今回の記事は、セッティングが決まったカワハギ「カケテン」撮影の様子をお届けします。
シーズンも終盤に差しかかり、数は減ったが、そのぶん良型中心のシビアな局面。
V.I.SOUL推奨タックルで挑む、単純明快かつ奥深いカワハギ「カケテン」。その実釣撮影の様子を、時系列に沿って共有します。
興味がある人は、ぜひ最後までお付き合いください。
カワハギ「カケテン」撮影の前に予行演習
当日は諸事情があり、少し遅めの9時集合。
これまで数々の「カケテン」検証を共にしてきた「KAIHA」のぶ君、私とカメラマンの3人で南下。
予想より東風(コチ)が吹いていたが、問題なく上げ潮の予行演習ポイントに到着。
カワハギ「カケテン」盤石なタックル布陣
今回の撮影はバーチカル主体なので、ロッドは「VRKB-LV1」。リールは小型の両軸リールにPE0.6号、リーダーは2.5号。
テンヤは「三笠テンヤ」12号一択で、水深が10m台でも12号の重さで根掛かりを外しやすくする。
掛け鈎は各寸法を修正したプロト、エサは厳選「活冷凍エビ」と冷凍ロールイカ。
一つテンヤ同様、親鈎にエビをつけ、ロールイカをちょん掛け。この付け方の愛称は「エビ先イカちょん」
予行演習のはずがトラブル続出で中断w
無事導入部分の撮影を済ませ、いざ実釣となってすぐ、普段あまりしない根掛かりで一個ロスト。
その後すぐ、アタリがありフッキングすると「スパッ!」と得体の知れない魚にリーダーぶち切られ…サゴシ?
「いつも根掛かりしないから」と貴重なプロトの掛け鈎を3セット用意していたが、開始1時間ほどで残り1セットのみ。
下げ潮の本命まで温存する為、予行演習どころではなかった。
下げ潮の本命一発勝負で良型カワハギ
本当の意味で一本勝負となった下げの撮影!!
出船時の余裕は消え、窮地に追い込まれた私は脇汗かきながら平静を装い撮影開始…
アタリがあったラインを重点的に攻め、落ちればアタル、アタれば掛けるを撮影することに成功。これが「カケテン」のサーチ能力の高さ。
掛けた瞬間の「ズン!」と言う重みは、タチウオテンヤに似ていると思う。
調子が良さそうな中、数度、根掛かりを回避しながらヒヤヒヤの展開で、生きた心地なしw
ここ最近のパターン、着底後にシャクリ(空合わせ)、フォール中に「モゾモゾ、コツコツ」とアタリがあるも掛からない展開が続き…
テンヤを底に置いた状態で3秒ほど待ち、シャクってやると掛かるパターンで全数を稼いだ。この宙で掛けにくい現象は最近の傾向なので、何か秘密がありそうだ。
早々に窮地に追い込まれたが、“窮鼠猫を噛む”火事場の馬鹿力を発揮?!
おそらく世界初となるカワハギ「カケテン」実釣映像の撮影を、なんとか完遂した。
お二人さん、ご心配をおかけいたしました…
今回の動画
今回のポイント
意外と美味しい「イネゴチ」

この時のタックルデーター
【ロッド】
「VRKB-LV1」
【リール】
小型ベイトリール
【メインライン/リーダー】
PE0.6号200m/フロロ2.5号 1ヒロ強
【一つテンヤ】
「三笠テンヤ」12号
クレイジーオレンジ、プレミアムホワイト
【掛け鈎】
カケテン用4本錨(プロトタイプ)
【餌】
厳選「活冷凍エビ」、冷凍ロールイカ
最後に
このカワハギ「カケテン」は、一言でいえば“手っ取り早い”。タックルの準備、エサの用意、釣り方――すべてがシンプル。
卓越した技術も特別なコツもいらない。初心者でも十分に釣果を出せる懐の深さがある。
とはいえ、アタリがあってから「どう掛けるか」。その一瞬のせめぎ合いが、この釣りの中毒性でもある。
ぜひ熱心なヒトツテンヤーのみなさん、カワハギ「カケテン」に挑戦してみてください。
めちゃくちゃ楽しいですよ^^v
いつも最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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