6月に入ってから、何かに取り憑かれたようにショアテンヤをやり込んでいる、、、
リアクション一つテンヤ「笠岡スタイル」の大きな軸となる、ショアからの一つテンヤ。通称ショアテンヤ。
その最高峰のターゲットは、もちろん真鯛ではないだろうか。
ショアから狙って一撃必釣で獲る達成感は、何ものにも代え難い醍醐味があり、それを体現したアングラーは良い意味で虜となる。
しかし、その恩恵に授かれるアングラーは一握りかもしれない。外部から色々と話を聞くと、かなり難しい領域の釣りみたい、、、、、
まぁね、船で釣れるところに連れて行ってくれる訳じゃなく、己の経験値と感覚、タックルセッティングだけで勝負するので^^
特に昨今、誰でも簡単に「巻いて落とすだけで釣れる」みたいな風潮が色濃く、ショアからテンヤを投げて魚を釣るアングラーは、もう絶滅危惧種レベルだと痛感しているw
だからか、「絶滅してなるものか」と魂レベルで本能にスイッチが入り、そういう経緯に至ったのかなと自分を考察するww
岡山県笠岡市、地元の干潟でショアテンヤ
さて、5月の終わり頃かな、地元の近所の干潟でワンチャンと散歩しているおり、ふと波打ち際を見ると黒い魚影が数匹。
「へ〜こんなにチヌがおるんか」と、その時はちょっと気になったレベル。※実際はチヌ(クロダイ)ではなかった^^;
が、数日経ったある日、「近いしちょっと釣ってみよ」と思ったのがことの発端。
干潮時の干潟の様子
下の写真は実際の現場、干潮時の干潟の様子。一部を抜粋しているけど、ところどころ捨て石なども点在するので、目で見て確認してからエントリーするのがおすすめ。
魚が捕食する時に掘ったと思われる小さな穴が、至る所に見受けられる。
ときおり大きめな穴が開いているので、それはおそらくエイだろうと、、、
ここには、無数のカニ、穴ジャコ、ボケ、ゴカイ類、貝類などなど、十分すぎるほどの餌がいる。
という流れで、めっちゃ近所の干潟で「チヌ」を狙うことになったが、当初はチニングで調査した。
が、あらゆるウェイトやフックセッティングを試すも、超ショートバイトで歯が立たず、、、
水深もMAX2m台と浅いので、ダイレクト感が半端なく騙しきれない。スーパーシャローで、真鯛をワームで騙している感覚に近い、、、、、
気が長い田中は「あーもうめんどくせ!テンヤ投げよ!!」となり、専売特許のショアテンをw
三笠テンヤ2号と厳選「活冷凍エビ」
これで太刀打ちできなかったら釣りやめよっかな〜という、緩〜い気概で挑んだのがいけなかったのか、そんなに甘くない世界、、、
真鯛ばりの超ショートバイトは健在で、これをどう攻略するかが最大の争点となった。心の中で「ぬぐぐぐ生意気なチヌめ〜」と思ったことは、ここだけの話。
エントリータイミング、潮の流れ、天候など、釣果に影響するであろう要素を意識し、短時間で当てれるように調査開始。
チヌ(クロダイ)だと思ってた魚はキビレ(キチヌ)
結局、一番理にかなっていたのは、いつもシャローで真鯛を釣っているやり方に近い、、、
キャスト→テンションフォール→着底→巻きジャクリ(3回)→テンションフォール→「ゴン!」(バイト)。
掛けてびっくり、「ガンガン!ジィーーーーッグン!ジーーーッ!!」と、予想だにしない引きで上がったきたのは、チヌではなくキビレだった、、、、、
「え!なに強っ!!真鯛?!」と錯覚するほど、干潟のキビレは重戦車の如く強かったw
しかも、餌をたらふく食べているので、ブリブリの個体ばかり!体高もあり、厚みもあるので引くのはわかるけど、ちょっと引きすぎww
潮が流れていると言っても緩いので、同じ条件で掛けた真鯛より引きが強くトルクフルで、ヘッドシェイクもエグいと思う。(個体差はある)
いつものリアクションの効果だと思うが、フックオンする個体はほぼ40クラス。
まさかキビレとは思ってもいなかったし、スーパーシャローの干潟で真鯛と対峙しているような感覚は、売り込みなしで超刺激的!!
