10月2日、久しぶりとなる日本海へ!いつもながら、1ヶ月以上前の出来事をブログにアップするという、、、
今回の釣行は、新たなる可能性を広げるべく、島根県は美保関笠浦漁港に拠点を置く「岡野屋明丸」でのフィールドテスト。
はじめて乗る遊漁船だったが、きっかけはTG部長が見つけてくれたということで、いつもやってる「パワーテンヤ」と「ライトスロージギング」での検証となった。
この2軸は、日本海や太平洋といった外洋では、今まで無類の強さを発揮している。高確率でターゲットを捕獲でき、再現性の高い釣り方である。誰に何を言われようとも、田中の中では最強を自負している。
という事で、今回のフィールドテストの結果はどうなったのか、ぜひ最後までお付き合いください^^
島根県松江市美保関は笠浦漁港から
実はこの前日、とある場所にて極秘の案件を、V.I.SOUL調査兵団の2人で遂行していた。
昨夜はそこに宿泊し、6時出船に合わせて笠浦漁港に急行、テンションMAXのみんなと合流した!
みんな意識が高いのか、はたまた貪欲なのかw 6人分とは思えないほど大量なタックルを詰め込み、初となるワクワクの海域へ!!
天気は良いがウネリが残る状況
天気は最高に良かったが、前日から残るウネリと午後から吹くであろう風予報により、本命の沖には行けず、、、
沖に行ければ、あんな魚やこんな魚が釣れて“ウハウハ”だったのにと、釣り人の性である妄想が膨らむ中、、、、、
走る事20分ほどだったと思う。第一ポイントに到着した一行は、各々好きなタックルをチョイスし準備に取り掛かる。
パワーテンヤ&ライトスロージギング
さて、開始時の水深は70m前後。
調査兵団の2人はパワーテンヤ、他のメンバー4人はライトスロージギングで朝イチの様子を伺う。
日本海は潮が無い(緩い)イメージだが、波の立ち具合からしてある程度潮が効いてる感じがした。なので、基準より少し重めのグラム数で攻略することに。
あっさりとチカメキントキ
一流し目、「SUPER SUB」150gでライトスロージギングを展開していたユッピが、早々に良型のチカメキントキをGET!
田中ははじめて見る魚だったので、超興奮!とても綺麗な魚で、しかも、かなり美味そうな雰囲気が伝わってくるw
「あ〜オレもチカメ釣りたい!」と、ここでも沸々と欲望が溢れ出しまくるww
もうひと方、サブでチカメを釣っていたが、画像に収めてないのであしからず。
パワーテンヤで使用する2種類のエサ
今回パワーテンヤに用意したエサは2種類で、いつもの「活きエビ」と「冷凍小イカ」だ。※小イカはウチのオリジナルプロト
ちょっとピンボケしているが、「超三笠テンヤMAX」(タングステン製30号)に活きエビをセットした時のイメージ。
活きエビだとシルエットがシュッとしているので、操作性という観点だけだとありだが、、、
しかし、ヘッドの大きさや針とのバランスを考慮すると、吸い込んだ時に魚は違和感を感じるのではないかと想像できる。
パワーテンヤ的なイメージだと、細いシルエットのエビというよりは、ボテッとシルエットがはっきりした「小イカ」がベストマッチだと、個人的には思う。
特に、外海でのターゲットには「ボリューム」はかなり有効だと、今までの経験から導き出ているので。まぁその辺は、操作性との兼ね合いもあるので状況に合わせるのが最適解かなと。
そんな感じで、田中は「小イカ」担当、山ちゃんが「活きエビ」担当で、どの様な反応が返ってくるか検証をするのが、調査兵団の重要な仕事である^^v
ヒレが特徴的なチカメキントキの再来
そんな中「上げて〜下げる〜」が真骨頂なサブで、ユッピが良型チカメキントキを上手に釣り上げる。
