【再現性高く釣る】レア根魚と超レア魚を狙い撃つ!【ライトスロージギング 後編】

ライトスロージギング

今回の記事は、瀬戸内海3月中旬のハシリの根魚を狙った、ライトスロージギング撮影の後編をお届けします。

前編では、思いの外「大きい声では言えないがボコボコで」釣果が上がり、船上の全員が軽いカルチャーショックを受けた。前編の様子はこちらをクリック

さて、本編では潮無し+激浅でも潮を掴み、魚を捻り出せるSUPER SUBがさらに本領を発揮します。

この時の時系列に沿った事実と、後編を攻略したポイントなどを共有します。ぜひ最後までお付き合いください。

スポンサーリンク

ライトスロージギング「SUPER SUB」の独壇場

言い過ぎに聞こえるかもしれませんが、ぶっちゃけこの時期こんなに釣れません。

時間にしてまだ午前9時頃の話です。それでは続きをどうぞ。

瀬戸内海“良型アコウ”がパクパク

前編動画で息を潜めていたTG部長は、ブラックレッドの反応の良さにしれっとカラーチェンジ(100g)。釣る人は基本、素直です^^

TG部長はかなり強いロッドでサブを上げ、スッとテンションを抜いてウォブリングを効かせていた。それが功を奏し、見事なアコウをGET成功!

このカラーの良さで食ってきた感は否めないが、戦術を変更しての技アリは流石だと思う。

2022年瀬戸内海ハシリの根魚攻略で釣った良型アコウ、「SUPER SUB」ブラックレッド100g

2022年瀬戸内海ハシリの根魚攻略で釣った良型アコウの置き写真、「SUPER SUB」ブラックレッド100g

このアコウをヒットさせるまでの上げ下げは、後編動画にバッチリ収まっているのでぜひご覧ください。

ブラックレッド150g炸裂!

その直後、右舷オモテで釣っていたサカイさんに、これまたライトスロージギングならではのナイスアコウが、ブラックレッドの150gヒット!!

2022年瀬戸内海ハシリの根魚攻略で釣った良型アコウのブツ持ち写真、「SUPER SUB」ブラックレッド150g

水深90m台から、徐々に浅い漁礁(60〜70m)を攻めての150g。それでも良い魚が反応するあたり、瀬戸内海ライトスロージギングの可能性がヤバすぎるなと認識できた。

今回の撮影で最大のアコウがヒット

さらに、引き続きブラックレッド150gで味を占めているオレに、ビッグバイトが!

水深60m台の漁礁にて、前半同様のハーフピッチでサブの暴れを抑えながら、「上げて〜下げる〜」を繰り返していると、8mくらい上で「ズシンッ!」。

今までの根魚とは重量感が違うサイズがヒット!!大きい個体は、誘い上げに反応することが多いので、意識しなければならない。

2022年瀬戸内海ハシリの根魚攻略で釣った大型アコウ、「SUPER SUB」ブラックレッド150g

下の写真は、動画のサムネイルにも使われているが「ガッポシ」の言葉通り、綺麗にスイッチが入った食い方である。

ペーペーのオレでも釣れるあたり、ジグの性能が良い証拠だと思う。

2022年瀬戸内海ハシリの根魚攻略で釣った大型アコウの置き写真、「SUPER SUB」ブラックレッド150g

上げの緩みから潮止まり付近で、あれよあれよと良型・大型アコウが連発し、「気難しいハシリの根魚」はどこへやら?そんな、衝撃的かつ想定外の上げ潮だった、、、

下げ潮からテクニカルな局面に移行

さて、潮加減、魚からの反応を指標に、船長は網代を変えテンポ良く流す。まさに絶妙!

そして、下げ潮が流れ出すタイミングで、第二フェーズ「沈船のクロソイゲーム」に突入した!!

フリーフォールで本命のクロソイ!

この沈船ゲームは、底から一氣に水深が10〜20m上がり、まさに迫り上がる壁を攻めるイメージ。

なので、ゆっくりのんびりジャークしていると沈船の餌食になるし、結構上で食ってくるクロソイを狙うので、テクニカル極まりない。

そんな中、「ここではまだ食うなよ〜」という所で、TG部長に何かがヒット!

余裕で「アコウアコウ」と言いながら上がったきたのは、瀬戸内海では珍しい良型のクロソイ!!

2022年瀬戸内海ハシリの根魚攻略で釣ったクロソイ、「SUPER SUB」パロット100g

2022年瀬戸内海ハシリの根魚攻略で釣ったクロソイの置き写真、「SUPER SUB」パロット100g

ジグを上げ切って、フリーで落とした着底間際に食ってきた、やる気満々君。運の要素が高いが、絶妙なタイミングで落とせた証拠。

フリーフォールでのアピール力がSUPER SUBならではなので、今までこれで幾度となくキッカーフィッシュを獲ってきた。

「アコウアコウ」とカメラマンを油断させ、クロソイが浮上した時のカメラマンの呆れようは、動画をご覧くださいw

瀬戸内で釣れるの?「ヒゲソリダイ」

船長の予想通り、下げ潮が流れ出して時間を追うごとに、魚からの活性が著しく低下し、厳しい局面に移行した。

船を流す水深も50m台と浅くなることも増え、ジグウェイトは100gに分がある感じ。

そんな厳しい局面を打破したのが、右舷トモで釣っていたユッピです!