上で載せた写真は数日分の一部で「◯◯枚釣ったぜやほー!」と、釣果を誇示するものではないのであしからず。
自分が最適と思ったタイミングで狙い、短時間でさっと釣ってささっと帰るスタイルで、超絶な躍動感も相まって、数枚釣ったら非常に満足感が高い。
番外編の「小三笠」&イカの切り身
そんな中、調査ついでに「小三笠」1.5号〜2号と、冷凍イカの切り身を試してみた。※ワーム信者の方には申し訳ないが、今回ワームは論外
釣れるには釣れるが、手のひら強の小さいサイズが掛かってしまう。
ブリブリちゃんも釣れるが、いまいちスイッチの入り方が弱い感じがする。時間があればやり込んでみるのも面白いかも。
分類が小型ジグヘッドの「小三笠」だが、このサイズ相手でも余裕なのが怖いw
※2024年7月16日追記
ここ最近の傾向としては、小型などのアタリが増えてきいるので、撮影時と比べてショートバイトが多い感じ。おそらく、シーズナル的要素だと思う。
その状況だと、吸い込み時の違和感を軽減できる「小三笠」での攻略がおすすめです。この時はエビ使用。
ゲストは、シーバス、マゴチ、フグなどで、ナルトビエイもいるのでそれなりの覚悟はしましょう、、、
干潟の重戦車「キビレ」を狙った撮影
ショアテンヤの最高峰、真鯛に匹敵するゲーム性・躍動感が魅力のキビレ。
そして、スーパーシャローで誤魔化しが効かず、自然状況、タックルセッティング、一連の所作など、対真鯛を想定した全要素が盛り込まれている、干潟の重戦車キビレ。
田中的にはこの経験により、今までのショアテンヤのレベルがさらに洗練された感覚。いや、間違いなくステージがひとつ上昇したなと。
それくらい、今までの固定概念が書き換えられたので、これは動画に残すべきだと思い、超近所での撮影となった、、、w
撮影前日の夕方「明日撮影できる?」とカメラマンに連絡すると「えっ?明日ーー!」と、裏返った声がさらに裏返ったのは内緒ww
で、満潮潮止まりからの下げを狙って昼過ぎにエントリー。
釣り開始20分ほどで、ポンポンとあっさりブリッブリのキビレちゃんをGET!
サクッと3枚釣ったら撮影終了する予定だったが、2枚目を釣った直後に下げ潮が止まり、、、
ちょっと休憩するも好転する兆しがなく、微妙に流れが効いてるであろう場所をやるも、エイちゃんが掛かって四苦八苦、、、、、
あまりにもキビレの引きがエグいので、カメラマンがギャーギャーやかましい撮影になったのは、ここだけの話w まぁいつものご愛嬌という事で^^
今回の動画
今回のポイント
ちょっとポイントが多すぎるので、思考回路含め抽象的な点だけ。いつになく動画内でコツを事細かく解説しているので、興味がある人は動画をご参考に^^
②十分なタックルセッティングで挑まないと後悔するかも
③シャローで軽量テンヤを操作する際は糸フケコントロールがキモ
今回のゲストたち
この時のタックルデーター
フラッグシップモデル「VRKS-LV1」 【リール】
スピニングC3000番 【ライン】
PE0.6号/リーダーフロロカーボン2.5号 【一つテンヤ】
三笠テンヤ2号
ブライトグリーンゴールド、プレミアムホワイト、ゴージャスピンク 【餌】
厳選「活冷凍エビ」
最後に
「なんだキビレかよ〜」と思ったあなた、百聞は一見に如かず、、、ぜひご挑戦を^^v
まぁ、わざわざ県外などから釣りに来る程ではないかもしれないが、お近くならぜひぜひ!
ショアテンヤの絶好の練習相手で、シャローの対真鯛戦略そのままのイメージなので、初心者さんにはとても勉強になるし、スキルアップ間違いなし。
かなりやり込んだ変態ヒトツテンヤーさんも、さらに精度を上げる練習になると思うので、干潟の重戦車キビレを釣りに来てください!!
いつも最後までお読みいただきありがとうございます〜^^
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