2022年初チャレンジで念願のイカナゴパターンを成立させ、良いイメージのまま再現性を狙うべく、次の日の朝、フェリーに乗って思い入れ深い大崎上島へ渡った。
出典:大崎上島町HPより
前日の様子は、以下のブログ記事をどうぞ^^
この島へは、2021年の同時期に調査のために訪れていて、その時、島をくまなく探索しているのでイメージバッチリ^^v
非常に短い期間の、春のイカナゴシーズンを当てる下準備は万端ということで、前日の再現をするべくライトテンヤゲーム「笠岡スタイル」に、いざチャレンジ!(「笠岡スタイルとは」リアクションで魚に反応させる唯一無二の一つテンヤ釣法)(「ライトテンヤ」とは小さいワームやエサを使用した吸い込みバイトの弱い春先にも対応できるようチューニングさせたライト釣法)
日中は比較的のんびりペースで、各所を下見しながら今年のエントリーポイントの雰囲気を探る、、、意外とこの島は、釣り禁止の場所が多いのでもちろん釣禁場所はスルー^^
問題は、本命ポイントに運良くエントリーができるかというとこだけど、、、
本命ポイントには先行者が、、、
大崎上島は、生活に不自由しないくらい栄えているので、まずはスーパーで買い出しをして、早めの夕食をいただいた。
そして、暗くなり常夜灯が効くまで他の人に気配をさとられないよう、近くに車を止めて待機、、、w 自分で書いててなんか探偵みたい怪しすぎるww
何でここまでする必要があるかというと、今後、あれやこれやの流れがあるので、釣れても釣れなかっても「派手に立ち回ってポイントを壊す」事のないように!
特に、釣り禁止になってなくてエントリーしやすい場所は、人が集いだすと釣禁になる可能性が高くなるから。 オレの釣り場所が無くなるのが嫌、というのも理由の一つ^^;
職業柄、この辺めっちゃ気にしているので、人がひっきりなし来るような超人気ポイントは行かない田中ww
まぁそんなこんなで、移動することに、、、
サブポイントに避難してやり過ごす
サブポイントといっても、イカナゴがいればワラワラと現れ、それを目当てにフィッシュイーター達がお祭り騒ぎになるポイント。
目当ての上げが流れているので、少し期待しつつ行ったものの、イカナゴちゃんの気配は感じられず。
メバルにタケノコメバルに癒され
個人的には、ここでは本命真鯛というよりメバルがメインだと思っているので、田中のおもちゃ用に作った「三笠ジグヘッド」1.0gを投入!
イカナゴがいなくて平常時、ポロポロとキーパーギリギリのメバル、タケノコメバルが遊んでくれる程度、、、
これはこれで面白いが、趣旨が大きく違うので、持ち帰り用に活けで数匹キープした個体をリリースし、本名場所に戻る、、、
この時すでに、11時になろうとしていた、、、、、
常夜灯に群がる“イカナゴ”発見!
本命ポイントに戻ったものの、いぜん、同じ先行者がいて思案に暮れる。
が、「そこへエントリーしても大丈夫」と、神のお告げがあり(ある理由)突撃! 無理やりポイントを奪ったわけじゃないよw
するとそこには、ワラワラと常夜灯に群れる“イカナゴ”がいたのである!!(心の中で大絶叫w)
なんと上潮の終わり、1時間半前の滑り込みセーフ!!!
1匹目の真鯛捕獲成功!
タックルは前日と全く同じ、フラッグシップモデル「VRKS-LV1」にプロトタイプ「小三笠」2号をセット!
流れの方向を読み、アップでキャストして35カウント前後で着底。前日もそうだけど、2.5号か3号があればベストだったけど、この日は無風に助けられ、、、
ボトムをワンステップ(一回シャクリ)で、潮に乗せながらダウンの方向へドリフトさせ手前に寄せてくる。これ、どこででも通用する基本の動作なので覚えてね^^
すると、半分くらい寄せてきたときに「コツ」。少し糸フケを取り、ストライクでフッキングすると真鯛特有のヘッドシェイク!
イメージ通り、完全にイカナゴパターンに合致した「ライトテンヤゲーム」が再現でき、それを繰り返す、、、
そして、少しだけキャストラインを変えて「ゴン!」と良型アコウ(キジハタ)!
このアコウは、イカナゴ(5㎝くらい)を腹一杯食べていたので、底付近にはかなりの数のイカナゴがいたのだろうと考察できる。
イカナゴ祭りで真鯛が連発!!
