【休日のつもりが一変】瀬戸内海ライトスロージギングで根魚、真鯛、青物を完全攻略

ライトスロージギング

今回の記事は、瀬戸内海特化型スロージグ「SUPER SUBがリリースされて約2ヶ月が過ぎた、2022年4月10日の釣行記です。

思いのほか、根魚や青物がSUPER SUBの戦略的な『上げて〜下げる〜』という誘いに反応し、没頭モードに突入した。

まだまだ瀬戸内海では難しすぎるとされる、ライトスロージギングの可能性と、ターゲット別の攻略法を時系列に沿ってご紹介します。

記事の途中では、みんなで食べた極上船上飯のネタも挟みますが、どうぞゆる氣でお付き合いください。

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休日釣行の極み、ピクニック氣分で出船

日曜日は百姓仕事があるため、ほぼ予定を入れない。しかし、いつもの人から「一人減ったので来てください!」とオファーをいただき、広島県竹原市明神へと向かった。

ここ最近、仕事で追い込んだ釣りが多かったので、この日ばかりはのんびり休日氣分で参加する目論見だった。

という事で、今回お世話になった第八中吉丸へ、中吉カフェを堪能しようと食料をたくさん持参したw

出船してすぐ、スマホを車に忘れたことに氣付いたが、「仕事はしないからまあいいか」とそのまま出発。遊びモードの極みである。

思いがけない釣行の始まりと船上カフェ

そんな中、当日の天氣は良好で、ワイワイ談笑しながら現場にむかい、7時過ぎに現着した。

オレは迷わず持参したコーヒーセットを取り出し(スマホないので写真なし)モーニングコーヒをいただきながら、ボケーと景色を見ながらみんなの釣りを見て過ごした。もうおじいちゃんの領域である。

一応、ライトスローの準備はしてきていたが、このまま終わりまで船上カフェ氣分を味わうつもりだった。

LSJが証明したポテンシャルと良型アコウの連発

この日、メンバーは8人だったが、みんな思うがままに好きなジグを振り楽しんでいる。

SUPER SUBを氣に入って振ってくれたのが、TG部長とユッピで、早々に良いサイズのアコウを捕獲成功!

休日の瀬戸内海ライトスロージギングで釣った良型のアコウ、SUPER SUB100gグリキン

休日の瀬戸内海ライトスロージギングで釣った良型アコウのブツ持ち、SUPER SUB100gグリキン

開発当初から感じているのは、サブでアコウを狙うと良いサイズ以上が多いという事。

理由はいろいろあるが、キッカーフィッシュが好む特有の動き(波動)がサブにはある。特徴的な形状から生まれる、四つのアクションが大きな要因だ。

数釣り&小物釣りに飽きている希少なアングラーさんには、とてもオススメです。

動画の再来!大鯛のヒットチャンス!!

さて、みんなが釣りを楽しんでいるのを横目に、船長や近くの人と話をしたり、完全脱力モードのオレ。

しかしそれが一変、次の場所に移動中の船長から「ベイト発見ー!」とアナウンスが入り、オレの中で何かのスイッチが静かに入った。

それでも人ごとのように休日船上カフェを堪能中、「真鯛ヒットー!」と船の上が一氣に賑やかになり、「カチッ」と完全にスイッチが入った!

3月の撮影で大鯛を水面でバラしたのが悔しかったので、「大鯛を獲る!」チャンス到来とばかりにSUPER SUBを投入した!!

底から5ジャークは誘い、からの喰わせ

水深が70mほどだったが、何となくの感覚でサブの150gブラックレッドをチョイス。この何となくの時は、総じて結果に繋がる。

着底後すぐに、ワンピッチで「シュンシュンシュン」と軽い入力で、5回ほど軽快に上げる捨てジャークを入れる。

そこからハーフピッチで「シューンシューン」と喰わせの間を作り、「上げて〜下げる〜」を繰り返していると「ゴン!!」と、強烈なアタリがあった!※入力は強すぎないように注意

動画でバラしたサイズの大鯛を再びGET!

