今回の記事は、瀬戸内海では一見、眉唾物のように聞こえるかもしれない「ライトスロージギング」をテーマに、2022年の春に撮影した実釣の様子をお届けします。
外洋に比べ魚種が少なく、水深も浅い瀬戸内海で、より洗練させたこの釣り方。その立役者となったのが、瀬戸内海特化型スロージグ「SUPER SUB」だ。
2020年から構想を重ね、瀬戸内海でスローの礎を築いてきた釣友に巡り合い、今までの常識を良い意味で覆す結果を次々と出してきた。
SNSなどでは「あれは嘘だ」と噂される、瀬戸内海でのスロージギングに興味がある人は、最後までお付き合いください。
想定外!?まさかのゲストや根魚が好反応!!
そんな中、「SUPER SUB」は2022年3月に無事リリースされ、数日後に記念すべき初撮影に挑んだ。
お世話になった遊漁船は、広島県竹原市明神から出船している「第八 中吉丸」。
午前6時半に出船し、ぶっつけ本番で撮影が開始された。狙うターゲットは、瀬戸内海ではハシリの根魚(アコウやクロソイ)である。
ハーフピッチでいきなり大鯛ヒット!!!
船長アナウンスで水深92m、潮は上げ潮から。朝から水深があったため、オレは迷わず150gをチョイス。この日の根魚に効くと予想し、カラーはブラックレッドを選んだ。
最初はスローのワンピッチで誘っていたが、魚の活性を考慮し、すぐに柔らかめのハーフピッチに変更。その数分後、4mほど上げてきたところで、「ズン!」と重量感のある会心の抑え込みアタリが!
水深があったため、慎重に、確実に、お祈りしながら絞り込みの強いターゲットとの距離を詰めるw
そして、「ボカーン」と浮いてきたのは大鯛ともいえる、見事なプロポーションの真鯛だったが、掛かり所が悪かったのか、浮いた瞬間に痛恨のフックオフ、、、
一部始終を見ていたカメラマンとTG部長、「ギャーーー!」と雄叫びを上げる、、、、、
そこからアコウ(キジハタ)の連発劇開始!!
一方、田中がヒーヒー言いながら真鯛と格闘中、オモテでサカイさんが船中ファーストヒットのアコウ(キジハタ)を、100gのパロットで捕獲成功!
これを皮切りに、瀬戸内根魚の真打であるアコウが連発でヒット!
誘いは、やはり柔らかめなハーフピッチで、ロッドの返しもゆっくりと抜いてやる。イメージは、ラインテンションを抜く時に、若干、ラインを張ってサブを「バックスライド」から自走させる。
テクニシャンに大型アコウ降臨
そんな中、右舷トモで釣っていたテクニシャンのユッピに、何やら手応えの良い魚がヒット!
左舷の方でバタバタしていたので、最後しか見られなかったが、瀬戸内スロー経験値が高いので、その所作は無駄がなく綺麗。
グリキン100gでスイッチを入れて、ハシリの気難しい大型アコウを見事にGET成功!!
実は、オレ以外のメンバーは全員、瀬戸内海でスローを高次元で再現できる、かなりレベルの高い猛者ばかりだ。
「上げて〜下げる〜」ライトスロージギング
ユッピが大型アコウを獲った直後、「クログチも出るよ〜」と船長アナウンスが入り、オレとTG部長に密かにスイッチが入る。
サブが暴れ過ぎないよう、抑え気味で入力と出力を繰り返し、「クログチを釣りたいな〜」と邪念だらけの「上げて〜下げる〜」を繰り返した。
超絶美味な“クログチ”に昇天
すると、ほぼ底ベタ、ハーフピッチ3回でこれまた良い感じの抑え込みが!
アコウとは少し違い、若干ティップがコンコン叩く感じがしたので「これはまさか?」と思ったが、船長の宣言通り良型のクログチをGET!
朝一にしくじった真鯛の汚名挽回と思ったことは、ここだけの話、、、
上潮も緩みだしたタイミングで根魚追加
その後もナイスサイズのアコウを、ヨシダさんがアカキン100gでGET!
彼もまた、今回のメンバーの中でも業師の一人。こんな方々とスローをしているから、ヒトツテンヤーのオレでも成長スピードが速くなるのだろう。
こんな感じで、2時間半ほどで撮影が成立!「もう帰ろうか?」という恐ろしい展開の前半戦となった。
恵まれたメンバーさん達に感謝
前半戦は船長含め、みなさんが手練れすぎてかなり助けられたので、本当に感謝しかありません。
この前編動画では、ネタが満載すぎて全てを載せると大変なことになるので、厳選したシーンで編集しています。
後編はさらにテクニカルな展開になり、よりそれが際立った見応えのあるシーンが満載です。ぜひ後編もお付き合いください^^
今回の動画(前編)
瀬戸内海でライトスロージギングが通用する一つの指標になると思うので、興味がある人はぜひご覧ください^^
前編の動画はこちらから
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前編を攻略したポイント「5選」
②どの色にもヒットしたが“ブラックレッド”の再現性は随一
③「上げて〜下げる〜」をハーフピッチが基本の軸となる
④ロッドの番手を抑えジャークは「ネチョ〜」と演出するイメージ
⑤フォール時のロッドの返しを丁寧に少しラインを張り気味で
今回(前編)のゲストたち
誰一人として、前編がこんな結果になるとは思っていなかったでしょう。バラした真鯛からはじまり、多彩な魚種で華やかな前半戦となりました。
この時のタックルデーター
スロー用6.6~610f/0~2番
★【リール】
ベイト/200~300番/1500番
★【メインライン/リーダー】
PE1.0~1.2号300m〜/フロロ5~6号2m
★【ジグ】
SUPER SUB100g 150g
ブラックレッド、グリキン、アカキン、パロット
V.I.SOUL「ONLINE SHOP」
今回使用した「SUPER SUB 」は、下のオンライショップでご購入できます。
最後に
「ハシリの根魚なので何本か獲れりゃ〜御の字じゃろ〜」と今回の撮影は敢行された。
しかし、このような出来過ぎ、やらせ感が半端ない結果となった、、、
次回、後編の詳細な様子は数日後に紹介しますのでお待ちください^^
いつも最後までお読みいただき、ありがとうございます!
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