もちろん、他メーカーのジグも使うが、サブとの相性が良いみたいで良く使ってくれる。めっちゃ嬉しい^^
TG部長いわく、サブを使わせたらユッピが一番上手いと。サブを巻いて魚にスイッチを入れれるので、今後教えてもらおうと思うが、お利口に巻き巻きできない病なのでどうなるか、、、
パワーテンヤでの「活きエビ」「小イカ」検証
さてさて、エサを使ってのパワーテンヤ検証だが、おそらく多くの人が「エサを使ってるから釣れて当たり前」と思うかもしれない、、、
意外と、そういう人に限って釣れないことが多い、、、、、現場でまじまじを目の当たりにしてきたので、これ本当の話^^;
まぁ今回は本筋から逸れてしまうので、本記事では割愛するが^^
餌でもリアクションでスイッチを入れてやる
と、良い感じで魚はアタックしてくる。
この日、全体的に魚の活性は低い方だったが、レンコダイをはじめ、根魚などがイージーに釣れる。
下の画像は、山ちゃんが「三笠テンヤ」25号に活きエビをセットして獲った、大きい真鯛。
ある程度水深があるので、イメージ通りテンヤがピンピン動いてはいないと思うが、「チョンス〜」とシャクってフォールを入れると、魚にスイッチが入るのはどこでも共通するなと。
この他にも、レンコダイやアオハタやカサゴなど、写真にないターゲットを釣ってはいたが割愛で^^
やはり、この海域でもパワーテンヤゲームは優勢で、日本海での相性は抜群ということが再認識できた。
圧倒的に「小イカ」が有利だった現実
そんな中、「活きエビ」対「小イカ」の検証は、誰の目で見ても「小イカ」にアタリが多く、軍配があがった!
そのアタリ方も、エビとは違い良い感じでスイッチが入った気持ち良いバイトが多く、追い食い率やフッキング率も高いという結果に。
海域的要素がプラスしたのは間違いないが、あまりにも顕著な結果だったので、メンバーのみんなも「なるほど〜凄いですね〜」と、目をパチクリとさせていたw
釣りの方が忙しすぎて、撮った写真にインパクトが掛けているのはご愛嬌ということで、、、
途中から潮の流れが速くなり、船との同調性がかけたため「超三笠テンヤ」MAXでも底取りが困難に。という事で、この検証は次回に持ち越しとなった。
【自由時間】本来の釣りの醍醐味を追求
「活きエビ」と「小イカ」検証で興味深い結果となり、良い仕事ができたのでリラックスモードで次に移行。
中盤以降は、「やりたいことを自由に」というお題の下、本来の釣りの楽しみを謳歌する事に^^
この「やりたいことを自由に」という時間が、新たなる展開の“ヒントやキッカケ”に非常に重要だと、ここ数年痛感している。
まだ釣った事のない“チカメキントキ”を狙って
という事で、「オレもサブでチカメ釣りて〜!」という欲望に、正直に向き合うことにw
水深は朝から70m付近だったが、甘鯛の可能性も十分あるということだったので、サブ150gグリキンをチョイス。
潮が速かったので、ラインを出しながらの「上げて〜下げる〜」のハーフピッチで「ドーン!!」
今まで釣り上げた事のない魚を釣ると、なんでこんなに嬉しくなるんだろう^^
この時の「上げて〜下げる〜」では、結構ラインが斜めになっていたが、基本サブは真下での操作性が良い様に設計されている^^v
その後も、安定のレンコなどを追加するが、「やりたいことを自由に」がありすぎるので忙しすぎてw 結局なにをやっても忙しい性分なんだろう。
ナブラ発生によりサブ50gプロト投入
沖から徐々に陸に向け撃っていると、突如ナブラが発生!ヨコワや小型のスマ、シイラがボッコンボッコンやりだしたので、みんなの理性が大爆発!!