フックオンと同時に「グンッグングン」と真鯛特有の引きを感じ、動画の時の興奮が蘇った。

それと同時にフックオフの記憶も蘇り、ポンピングを使わずラインテンションを一定に保ちつつ、慎重に距離を詰めた。

ノッコミ絡みの元氣な真鯛は、最後のさいごまで諦めることなくロッドを絞り込み、手に汗握る攻防が続き、、、

瀬戸内海のライトスロージギングで、価値ある一枚を手にすることができた!

休日の瀬戸内海ライトスロージギングで釣った大鯛のブツ持ち、SUPER SUB150gブラックレッド

休日の瀬戸内海ライトスロージギングで釣った大鯛、SUPER SUB150gブラックレッド

「サワラじゃー!」の言葉でスイッチオン

「今日は休日!」と豪語したのも束の間で、予定外の展開により大鯛を捕獲。そして、また船上カフェへと戻ったオレだったが、、、

今度は「サワラじゃー!サワラヒットー!!」と、またもやお祭りモード発動により、再度スイッチがオンになった。ここまでくると、重篤な病氣の一種である。

水深も先ほどと同じくらいで、底付近でヒットしているらしく慎重なジャークを意識して誘った。

サワラと思いきや、ヤズが2連でヒットする

サブを飛ばしすぎるとサワラカッターでやられるので、抑え気味に「シューンシューン」とハーフピッチで少しテンポが速めの「上げと下げ」で演出する。

案の定、「あー切られたー!!」と、TG部長がサブをサワラカッターでロスト、、、

そして田中にも「ガガガッ」とサワラがアタックしてくるも、ジグに歯形だけ残しノーヒットに終わる。

自分でも鼓動が高まる感覚があったので、はやる氣持ちを抑えながらサブの入力も抑えて、「上げ下げ」していると「ガガン」と何かがヒットした!

重量感も引きも十分だったので「サワラきたー!?」と一心不乱にゴリ巻きを繰り返し、水面から薄っすら見えたのは2匹の魚だった。

休日の瀬戸内海ライトスロージギングで釣ったヤズの2連、SUPER SUB100gアカキン

歯形を残したサワラは残念だったが、同じ戦術によりヤズの2連掛け!パッと見の形状では、青物系に弱いレッテルを貼られがちなサブ。しかし、動かし方のコツがわかると連発できる事もある。

休日の瀬戸内海ライトスロージギングで釣ったヤズ2連のブツ持ち、SUPER SUB100gアカキン

根魚には鬼に金棒、最右翼のサブ

まだまだ認知されていないが、対根魚に無類の強さを誇る瀬戸内海特化型スロージグで、良・大型のアコウが安定的に釣れる。

休日の瀬戸内海ライトスロージギングで釣った大型アコウ、SUPER SUB100gグリキン

みんな微妙な差こそあるが、おおむねハーフピッチ主体の「上げ下げ」でサブを動かし、上手に釣果を伸ばしている。

やっぱり人に釣ってもらって喜んでもらうのが、一番嬉しい瞬間である^^

休日の瀬戸内海ライトスロージギングで釣ったヤズ2連のブツ持ち、SUPER SUB100g

船上で食らう極上「ひじきご飯」

そんな中、昼過ぎに大崎上島で生産されている「極上ひじき」による「極上ひじきごはん」をご馳走になった!

この時の味が忘れられず、今では家でちょいちょい作ってもらって食べてる逸品です!

釣果だけを求めた機械的な魚釣りを卒業したオレは、遊漁船に乗っても大人の遊び心で楽しむスタイルが性に合っている。今回のメンバー全員がそんな雰囲氣なので、リラックスできる空間は昨今貴重だと思う。

みんな漏れずに、過去に機械的な釣りを経験した一皮向けたメンバーなので、類は友を呼ぶと言う事でしょうね。

アコウポイントで狙いすました「良型アコウ」

少し記憶が曖昧だが、終盤に差し掛かった頃にアコウポイントに入り、一応、サクッと良型のアコウを1匹追加した。

水深が90mくらいの岩礁帯で、着底からすぐに「上げて〜下げる〜」(ハーフピッチ)の3シャクリ目で「ドン」と抑え込まれるような悶絶バイト。いわゆる、魚にスイッチが入ったである。

イメージは、ジャークでサブをシッカリ横に向け、フォールはテンション抜き気味で自走のウォブリングを演出。

休日の瀬戸内海ライトスロージギングで釣った大型アコウのブツ持ち、SUPER SUB150gアカキン

こんな感じで、今回も激ムズ瀬戸内海のライトスロージギングで、良い魚たちに出会えることができた。

そして、サブを使ってくれたメンバーも、十分すぎる釣果をもたらせてくれたので、有意義な「休日の釣行?」となりました!

