【アフター回復真鯛】暑いから短時間勝負で結果を出すショアテンヤ必釣術

ショアテンヤ

蝉が本格的に鳴き出し、「今年も梅雨が明けたな〜」としみじみ感じながら、田舎の環境でタイピング中、、、

世の中で起きているトンデモ案件が嘘のように、蝉の声、鳥の声しか聞こえないw うーん幸せだww

さて、V.I.SOUL的にはショアテンヤが本格化するシーズンです。えー、このクソ暑いのに本格化するのがショアテンヤです。

アフターから回復した真鯛が、潮通しの良いシャローを徘徊する絶好のシーズン。一年で一番ベストなタイミングなので、「暑いから無理」なんて言ってる場合じゃない^^

もちろん、焦げて灰になりそうな日中に、闇雲にキャストを繰り返す苦行はしません。※やってた時もあったw

暑さが和らいでいる時間帯に、場所とタイミング(潮)を見計らって短時間、真鯛を一撃(数投)で釣ることに全集中する。

陸っぱりで展開するリアクション一つテンヤ「笠岡スタイル(通称ショアテンヤ)は、それを体現できる破壊力(再現性)がある。(「笠岡スタイルとは」ショア・オフショア問わずリアクションで魚に反応させる唯一無二の一つテンヤ釣法)

今回の記事は、新規開拓からタイミングの最適化をはかり、撮影に至るまでを時系列に沿って共有します。

基本、今まで情報発信してきた内容と変わり映えしないかもしれないが、より練度が上がっているので、それを踏まえてご覧ください^^

ショアテンヤ好きなコアなヒトツテンヤーさんには、必見の内容です^^v

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「尾道水道」新規ポイント開拓着手!

ここはズーッとマークしていた、新規ポイントの一つ。

何かに誘われるように、6月から怒涛のフィールドテストを展開する中、まだそこまで暑くない6月中旬過ぎに初エントリー。

真鯛狙いのショアテンヤは久しぶりだったが、地元でキビレを釣って練習していたので、田中の感覚はバチバチ状態w

バチバチ状態になった練習👇

 

まずは様子見で、中潮(296㎝→58㎝)下げの4分から開始。

一番の目的は魚を釣る事ではなく、潮の流れと地形との兼ね合いを把握すること。

三笠3号ブラックを先発させ探っていると、いきなり「ゴン!」と良いサイズの真鯛が反応するもフックオフ、、、その直後、潮が速くなり4号のピンクに交換。

潮が速く展開が忙しいが、アップ、クロス、ダウンと縦横無尽にキャストする。

張り出しの岩礁、沖にある大きなシモリ、手前にある海藻群をざっくり頭にインプットし、最適と思えるトレースコース(魚が掛かっても獲れないラインは無視)でドリフト。

すると、アフター回復の真鯛が「コン」と素直にテンヤを吸い込み、ロッドを叩くヘッドシェイク!

立ち位置と根ズレ箇所の関係性がシビアで、加えて手前の掛け上がり海藻群に邪魔をされたが、そこは十分なタックル類と技術力で回避。

無事ランディングでき、真鯛の綺麗な魚体にうっとり^^

そして、サイズダウンしたものの、同じような展開でバッチリ再現!

この時点で、潮の流れ方と地形の把握がある程度完了。

イメージ通りのゲーム展開に納得し、2時間ほどで初日のフィールドテストを終えた。

「尾道水道」2回目のフィールドテスト

2回目のフィールドテストは、翌日の前日とほぼ同じタイミングw

現場に着くと、予期せぬ状況により早く昼食をすませタイミングをズラす。直ぐに現場に戻るも状況は変わらず、そのままテスト開始。

昨日より潮が速く、超三笠4号を主軸にゲームを組み立てる。が、潮が速すぎるのか、真鯛らしき反応がないまま一通りトレース完了。

早飯でタイミングをズラしたことが奏功し、前日に攻めれなかったラインが浮上。

超三笠でも忙しい展開だったが、アップ→クロス→ダウンに差し掛かった時に「ゴン」と会心の一撃!

「今日はもう帰ろうか〜」と思った矢先の一枚だったので、めっちゃ嬉しかった^^

もちろん深追いせずに「ありがとうございました!」とお辞儀をし、この日も2時間弱で終了^^v

「尾道水道」3回目のフィールドテスト

ここからキビレ案件が怒涛の展開となり、7月頭に無事撮影成立。

ほっとひと息つく間もなく、7月中旬前に3回目となるフィールドテストへ。中潮(125㎝〜306㎝)

前回、前々回と下げ潮で調査したので、今回は上げ潮で検証することに。(どの潮で調査するかは経験則によりケースバイケース)

潮の流れが真反対になるが、地形把握ができているので攻略における戦術イメージはバッチリ。

潮が速く、少し風があり、沖目も気になっていたので超三笠5号グリーンを投入。たまたまケースにあった中古でw

その1投目「ゴン!」。真鯛特有の首振りがなく、鋭い突っ込みがなかったので秒でターゲット断定。

幸先良く、けっこうブリブリの良型アコウ(キジハタ)GET!!