ときおり、上げの流れが速くなり、2号では底を見失いそうになるギリギリの展開もありつつ、、、
しかし、最高のタックルバランスに助けられ「小三笠」を丁寧にボトムトレースすると、、、、、
「コンコンコーン」同じパターンで本命真鯛
1枚目と次のアコウを釣った時とほぼ条件は同じ、上潮でアップにキャストしてダウン手前にワンステップ(一回シャクリ)で「コン!」。
サイズこそ選べないが、小型から中型の美しい真鯛が上品な吸い込みバイトで連発!!
再現性どころか「ここは船の上?」と錯覚してしまうほどの、ラッシュ状態に突入^^v
何度か、着底すぐにテンヤを押さえ込まれたフッキングミスもあり、こういうのは大きいサイズの真鯛の可能性が、、、
少し離れた場所にいた釣り人も帰ったのか、話し声や気配がなくなり、一人で大興奮しながら再現性を繰り返す!!! もちろん大きなジェスチャーはご法度、雰囲気を察知されるような行為はしないw
同じポイントだけど、写真撮影の際に照明を当てたり当てなかったりしているので、色味が違うのはご愛嬌ということで^^
真鯛特有「コン!コツ!」の吸い込みバイトから、「グングンジーッ」とヘッドシェイクしながらめちゃくちゃ走る躍動感は、唯一無二で何度味わっても色あせない^^
上の画像の魚は「もう回収しようかな〜」と、かなり手前にシャクってヒットさせた、良型真鯛!、、、と思ったら、家に帰って驚愕したのである、、、、、
そんな中、もう少し上げ潮が続いていたが、何度でも再現できると確信したので「ありがとうございました」と、小さい声で一礼をして終了。
真鯛と黒鯛の混血「マクロダイ」
最後に釣り上げた真鯛(すぐ上の画像)に、現場でも少し違和感を感じでいたが、翌日家に帰ってクーラーから出してびっくり!※照明を当てているので分かりにくいが婚姻色とは全く違う黒がさしている。
側線より少し下、目の下のラインあたりから上が、チヌ(黒鯛)色を、、、
知り合いに聞いたり調べてみると、真鯛と黒鯛のハイブリッド「マクロダイ」と判明!
ウロコを取って腹を出した後に写真を撮ったが、今まで真鯛を膨大な数みてきているので、この違和感に気付かない訳はない、、、
もう食べたので証拠はこの写真しかないけど、気になる味はというと、、、、、
脂は乗っていたものの、チヌ(黒鯛)色が強かった!分かる人にはわかかる、あの独特のニオイが^^;
イカナゴに狂った他魚種もガンガン!
本命真鯛にアコウ、再現性の高さが際立った今回のフィールドテスト。
しかし、それ以外にもかなりの数、カサゴやメバルがバイトしてヒットしている。載せてたらキリがないので端折っているが、本当だよ^^
これは前日と全く同じ状況で、今まで培ってきた情報(魚からのヒント)を元に正真正銘の「小三笠」へと進化させた賜物である。
いつもだけど、メーカーズブズブの人間が言っている事なので、捉え方はご自由に^^v
「ライトテンヤゲーム」のシャクリのコツ
シツコイようだけど、前の記事と同じ「コツ」をあえて載せた。それだけ重要なのであなたのDNAに刻まれるくらい、意識しながら実践してほしい。
ダートさせるように、糸ふけを作って「ギャン」と強めにシャクルと、テンヤ(ジグヘッド)が動きすぎるし、ラインが海水を切りすぎて真鯛に違和感を与えてしまう。
イカナゴに狂った真鯛が大きな群でいて、活性が高い時は関係ないと思うけど、今回みたいな魚が少なくいまいちスイッチが入っていない局面では、上記のポイントを意識してね!
まぁ低活性でも高活性でも、常にシャクリの強さは意識しながらゲーム展開する、それが好結果に繋がっている。
今回釣った魚たち
この時のタックルデーター
前日と全く同じで、一番信頼をおけるタックルで挑んだよ^^v
フラッグシップモデル「VRKS-LV1」
★【リール】
スピニング/3000番
★【メインライン/リーダー】
PE0.6号200m/フロロ2号2m
★【テンヤ/ジグヘッド】
プロトタイプ「小三笠テンヤ」2号
最後に
「ライトテンヤゲーム」の再現性という観点では、最高の結果に終わった今回のフィールドテスト。
前日の価値ある一枚からはじまり、そのイメージがリンクして当てれた釣果。
帰りのフェリーで、この二日間の光景を再度あたまでイメージしながら、夜釣りが苦手(夜は寝る派)なのに鞭打って頑張った体を労いながら、、、w
波に揺られウトウトと、短時間のフェリーの旅を楽しんだ^^v
いつも最後までお読みいただきありがとうございます〜^^
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