ジグを「上げる」「巻く」しかしない人が陥る罠

瀬戸内海でスローを展開するのに災いになるのが、ハイピッチで青物を狙ったり、SLJで巻きしかしなかった人の先入観。そのイメージで挑戦したものの、「上げ下げ」の力加減がわからず離脱。

そもそも、ジグの特性を理解して、それを活かすジャークとフォールをしないので、雲をも掴む感覚かもしれない。

しかし、ただ巻くだけではなく、ジャークするだけでもなく、「ジャークとフォール」の共演により、違う世界が見える。それをオレ達は体現することができるし、体現し続ける事もできる。

様々の要因が絡み合う釣りなので、サブが全く合わない局面もあるとは思うが、無意識に適当にジャークして「釣れない」じゃ勿体ないので、ここまで読んでいただいたあなたは、意識してみてください^^

入力(ジャーク)を抑えつつ丁寧に「上げて〜下げる〜」を繰り返し練習する
まず、ジャークの強さでサブがどのくらいの角度で横に向くか把握する。そこからのフォールで、ラインテンションをどう制御するか。たったこれだけで、サブは4つのフォールを演出できる。
何事もすぐに結果を求めがちだが、本質とはそんなもんじゃない。今の時代でこんな事を言っていると煙たがられるが、これがオレの役割なんでしょう、、、

今回のゲストたち

瀬戸内海で釣れる魚なので、一応、載せておきます。

硬骨魚網:スズキ目:タイ科:マダイ属「マダイ」(真鯛)
硬骨魚網:スズキ目:アジ科:ブリ属「ブリ」()※地方名ブリ幼魚「ヤズ」
硬骨魚網:スズキ目:ハタ科:マハタ属「キジハタ」(雉羽太)

この時のタックルデーター

★【ロッド】
スロー用6.6~6.10f/0~2番

★【リール】
ベイトリール/200~300番/1500番

★【メインライン/リーダー】
PE1.0~1.2号300m/フロロ4~6号2m
★【ジグ】
SUPER SUB100g 150g(大活躍)
グリキン、アカキン、ブラックレッド

V.I.SOUL「ONLINE SHOP」

今回使用したSUPER SUBは、下のオンライショップでご購入できます。

最後に

のんびり休日、船上カフェのつもりが、良い局面で「真鯛」「青物」「根魚」を獲った、瀬戸内海のライトスロージギング、いかがだったでしょうか。

船上のみんながサブを振ったわけではないが、サブを振ってくれた人は全員、スローでも良い釣果を叩き出したので、それが全てだと思う。

極論を言えば、結果はどう転んでも良く、氣の合うお仲間と、氣兼ねなく楽しめる船長と、今回も最高の空間を楽しめることができた。結局、これだけで満足なんです。

その前提のご褒美に、瀬戸内海の三大魚種の「真鯛」「青物」「根魚」が獲れ、ライトスロージギングのポテンシャルの高さを体現できた。(※ライトスロージギングとは、ライトタックルを使用し、スロージギングの概念がない瀬戸内海(潮無し+激浅)でも戦えるべく進化した釣り方。ライトタックルを使用し、スローの概念が浸透している外洋で“スレたキッカーフィッシュ”にリーチすべく進化した釣り方)

とても単純である。

この「雲をも掴む」と言われている、瀬戸内海のライトスロージギングに興味がある人は、ぜひ試してしください。

いつも最後までお読みいただき、ありがとうございます!

これからも、一緒に「釣り魂」を燃やし続けましょう。

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