【ロックフィッシュゲーム】「ただ巻き」「ボトム」両軸で攻略するボートロック

ロックフィッシュ

前日のショアロックフィッシュ撮影の午前の部(なんとか成立)午後の部(撮影すらできずw)でエネルギーを使い果たし、、、

その時の様子は以下からご覧ください^^

ぎりぎりまで風予報と睨めっこしたため、宇和島市内のホテルしか予約が取れず夕方にチェックインして仮眠、、、、、そこから翌日の買い出し(食料、氷など)に行き、ホテルから一番近かった焼き鳥屋でエネルギー補充。令和の時代で、まぁまぁ美味しい焼き鳥が一本100円からという破格でちょっと幸せな気分に^^

そして迎えたレンタルボート撮影当日、4時過ぎにホテルを出発して5時前に目的地へ到着。

今回の撮影でアテンドしてくれる、稀に見る変態レベルの釣友ノラノラさんと無事合流^^

しかし、到着後すぐパラパラと雨が落ちだし、南の空を空を見ると降り続きそうな雰囲気、、、予報に無い波乱の展開ではじまった「オオモンハタ牧場」「アカハタ牧場」を攻略撮影。ぜひ最後までお付き合いください^^v

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愛媛県は宇和海「御荘湾」レンタルボートロック!

愛媛県南宇和郡愛南町のとあるレンタルボート屋さん(秘密のw)でボートを借り、宇和海は御荘湾でボートロック!今回狙うターゲットは「オオモンハタ」と「アカハタ」。

オオモンハタは「巻き巻きドーン!」、アカハタは「ボトムチョンチョン」で使用するタックルは前日同様、岩礁帯上等裏三笠&VR-X 85B LV2!!得意の“ボートロックランガンスタイル”!!!

一応おさらいとして、巻きはキャスト→フリーフォールで着底→すぐに10回転ほど巻く→フリーフォール→で着底、巻きの繰り返し、アタリを感じたらフッキング。※基本の巻きスピードは 1秒間にリールを2回くらい

ボトムチョンチョンは、キャスト→フリーフォールで着底→ロッドで1回か2回シャクってリフト→Tフォールでアタリを取る→シャクってリフトの繰り返し。※瀬戸内海のアコウ(キジハタ)を狙うイメージ

少しずつ手前に寄ってくるので、適当なところで回収し再度キャスト、これが概ねの基本動作。

金属バット仕様のパワフル和船でGO!

先述した通り、微塵も想定していなかった雨の中、談笑しながらゆっくり準備を進め、、、

6時過ぎ、全タックルを詰め込み、3人乗船してもまだスペースがある金属バット仕様の和船でいざ出撃!

周るポイントは全てノラノラさん任せなので、結構、気楽な気持ちでルンルン♪ワクワクと余裕ぶっていたが、、、、、

エンジン大きく足が速い和船だったので、止まっている時とは比べ物にならないほど強まる雨脚!

「気持ち良いのでまっいっか!」と持ってきていたカッパを着ずにいたら、現着する頃には3人ともずぶ濡れ状態サムイw

現着後すぐ「ガン」と本命悶絶バイト!

15分ほど走っただろうか?1箇所目は岬状に張り出した地形の、いかにも根魚が潜んでいそうな雰囲気ぷんぷんの場所。

現代の最新鋭和船なので、もちろん計器類はバリッバリの「なし」というw 正確には、経験値と勘という最強計器類搭載ww

なので、まずは様子見で8号(30gちょっと)の裏三笠」ガンツウから開始。すると、いとも簡単に「ガン」とオオモンハタ特有のやる気アタックが!

30㎝あるなしのサイズだったが、スイッチオンのハッキリしたバイトと、ヘッドシェイクしながらよく泳ぐ躍動感に体温が急上昇^^ カッコイイ魚体と斑紋模様でもテンションが上がり、幸先の良い展開に^^v

この前にノラノラさんに大型がヒットするも、久しぶりに聞くフレーズ“ノット抜け”でバラシ、、、

開始早々から、やる気スイッチ全開のオオモンハタが連発し我々を大歓迎!

