今回の記事は、前年に好釣果を記録した茨城県・鹿島灘で、ノッコミ真鯛をリアクション一つテンヤ「笠岡スタイル」で狙った実釣撮影の様子です。
前年に続き、固定テンヤのリアクションでノッコミ真鯛は反応したのか?その答えを確かめる検証釣行となりました。
興味がある方は、ぜひ最後までお付き合いください。
岡山から茨城に大移動
さて、前年の好釣果を再現すべく、2023年6月26日に関東初の撮影を敢行。
「この日に当たれば間違いない!?」と読んでスケジュールを組み、広島から成田へ飛び、レンタカーで鹿島へ。

茨城県「鹿島灘」ノッコミ真鯛挑戦2023
出船は午前4時、船宿は前年同様の「幸栄丸」。
調子に乗って午前便チャーターという贅沢仕様にしたが、これが裏目に出たのは後の話^^;

天候は奇跡的に凪。去年とは違い船は南下コースをたどり、心のどこかで不安がよぎる…

活きエビ×固定テンヤで挑む鹿島灘
地元瀬戸内と同じく「活きエビ」が使えるのは嬉しい。

船長が自ら漁に出て確保しているとのことで、テンヤ釣りへの情熱が伝わる。
今回のセッティングは「超三笠テンヤ」8号+ロッド「VRKS-LV1」。

水深30m前後、キャスト主体の釣りに最適な組み合わせだ。
風やウネリが強い場合は10号へ切り替える柔軟さも重要。
ノッコミ真鯛不発、それでも得た再現性
現着した頃は潮止まり。反応は皆無。
少しずつポイントを変えながら、シャクリとTフォールを繰り返す。
潮が動き出すと、まずはチャリコ(小型真鯛)がヒット。
Tフォール着底間際の「コツ」という明確なアタリで、1kgクラスをキャッチ。

去年同様、固定テンヤのリアクションがしっかり機能しており、
「パターンは間違っていない」と確信する。
ただ、大鯛は姿を見せず、チャリコ主体の展開に…。
地形変化を攻略し多魚種を連発
潮が重たく反応が薄い中、岩と海藻が混じるエリアへ移動。なんかノッコミのイメージっぽくない…
テンヤがスタックしやすい地形だが、リズムを刻みながらかわすイメージで展開。
この柔軟性こそ、V.I.SOULタックルの真価^^v
すると、ヒラメ、アイナメ、メバルが連発!


アイナメは40㎝超のランカー級。固定テンヤの“リアクションスイッチ”が真鯛以外の魚にも通用することを改めて実証した。

そこから好転するかと思いきや、依然、チャリコクラスしかアタらない状況が続く…
まさかの結末、ノッコミ真鯛は3日後に現る
ラスト1時間もチャリコの嵐。
で、終了間際で食わせたのは、2枚目となるヒラメであった…

ノッコミ真鯛撮影もとい、「五目一つテンヤ」となってしまうw ※後の祭りだが、乗り合いで撮影をしなかったのが最大の汚点
まぁ挑戦しての結果なので、もちろん悔いはない^ ^
ところが撮影から3日後…一緒に撮影していた戦友が再挑戦し「ノッコミ真鯛」を見事釣り上げる!
4.3k

立て続けに大鯛(推定6kオーバー)を掛けたそうだが、ラインがスプールの間に入り込んでいた事によるラインブレイク。
そこからの、1.7k

3.3k

を釣り上げ、無料乗船券と竿頭賞をGETするという…

はい、これが「カサスタ」のポテンシャルです……
今回の動画
今回のポイント
非常に単純ではあるが、①と②を愚直に繰り返すことが大鯛含め、多魚種にスイッチを入れる要となる。
②潮が重たいので竿の胴に乗せたしっかり目の一回シャクリが有効
この時のタックルデーター
★【一つテンヤロッド】
フラッグシップスピニングモデル
「VRKS-LV1」
★【リール】
スピニング3000番(XG)
★【メインライン/リーダー】
PE0.6号200m/フロロ3号1.5m
★【一つテンヤ】
「超三笠テンヤ」8号
「クレイジーレッド」「Bグリーンゴールド」「ブラックダイヤモンドG」「プレミアムホワイト」
※3日後戦友釣行
「三笠テンヤ」10号ゴージャスピンクG
潮の速さやウネリの影響などで、底取りやアタリを感じにくい状況があり「タングステン製」が有利な局面が多い。潮がなくウネリや波が小さい場合は、鉛でゆっくり展開するのもありなので、臨機応変に対応したい。
最後に
誰もが予想しなかった展開となった「2023年鹿島灘ノッコミ大鯛チャレンジ」。
自然相手の釣りは思い通りにいかないものだが、今回も多くの発見があった。
結果は“外れ”でも、固定テンヤ「笠岡スタイル」の再現性と可能性は十分に示されたと思う。
撮影に協力してくださった皆さん、本当にありがとうございました!
関東近郊のヒトツテンヤーの皆さん、ぜひ鹿島灘でチャレンジしてみてください。
いつも最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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