今回の記事は、瀬戸内海で行ったライトスロージギング撮影の様子をお届けします。
使用したのは、瀬戸内海で生まれたスロージグ「SUPER SUB」。
開発当初から高実績を残し、「瀬戸内海でスロージギング!?」という常識をコツコツ塗り替えてきました。
そして迎えた2023年春。SUPER SUBの進化を確かめるべく、2回目の検証撮影を実施。
果たして、どんな結末になったのか――ぜひ最後までお付き合いください。
2023年、瀬戸内海ライトスロージギング再び始動!
ちょうど1年ぶりとなる、3月26日。
奇跡的に天候とタイミングが重なり、再び瀬戸内海でのライトスロージギング撮影を決行。
今回の出船は、前回同様、TG部長の協力によるもの。
潮周りこそ少し違ったが、ほぼ前年と同じ時期のフィールド検証ということで、比較データを取るには絶好の機会。
「去年の結果を超えられるか?」という緊張と、「SUPER SUB」でさらに精度を上げたい」という高揚感が入り混じる中一一
生憎の雨にも負けず、7時の定刻どおりに出船。

まずは鉄板ターゲット「アコウ」狙いから
今回お世話になったのは、去年もお世話になった「第八 中吉丸」。
朝の上げ潮にあわせ、7時すぎに出船。風こそあったものの、寒さはさほど厳しくなく、穏やかなスタートとなった。

船上はスロー、タイラバ、一つテンヤと、スタイルも十人十色。
それぞれが思い思いに竿を出し、自由な雰囲気の中で釣りを楽しむ——。
そんな中、「まずはアコウ(キジハタ)から」と狙いを定め、船長は潮を読みながらテンポよくランガンを展開。
宇宙一の「SUPER SUB」コンビ活躍
開始からおよそ1時間半。左舷の田頭さんに待望のヒット!
痛恨のミスを挟んでからのリベンジ成功で、船上は一瞬活気づいた。
さすが、宇宙一「SUPER SUB」を理解し、宇宙一「スーパーサブ」を振っている漢健在!

序盤は想定外の苦戦…
潮も思ったほど動かず、船中の半数以上がノーフィッシュという厳しい立ち上がりとなった。
経験豊富なメンバーばかりとはいえ、この状況では“信じて使い切れるか”が結果を分ける。
そんな中、「SUPER SUB」を熟知するユッピが、自身のリズムで丁寧にスローを展開。
そして数投後、ついにロッドが大きく弧を描く——。
上がってきたのは、見事なランカーサイズのアコウ。船上が沸き、沈んでいた空気が上昇した。

リズムを変えて青物・真鯛もヒット!
漁礁や岩礁帯、砂地まで——引き出しの多い船長が、潮を読みながらテンポよくランガン。
その結果、11時11分。プロトカラー「レッドラインHG」に、コンディション抜群のハマチがヒット!


さらに、多彩な釣りを操るO氏にもランカー真鯛。
ファイト終盤での撮影となったが、しっかりジャークして「SUPER SUB」の自走フォールで食わせたその瞬間は、誰もが納得の一撃!


続いて私にも真鯛がヒット。サイズは控えめながらも、この魚だけはなぜか特別。やはり“真鯛が釣れる瞬間”には、独特の嬉しさがある。


根魚狙いの印象が強い「SUPER SUB」だが、実は青物・真鯛にも意外と効く。
小刻みなピッチで「ピッ・ピッ・ピッ」と刻むハーフピッチ、あるいはワンピッチのバックスライドを意識すれば効果的。
バックスライドからのフォールを混ぜてリズムを調整すれば、魚種を問わずリアクションを引き出せる。
“根魚無双”のイメージを超えて、知る人ぞ知る「青物無双ジグ」と呼べるポテンシャルを秘る…
裏本命「ヒゲソリダイ」への挑戦
昼を過ぎ、各々がポロポロと拾い釣りを続ける中、いよいよ終盤戦。
ここで本日の裏本命ともいえるターゲット——「ヒゲソリダイ」に狙いを定めた。
昨年、同時期に「SUPER SUB」で連発した実績があるこのポイント。
瀬戸内海に生息するのが不思議なくらいレアフィッシュであり、ヒットすれば“ビッグボーナス級”。
さらに、食味の良さでも知られる人気魚種だ。
まさかの「ヒゲソリダイ」ダブルヒット
「今年も絶対釣れる!」というTG部長と、「今年はおらんじゃろ…」と首を振る船長&ねーさん。
真っ二つに割れた意見の中——
ついにその瞬間が訪れる。
「食ったー!」という声と同時に、ユッピがヒット!
ほぼ同時にTG部長もロッドを曲げ、見事なダブルヒットを達成。



魚の存在を確認した船長は、すぐに船の立ち位置を調整。
ピンを正確に通す操船で、他のメンバーにもチャンスを広げていく。
その後、田中にも待望のヒット。だが、予想以上の引きにジグごとラインブレイク…。

そして最後に、朝から苦戦していたY氏が渾身の一匹をキャッチ。
船上は安堵と歓喜に包まれ、見事、ラストを本命ヒゲソリダイで締めくくった。

終わってみれば、低活性の中でも「SUPER SUB」が魚を引き出す瞬間を何度も再現。
瀬戸内のスローゲームが持つポテンシャルを、改めて感じられる一日となった。
今回の動画
今回のポイント
2022年とは一転し、簡単に釣れない一日だったが、こんな時こそ原点回帰。
「上げて〜下げる〜」(ハーフピッチメイン)を丁寧に、正確に信じてやり切る。
「やり切ったメンバー全員結果が付いてきた」それこそが真実である。
※水深10mでも100gで十分展開できると認識する
②根魚は、ゆっくり大きめの「上げて〜下げる〜」。
③青物や真鯛は、速く小刻みな「上げて〜下げる〜」。
※②③ともに“フォールをしっかり入れる”ことが最重要。
④活性が低く食いが渋い時は、刺さり重視のフックを選択。
この時のタックルデーター
スローロッド#0 #1
★【リール】
ベイト200〜300番クラス
★【メインライン/リーダー】
PE1.0号300m〜/フロロ4〜5号2〜2.5m
★【ジグ】
SUPER SUB 100g、150g
全色、プロトカラー“レッドラインHG”
最後に
終始シビれる展開となった、2023年の瀬戸内海“ライトスロージギング”撮影。
今回も「SUPER SUB」に多彩な魚が反応し、ラストは本命ヒゲソリダイで締め括り。
それぞれが思い思いの釣り方やジグを使う中で、サブが“メインジグ”になり得ることを再確認できたのは、何より嬉しい成果でした。
瀬戸内海でも再現性のあるライトスローを——。開発当初から抱いてきたその想いが、少しずつ形になりつつあります。
ジグを操る楽しさ。にスイッチが入る瞬間の高揚感。「上げて〜下げる〜」というシンプルな動作の中に、無限の発見がある。
ぜひあなたも、このワクワクを現場で体感してみてください。
いつも最後までお読みいただき、ありがとうございます。
あわせて読みたい関連記事
瀬戸内海に比べ、外海でのライトスロージギングはまさに“可能性の宝庫”。ジグだけでは攻略しきれない場面でも、「パワーテンヤ」と組み合わせることでお土産確実!👉【最高の合わせ技】一つテンヤとスロージグが「ヤバい」動画撮影【高知沖の島・前編】
また、今回登場した「SUPER SUB」の仕様については [公式ページ]にまとめています。ご購入を検討される方は、公式ECサイトからご覧いただけます。



コメント