少し速いリズムの「上げて〜下げる〜」で「ゴン!」とヒットさせ、真鯛っぽく叩きながら上がってきたのは、瀬戸内海では超レアなヒゲソリダイ!!

2022年瀬戸内海ハシリの根魚攻略で釣ったヒゲソリダイ、「SUPER SUB」パロット100g

2022年瀬戸内海ハシリの根魚攻略で釣ったヒゲソリダイの置き写真、「SUPER SUB」パロット100g

ユッピが上げる直前、左舷トモのTG部長にもヒットし、ヒゲソリダイをダブルで捕獲成功!

この時船上では「コショウダイ!コショウダイ!!」と大賑わいだったが、後日違ったことが判明した。

2022年瀬戸内海ハシリの根魚攻略で釣ったヒゲソリダイのダブル、「SUPER SUB」100g

アタリはあるも乗り切らない魚

その後、さらに魚からのコンタクトが激減し、たまにバイトがあるものの鈎に掛からない状況が続いた。

そして、昼休憩を挟みながら最後まで可能性を探るも、好転することはなかった。

一日を通して、簡単な場面と難しい場面が入り乱れた撮影となり、動画のストーリー的には最高の流れだったと思う。

撮影前はどうなる事かと思ったが、瀬戸内海ハシリの根魚をライトスロージギングで狙った撮影、大大大成功となりました!

後編を攻略したポイント

上げ潮の残り、潮止まり、下げ潮と、違う顔を見せた後半戦は、前半戦と比べてかなり難易度が高かったように思います。

 ▼上げ潮の残り~潮止まり▼

①150gで抑え気味の「上げて〜下げる〜」(ハーフピッチ)
※ジャークでサブを45°に向け、バックスライドから自走

②良い魚は上で喰ってくるのでサブを10m近く上げても良い
 ▼下げ潮▼
①魚の活性が下がり水深も浅くなったので100gに分がある
②底付近で上げ下げを抑えた刻んだ速めのピッチも有効(クロソイなど)
③ジグカラーはアカ系グリーン系が良かった
あくまでもこの日の攻略ポイントです。この引き出しが多く自分の中に落とし込めたら、簡単な局面や難しい局面でどう対応するか、少しはイメージが膨らむかと思います。

今回の動画(後編)

やらせ感満載の瀬戸内海ライトスロージギングを、ぜひ一度、動画でご確認ください^^

後編の動画はこちらから
▼   ▼   ▼   ▼   ▼   ▼   ▼   ▼

今回(後編)のゲストたち

前編に引き続き、安定のアコウや瀬戸内海では超レアな魚も釣れ、良い体験ができました。

硬骨魚網:スズキ目:ハタ科:マハタ属「キジハタ(アコウ)」(雉羽太)
硬骨魚網:スズキ目:メバル科:メバル属「クロソイ」(黒曹以)
硬骨魚網:スズキ目:イサキ科:ヒゲダイ属「ヒゲソリダイ」(髭剃鯛)

この時のタックルデーター

★【ロッド】
スロー用6.6~6.10f/0~2番

★【リール】
ベイト/200~300番/1500番

★【メインライン/リーダー】
PE1.0~1.2号300m〜/フロロ4~6号4m
★【ジグ】
SUPER SUB100g 150g
グリキン、アカキン、パロット、ブラックレッド
ライトスロージギングをはじめるにあたり、わざわざスロー用のロッドを買う必要はないです。
まずは昔使ってたサーベリングロッド、タイラバロッド、SLJなどで挑戦してみてください。
ちょっと負荷をかけただけで「グニャ〜」と曲がり込まないロッドなら、流用幅が大きいかと思います。

V.I.SOUL「ONLINE SHOP」

今回使用したSUPER SUBは、下のオンライショップでご購入できます。

最後に

遂に後編も完結しましたが、いかがだったでしょうか?

この季節にしてはあり得ないような展開になり、「ホントかよ〜」と思われる人もいるでしょう。

スローの概念がほぼない瀬戸内海。そして、昨今の釣り業界の「〇〇するだけで簡単」「初心者でもすぐできる」という風潮。

それに比べると敷居が高すぎるかもしれないが、今まで無かった領域に踏み込むワクワク感。未知の世界を体験できる、価値ある瞬間。

まだまだはじまったばかりのライトスロージギング。ここには、魂が踊る釣りの本質があるような氣がしてならない。

いつも最後までお読みいただき、ありがとうございます!

コメント

タイトルとURLをコピーしました