魚からの反応を見つつ、ノラノラさんが細かに船の流すラインを考えてくれるので、とてもゲーム展開がしやすい。

が、若干風があるので、ドテラで流される船足が速く、良いポイントを直ぐに通過する難しい状況でもある。

にも関わらず、コンスタントに数が獲れるので、この海域のポテンシャルの高さに驚きを隠せない、、、

時折アタックしてくる大型のオオモンハタ

のっけからアタリ連発なので、撮影そっちのけで今を楽しむスタイル(いつもそんな感じ)で^^

そんな中、「ドゴン!」と明らかに強いアタリがあり、重量感が一瞬ロッドに乗るもフックオンできず、、、(その理由は後述)

たまにあるそれに言葉にならない音が口から漏れ「あっ今の良いヤツですね〜」と、ノラノラさんと苦笑いを。

イージーな状況もずっと続くわけはなく、次第にアタリが遠のき、沖へおきへ移動しながらさらなる大型オオモンハタに狙いを絞る。

根魚の巣窟「沖の孤島」で怒涛のラッシュ

一向に収まらない雨に打たれながら、少しずつ沖を目指し突き進む和船。

向かった先は名前を知らない「沖の孤島」で、見るからにガチャガチャ感がヤバそうなところ、、、

相変わらず風の影響で船の流れるスピードが速いので、10号にチェンジして挑むことに。

ランカーオオモンハタ登場!!

まずはこの小さい島の南面の張り出しをメインに、魚の反応を探ると、、、

必ずと言って良いほど、どちらかにアタリがある状況なので、「ここはオオモンハタ牧場ですか?!」と思ってしまうレベル、、、、、

ここでも良い個体がアタックしてくるが、例の如くフックオンに持ち込めない。小中個体はパクパク状態。

その張り出し付近を執拗に攻めていると、ノラノラさんのロッドが今までにない絞り込みをみせ、期待で胸が膨らむ!

そして遂に、45㎝の大型オオモンハタをGETし、一同ほっと一安心!!地味にダブルヒットで田中は可愛いオオモンw

おおむね小型は色が濃く(岩色)、大きくなるにつれ色が薄くなる傾向なので、大型は根から離れて回遊しているのではないかと推察できる。

アタリ止まらずランカーサイズ追加!!!

オオモンハタ牧場は止まることを知らず、「魚がおれば絶対にアタル!」と調子に乗ってしまうほど超アグレッシブな反応を!

そして、またしてもノラノラさんがランカーサイズ(47㎝)のオオモンハタを仕留め、この界隈に通い込んでいる実力を発揮!!

ここまでで裏三笠によるシンプルな「巻き巻き」は、できすぎな結果となる^^

さてさて、いくら釣れ続けているからと言っても、そこにずっといるわけではなく、ガンガン移動して当てに行くスタイルは継続!

優劣あるが、どこもおおむね魚がおりアタリがあるので、正直、感覚がマヒしてくる。まさに「オオモンハタ牧場」状態、、、

岩礁帯の赤い宝石「アカハタ」狙いにシフト!

9時台にしてすでに撮れ高がハンパなく、1日釣りをしているような満足感、気持ち良い疲労感を堪能^^

そして遂に、「そろそろアカハタ牧場行きますか?」という事で、もうちょっと沖にある「絶海の孤島」へ。

40㎝超えの超ランカー「アカハタ」の根城

今回のポイントで一番ガチャガチャ度合いが凄かった「アカハタ牧場」。若干、黒潮の影響を受けているのか、水の色もそれっぽく「めっちゃアカハタ釣れそう!」というポイント。

40㎝超えのランカーも狙えるポイントなので、期待せずにはいられないw

ざっと狙う水深は、今まで釣ってきたところと同じくらいで、MAX30m前後のイメージ。

冒頭で説明した通り、基本、アカハタはキャスト→着底→チョンチョンと底(ボトム)をメインに釣る。

「アカハタ牧場」で良型のアカハタGET!

序盤、北側の海底に続く馬の背付近を、船の流れをみながらカケ上がりカケ下がりと探る。

アタリはあり、小型がポロポロ拾えるので楽しめるが、狙っている大きい個体からの反応がない。贅沢極まりない話だが、欲が出るのが釣り人の性w

少し沖のカケ下がりのシチュエーションで、ベイトリールのクラッチを切りラインを出しながら底を追従していると、良い感じで「コン」とバイトがあり、30㎝弱?ほどのブリブリの個体GET!

写真では分かりにくいが、肉眼で見た「アカハタ」はとても赤が濃く綺麗で、魚好きにはたまらない^^

そんな中、孤島の西側は渡船で渡っているアングラーがいたので、東側を南下しながらさらに魚を探す。

なんとなくの感覚で、島側よりは沖側かなと思いフォール時間はかかるが沖にキャスト。

いつもやってるボトムでのリアクション「チョンチョン」「ゴン!」とイメージ通りの展開で、サイズアップとなるブリッブリの真っ赤なアカハタGET^^

ここは偏光では目視できない大きな隠れ瀬があり、その際(潮裏)でのヒットだった。

VR-X 85B LV2はボートからのキャストリトリーブ&ボトムの両軸でも良い仕事をしてくれるので、手放せない相棒である^^v

2匹とも腹の膨らみ具合がパンパンだったので「産卵個体かな?」と思っていたが、思った通り腹には卵があった。赤が濃かったのも婚姻色だと思う。

おそらく、大型(40㎝オーバー)はポストかアフター直後だったので、口を使わなかったのかなと想像できる。

それでも十分「アカハタ牧場」を堪能でき、アカハタ牧場編の動画としても成立!ここまでの流れとしては異例の完璧w

再度オオモンハタ狙いのランガンスタイルへ!

