー)の3種類。
今までの検証で、ある程度どのエサに優位性があるか実証できていたが、この日を最終チェックとして更に信憑性を高める。
という事で、先鋒エサは冷凍エビから、、、
テンヤのカラーは、先のカケテン撮影のがあったので、とりあえずブラックを手にw
日本海“隠岐諸島”での「パワーテンヤ」炸裂!
朝一発目、どうぞ〜からのファーストコンタクトで、案の定「食った〜!」
この良型アオハタを皮切りに、船上が賑やかになり、次々と続くみんな^^
レンコ祭りになると予想された、日本海では常連のレンコダイ。小型のものはほぼ釣れず、どれもまずまずサイズで良いお土産になる。
が、そのレンコダイが意外と少なく、嬉しい誤算で根魚祭りの雰囲気が濃厚に、、、^^v
今回の主役となる一角が、近海ではめっきり数が少なくなったウッカリカサゴ!
のっけから、予想通りイカ(切り身)に軍配が上がる状況の中、田中はお構いなしに検証を続ける。
常に誰かしらの竿が曲がっている状態で、船長の見立てやこの海域のポテンシャルはもちろん、パワーテンヤとの相性の良さが結果として如実に現れる。
しかし、どちらかと言えば魚は低活性よりで、テンヤをシャクってフォールで食わせる「笠岡スタイル」の王道ではスイッチが入りきらない、、、、、
極意!テンヤを止めて食わせの間を作る!!
徐々に隠岐諸島(島前の知夫里島)との距離を詰めながら、落とせば釣れる状態が続き「もう飽きた、、、」「いつもはこんなに釣れんですよ」「今日は楽すぎです」と、各々言いたい放題w
まだ10時前というのに、トモ(船尾)の4人は腹六分くらいのイメージw
そんな中、冷凍エビと子イカを適当に使い分けながら、活性低めの魚に食わせるためテンヤを「止める」でアタリを誘発させる。
これ、田中が苦手な部類の“待ちの戦術”である。が、そうしないと魚が食い切らずアタリが出にくいので、郷に入っては郷に従えではないが、そうするしかない状況、、、
しっかり底を取り、50㎝くらいのシャクリ幅で一回、そのままテンヤを止めてアタリを待つか、フォールで着底させてから止めてアタリを待つか。
要は、テンヤを動かしアピールした後、底付近(50㎝以内)で止めてアタリを待つ、を繰り返す。すると「ガガ!ゴゴゴ!!」とアタリがあるので、若干食わせ気味にアワセてやるとフッキングが決まり「グングンゴンゴン」となる!
速アワセすると掛からないので、鈍臭いくらいがちょうど良い^^;
オニカサゴ(小鬼)や、風格ある子ゴジラサイズのウッカリカサゴなど、テンヤを落としてルーティン通りすれば釣れるモードがエグい、、、
「パワーテンヤ」の合間にライトスロージギング
ちょこちょこポイントを周るも、どこに行っても釣れるモードが継続する、、、、、
ということで、短時間でパワーテンヤを堪能しすぎ「飽きちゃった」発言からのライトスロージギングに移行したTG部長w
「SUPER SUB」150gのグリキン(日本海実績カラー)を「上げて〜下げる〜」と繰り返し、レンコ、ウッカリ、アマダイと連発!
サイズもテンヤよりジグの方が良く「ジグ楽しい!ジグの方が釣れますよ!!」と、お調子者に拍車がかかるw
途中、おそらく潮の加減だと思うが、パワーテンヤが一息つくタイミングで、ライトスロージギングが火を吹いた。
これ、いつも通り外海の常勝パターンで、両軸を使いこなせるとロスが少なく釣れるので強い^^
もちろん、ジグが強い時間が続くことはなく、再度、パワーテンヤのフェーズに移行。
テンヤを動かし底付近で止めて待っていると、ティップが「ガツガツガツ」と暴れだす。
オモテのTさんが、このパターンで2本の赤甘鯛を釣り上げたが、いちばん大きい赤甘鯛の写真を失念、、、カラーはクレイジーレッドにかなり軍配あり!
酒蒸しや干物で食べると美味しいアヤメちゃんも適度に釣れ、みんなのクーラーはいろんな食材のオンパレードに^^
結局、スルメイカの切り身が最適解!!
さて、ここ数年パワーテンヤでさまざまなエサを使用し、検証を重ねてきた。
そして今回で、外海でのパワーテンヤに使用する最適解のエサは「これだ!」という事に着地。
特に、ここ日本海では無類の強さがある“スルメイカ”。地元から活きエビを持っていっても、このエサの優位性には敵わなかった。
親針に胴体の切り身を縫い刺し、ワムズレンLLに変えてしっかりと固定。孫針にはゲソを付ける。強者は孫針を2本仕様にして、2本ともにゲソを付けるw
エサ持ちは申し分なく、スルメイカの旨味も合わさりアタリ方も強烈、アワセをしくじっても3回、4回とチャンスが持続する。
運が良ければ、一匹釣ってもそのままの状態なので、すぐに投入できるという、、、
100%絶対このエサとは言えないが、総合的に文句なしの“最強エサ”である^^v
ウッカリカサゴが無双状態で終了、、、
午前10時をすぎ「まだ3時間以上あるな、、、」と、トモの4人は苦笑いしながら「どうすれば釣れないか?」と狂った思考の中、どうやっても釣れる天国から逸脱できずww
「こんなにウッカリ釣れませんよ!」というくらい、正午過ぎまでウッカリ祭りが続くという、、、
パワーテンヤ恐るべし、、、、、
「SUPER SUB」だけで釣っても、そこそこの荷になってたと思うが、「パワーテンヤ」で早めにお土産を確保し、余裕を持って「ライトスロージギング」で遊ぶ流れが理にかなっているなと。
資源保護の観点からも、「パワーテンヤ」だけでは魚を抜きすぎるので両軸でコントロールするのがベストかなと。
終始凪の中、正午過ぎに隠岐を後にし「残りの時間は釣れない近海で遊びましょう」という事で、この日の田中の仕事は終了となった^^
今回のポイント
かなり抑え気味に釣っても、けっこうな釣果になってしまったが、魚の活性が低かったのは事実。
※早アワセすると掛からないのである程度食い込ませてフッキング
②圧倒的に“スルメイカの切り身”に優位性があった!
※釣行前に胴体とゲソを用途にわせて切り冷凍保存する
※サブエサに厳選「活冷凍エビ」でメインで“スルメイカの切り身”がおすすめ
今回のゲストたち
ただ魚をボコボコ釣るだけではなく、低活性時の対処方法、最適となるエサのチョイスと付け方。そして、テンヤカラーにより魚からの反応の違い。
まぁいつもやってる事ではあるが、より揺るぎない境地にたどり着け、それを自信を持ってユーザーさんに共有できる喜び。
勉強熱心なお仲間と情報のやりとりがあって、この領域に達することができたので、非常にありがたいな〜と思う^^v
日本全域で楽しめる「パワーテンヤ」を、みなさんで楽しんでいただけると幸いです!
いつも最後までお読みいただきありがとうございます〜^^
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