TG部長と山ちゃんが、「SUPER SUB」50gプロトをキャストし、高速リーリングにより「ドーーーン!!」
みんなスマを狙っていたが、シイラの攻勢が強くなり海上と船上はカオス状態にw
何を投げても反応していた感はあるが、思った以上にサブ50gの横引きには有効性を感じられた。
そのカオス状態中、田中はというと、貴重なタンパク源を確保してもらうべく、回転力を最大限上げるためサポート部隊に回る!
みんなが釣り上げる獲物を外し、〆る作業を淡々とこなしていたのであ〜る、、、^^
これも、外海(日本海)ならではの楽しみ方かなと^^v
「落とせば釣れる」を妄想した“アオリイカ”
やれば永遠と釣り続けるナブラを見切り、後ろ髪を引かれる気持ちで「ティップラン」に移行。
この日最後となる釣り物だったので、超気合を入れて挑むも、、、
入れ食い妄想とは裏腹に、アタリのない状況が続く、、、、、
が、最後のさいごで良型のアオリイカをGET成功!とてつもない速さのイカパンチに苦戦するも、なんとか一杯釣ることができた。
それも最後らへんに、ステイの時間を長くすることでイカパンチを誘発できる、と気づいたからこそ。
しかし、瀬戸内海のティップランのイメージ・雰囲気と違ったので、そんなタイミングだったのかもしれない。
リアクション一つテンヤ「笠岡スタイル」の概念と一緒、ティップラン(バーチカル)も探究しているので今後が楽しみだ^^
限りある資源に感謝して頂きます
瀬戸内海とは違い、色々な魚種が釣れる日本海。年々、魚が減ってきている傾向にあるらしいので、釣果をコントロールしながら美味しくいただく。魚を釣りながらも資源を残す、一見、矛盾した難しい事ではあるが、真剣に考えなければいけないフェーズではないだろうか。
今回釣った魚でナンバーワンは、5日くらい寝かしたチカメの炙り!
ほんのり上品にのった脂、皮目にある旨味やしっとりした舌触り。炙った事で引き出された香ばしさと甘さが絶品だった^^
今回のポイントまとめ
②しかしサブはラインが斜めの状況では能力を発揮しにくい
③パワーテンヤでのリアクションの効かせ方で釣果に差が開く
④「活きエビ」より「小イカ」の方が好反応だった!
⑤ナブラ撃ちでのサブ50gは意外に武器になるのでは?!
今回のゲストたち
魚種の多さは日本海ならでは!たまにはこんな海域で釣って食べましょう!!
この時のタックルデーター
【パワーテンヤ】
「VR-Z 220B LV2」
「VRKB-LV2」
★【リール】
ベイト/200番HG
★【メインライン/リーダー】
PE1.0号300m〜/フロロ4号2m
★【テンヤ】
「三笠テンヤ」25号「超三笠テンヤ」30号
クレイジーオレンジ、クレイジーレッド、Bグリーンゴールド
スロー用6.6~6.10f/1~2番
★【リール】
ベイト/300番/1500番
★【メインライン/リーダー】
PE1.0~1.2号300m〜/フロロ4~6号3m
★【ジグ】
SUPER SUB 150g 50gプロト
アカキン、グリキン、ブラックレッド
V.I.SOUL「ONLINE SHOP」
今回使用した「超三笠テンヤ」MAXやSUPER SUB は、下のオンライショップでご購入できるので、よろしかったらぜひ^^
最後に
久しぶりに「ライトスロージギング」と「パワーテンヤ」を日本海で展開したが、この二つの釣りのヤバさは本物だなと再認識できた。
大袈裟ではなく、この二つを覚えていたら「食いっぱぐれは無い!」と言っても良いかなと。
また、「活きエビ」ではなく冷凍の「小イカ」も、日本海(外海)で優位性ありの結果となり、今後の展開がとても楽しみだと感じた。
日本地図を俯瞰してみると、「ライトスロージギング」と「パワーテンヤ」の2軸は、まだまだ出番がありすぎるので、ボチボチ掘り下げていこうと思う。
いつも最後までお読みいただきありがとうございます〜^^
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