アカハタ牧場をあとにした我々は、再度オオモンハタ狙いへシフト。が、まだ10時台という、、、

もうちょっと沖へ出ればさらにポテンシャルの高い牧場があるらしいが、この日は風があり安全第一という事で、陸側のワンドへと向かった。

今までの沖とはガラリと変わり、穏やかな雰囲気に。気付いた時には雨も止み、青空がチラリと。

潮が止まったまったり時間に、お初となる「マダラエソ」w

小型中型のオオモンハタ写真はないが、行くところ行くところでポロポロ釣れ続け、、、

この日、3度?4度?となる大型オオモンハタをフックオンできずw この時点でハッキリした理由は分かっていたが、撮影中にも関わらず修正せずに続行(検証)ww

オオモンハタの無双状態に突入、、、

正午が過ぎ、リリース含め(大型以外ほぼリリース)2人で何本釣ったか収拾つかず、、、

さらに内湾部へと移動し、風が落ち着いた状況でエンジンカット!ドテラの極み永遠流し戦法へ!!

ここからサイズ問わずオオモンハタが無双状態となり、まさに牧場のポテンシャルMAX^^v

「裏三笠」グリキンがどハマり連発!

そんな中、裏三笠」グリキンを投入した事が功を奏し、アタリが途絶えず、、、これが「ロックフィッシュ新戦略」の重要な要素「カラーの力」である。

またまたお初となる「タテシマフエフキ」をGETで、多魚種挑戦111目達成^^ 多魚種挑戦記事は以下よりどうぞ^^v

明らかな「ヘッドカラーの優位性」により、魚のスイッチの入り方がエグい、、、ワームは家に不良在庫で眠っていたモノや二軍三軍、どんな種類でもパクパク状態、、、、、

撮影終了時間は決まってなかったが、田中がことごとく大型個体をしくじるので、時間ばかり過ぎる。魚は無限に釣れる。

そんな中、5度目?となる大型フッキングミスにより「もうそろそろ終了か、、、」と思った矢先、「ゴン!」と一際激しいバイトが!

遂に40超えのオオモンハタをGET!

フッキングと同時に伝わる重み、ヘッドシェイクの感じがまずまずだったので「40超えたかな?」と思いながら上げてくると、最後のさいごで40アップ捕獲成功!!

50アップとはいかなかったが、最後に良い魚が獲れたので言うことなし!!

という事で、まだまだ夕暮れまでできたが、色々と諸事情あったので15時半に終了となった^^

撮影という制約がある中、最後まで全力でサポートしてくれたノラノラさんに感謝である^^v

港に帰ったら「恵比寿様」もニッコリ大歓迎してくれ、二日間にわたる撮影が無事に終わった事を実感できた瞬間だった。

なぜ根魚は「裏三笠」に好反応を示すのか?

今まで裏三笠について様々な特徴を伝えたが、今までと違う角度から特徴的なところを挙げると、、、

ワームを牽引する為の非常に優れた“トレーラーヘッド”(シンカー)

運送用トラックのトレーラーヘッド(駆動部)を想像してもらえれば、ご理解いただけるのではと。

トレーラーのヘッドが「裏三笠」で、トレーラー(荷台部分)がワーム。どちらかが欠けても機能しないが、荷台(ワーム)を引っ張る上でのヘッド(裏三笠)の重要性は説明するまでもない。

シャッド系、ホッグ系など、フォルム・ボリューム感が様々なワームを安定(ワームに負けない)して引っ張れ(巻き)、ボトムチョンチョン、テンションがあるなし関係なく素直に動き、潮が効いていても安定の姿勢を誇る「三笠型ヘッド」。(シンカー)

ヘッドが変な動きをしない分ワームがもつ本来の動きが活き、それがキッカーフィッシュに対して優位に働くのである。そう、気難しいキッカーフィッシュにこそ、、、

難しい複雑な機構(人を釣るギミック)ではなく、単純な中にこそ“本質”がある。

今回の動画(オオモンハタ牧場編)

今回の動画(アカハタ牧場編)