立ち位置はほぼ変えず、少しキャストラインをズラし真鯛^^ 40㎝未満の魚なら、アコウも真鯛もほぼドラグを出さずにランディング^^v

その直後、クロスでキャストしダウンの展開で、違和感程度のアタリがありフッキング!

ヘッドシェイクの感じと重量感があったので警戒するも、鋭い突っ込みがないまま波打ち際に!!

安心していた田中の不意をつくように、余力を残していた真鯛はなんと、波打ち際でエラ洗い一発!!!痛恨のフックオフ、、、60クラス^^; 「マダイガエラアライ」と3分くらいブツブツ言ってた事は、ここだけの話w

そして同じように、再現、、、成功、、、、、サイズはご愛嬌。

この日は、1時間ほどで納得の終了。「上げの方がええな〜」という事で、撮影日の調整へと移行。

しまなみの玄関口「尾道水道界隈」で撮影開始!

いつになく用意周到にフィールドテストをした、しまなみの玄関口「尾道水道」。

事前に段取りしすぎると、撮影でコケるジンクスがあるとかないとかw まぁ今回は、不安要素が吹き飛ぶくらい田中の練習量が半端ないのでww

当日、6時始発のフェリー(水道を渡る)に乗り、撮影プラでは入らなかったポイントにエントリー。

その1投目で、「ゴツッ!」

鬼ヶ島(女木島)での大鯛に匹敵するほど、瀬戸内海の真鯛らしいエグい引きだった!!

絶妙な潮が流れていたので、まだキャストすれば釣れたと思うが、120点満点のできなので早々に見切る^^

60超えの真鯛を片手に、同じフェリーに乗って対岸へ移動(3回プラした場所)。その際、行きで話をしたフェリーのスタッフさんが「えーーーっ!」と、マジでビックリされていたw

2投で2枚の完璧すぎる展開!!

対岸側も上げ潮が良い感じで流れていて、その1投目、、、

シャクリ初めに掛かる感じではあったが、狙ったラインにて数秒でGET、、、、、

「もう十分じゃろ〜」とカメラマンと意見が一致し、過去最短、2投で2枚の真鯛を釣ることができた記憶に残る撮影となった^^

この恵まれた環境に感謝感謝!

注意事項を少し。今回撮影した場所は観光地でもあります。迷惑駐車はせず、有料駐車場を使用しましょう。釣り禁止、立ち入り禁止区域での釣りはNGです。ルール内で持続可能な釣りを心がけて楽しんでください。美味しい飲食店も多いので、特に地元以外の方はお金を使って地域貢献しましょうね^^

今回の動画

今回のポイント

①練習に練習を重ね(キビレで)感覚を研ぎ澄ましていた事
②プラで上げと下げを検証し“上げ潮”が地の利に有利と判断した事
①練習と②プラを労力惜しまず愚直に遂行し続けた事
今回も抽象的なポイントだけど、超重要なマインドセットかなと。急がば回れ。偏見かもしれないが、、、昨今、YouTubeなどで簡単に情報が手に入り、それを元に直ぐに結果に繋げたいアングラーが多いと感じる。が、各々のリソース内で最大限、もしくはそれ以上時間と労力をかけたアングラーが、結局は、、、まぁ報われないこともあるけど、田中も常に意識します。

今回のゲスト

硬骨魚網:スズキ目:タイ科:マダイ属「マダイ」(真鯛)
硬骨魚網:スズキ目:ハタ科:アカハタ属「キジハタ(アコウ)」(雉子羽太)

この時のタックルデーター

【ロッド】
VR-X 92S LV2

【リール】
スピニング4000番(XG)

【メインライン/リーダー】
PE0.6号200m/フロロ2.5号 1ヒロ強

【一つテンヤ】
三笠テンヤ」4号
ゴージャスピンク

【餌】
活きエビ

最後に

アフター回復真鯛を攻略した一連の流れ、いかがだったでしょうか。

ゴール(撮影成立)をイメージし、タックル面を完璧に準備し、あらゆる角度から現場検証を重ねて、最適解を導き出す。

自然状況(風や潮)を味方につけ、優位に展開できるタイミングでいざ本番。

全てがうまい具合に絡み合い、暑さが和らいでいる短時間で体現することができました。これ、後付けではなく、テーマに沿っての事実なので^^v

これが、陸っぱりで展開するリアクション一つテンヤ「笠岡スタイル(通称ショアテンヤ)の、真の実力です。

この記事を読んで興味が湧いた方は、思い描くフィールドで実践してください。とてつもない展開が、あなたを待ち受けているかもしれません。

ぜひ一緒に、ショアテンヤを楽しみましょう!

いつも最後までお読みいただきありがとうございます〜^^

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