今回のポイント

 

①水深MAX30mほどで船が流され過ぎるので10号が良き
②基本、オオモンハタは「巻き」アカハタは「ボトムチョンチョン」で
③化物級の魚もヒットするのでドラグのフルロックは危険かも!?
④各所に暗礁があるので航行は偏光サングラスで水中を見れるようにしGPS魚探などを活用し安全第一で!
⑤オフセットフックは大きめ3/0~4/0を使った方が大型捕獲率が上がる!
※田中は終始2/0を選択してたのでことごとく大型にやられ続けた 
ノラノラさんいわく、この日は比較的イージーに魚がアタル状況だったと。ただ、船は風まかせ潮まかせで動くので、闇雲にキャストすれば岩礁帯上等の裏三笠でも根掛かり率は上がる。さすがノラノラさん、根掛かりロストはせず1日やり通すという神業、、、^^v

今回のゲストたち

硬骨魚網:スズキ目:ハタ科:マハタ属「オオモンハタ」(大紋羽太)
硬骨魚網:スズキ目:ハタ科:マハタ属「アカハタ」(赤羽太)
硬骨魚網:ヒメ目:エソ科:マエソ属「マダラエソ」(斑鱛)
硬骨魚網:スズキ目:フエフキダイカ科:フエフキダイゾク属「タテシマフエフキ」(縦縞笛吹)
硬骨魚網:スズキ目:メバル科:カサゴ属「カサゴ」(笠子)
瀬戸内海では釣れない魚が多く、めちゃくちゃ美味しい高級根魚がこんなに釣れて良いのか?と今までの価値観が良い意味でぶっ飛んでしまう!
ある平日の昼に一人アカハタしゃぶしゃぶしたら、美味すぎて昇天しそうに、、、w
ぜひ釣りに行きましょう〜^^v

この時のタックルデーター

★【一つテンヤロッド】
ショアテンヤ専用機ベイトモデル
VR-X 85B LV2

★【リール】
小型両軸リール

★【メインライン/リーダー】
田中→PE1.2号200m/フロロ6号2m
ノラノラさん→PE2.0号200m/フロロ8号2m

【一つテンヤ】(オフセットフック仕様の一つテンヤ)
裏三笠」(I型固定&II型遊動(多用))8号、10号(多用)
「クレイジーレッド」「グリキン」「ガンツウ」

★【オフセットフック】
2/0〜4/0太軸
※田中は瀬戸内海使用で2/0多用、ノラノラさんは4/0多用

★【ワーム】
3.2〜6インチのワーム(魚影が濃いせいかワームの種類で優位性は感じなかった)
バス用ワーム、家に眠っている不良在庫のワームが大活躍!

注釈として、レンタルボートでも85のレングスは気にならず、むしろ、このレングスの優位性(一言で楽)が如実に現れたかなと。普段ロックフィッシュロッドを使用しているノラノラさんも、全般的なバランスとレスポンスの良さ、魚を掛けてからのやり取りのしやすさに驚いていた。ドテラ流しのレンタルボートなので、風の影響もあり裏三笠」10号が大活躍!オフセットフックは大きいに越した事なく、4インチワームで3/0を目安に。フックが小さいと誰かさんみたくランカークラスのフッキング率が激減、、、ワームは家に眠っていたモノをごっそり持っていったが、どのワームでもアタリがあり問題なし!ただ、バイトの数が半端ないのでワームの消費量もハンパないw 1日の釣りで消費したワームの量は過去最多で、ざっと5パックは使用したかなと。中古釣具屋で安くなったワームを仕入れて行くのもあり!!もしかすると、冷凍エビの方がコストが安くすみ、環境にも良いかも^^

最後に

愛媛県は宇和海“御荘湾”周辺レンタルボートでの「オオモンハタ牧場」「アカハタ牧場」の記事を一挙に紹介したけど、いかかだったでしょうか。

いつも瀬戸内海ではボトムの釣りがメインなので「巻きで誘ってガッツリ掛ける」オオモンハタを狙うのが新鮮かつ刺激的だった!

このオオモンハタ、田中的な感覚では「磯ヒラ」のスイッチの入り方とリンクするので、本能的にハマるんだろうなと、、、そう考えると魚体的な雰囲気も似てるような気が、、、、、

また、ボトムで狙うアカハタは、なんと言っても真っ赤な魚体の美しさが魅力的で、めちゃくちゃ美味いしゃぶしゃぶ!

どれをとっても瀬戸内海では味わえない経験なので、百聞は一見に如かず!!あなたもぜひご挑戦あれ!!!

いつも最後までお読みいただきありがとうございます〜^^

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