今回の記事は、2018年11月に元祖となるショアからの「笠岡スタイル」を動画で公開してから約3年が経過した、新たな挑戦、サーフからのショアテンヤ攻略についてです。(「笠岡スタイルとは」ショア・オフショア含めリアクションで魚に反応させる唯一無二の一つテンヤ釣法)
その時の動画は以下からご覧ください。
そして2021年9月28日、またしても新たな領域へ踏み込んだ。ガチガチのサーフ(砂浜)から「三笠テンヤ」&「超三笠テンヤ」をキャストし、真鯛を狙って釣る動画の撮影に成功。
狙って釣る様子を動画に収めるのは非常に難しいが、実際にYouTubeで観ると、まるで簡単に釣っているように見えてしまうのが、少し怖い。
さて、今回の記事では、動画では伝えにくい詳細な情報を含めながら、時系列に解説していくので、ぜひ最後までお付き合いください!
ショアテンヤの舞台になるのは岡山県玉野市「大槌島」
向日比港から出船している渡船「伸光丸」で、午前5時半に出船して大槌島へ向かった。(090-3881-0708)
ものの10分程で、目的の島に到着した。
この島は、南半分が香川県、北半分が岡山県という少し変わった島だが、撮影に挑んだ場所は北側(岡山県側)のサーフ(砂浜)だ。
V.I.SOULのメイン動画となる「一つテンヤ行脚」は、ぶっつけ本番で行うことが多い。
理由は、いち釣り人が普通に新規開拓して釣る、同じ目線でリアルな動画を届けたいからだ。メーカーの動画って裏は見せずに、黒子は隠してヤラセっぽいのが多いからね。
「ショアテンヤ」プラなしぶっつけ本番撮影開始!
という事で、この日もいつもの愉快なメンバー達と撮影の幕が開けた!
ここ最近ショアで出番が多い「ケイ」、そして釣り友の「山中さん」と、ショアテンヤの行脚では初となる女性の出演者「ミネちゃん」した。
朝焼けの綺麗な中、喋りながらリラックスモードで各々準備に取りかかった。
しかし、この日は東寄りの風が強く、少し不穏な空気が流れていたのはここだけの話。
朝一はまだ下げの残り潮だったので、西から東に緩く流れている。
三笠テンヤ4号5号、超三笠テンヤ4号5号をセットし、準備ができた者からそれぞれのイメージを軸に釣り開始した。
悪い天気予報は当たる!真鯛もあたる!!
予報通り(若干酷い)東寄りの強風でティップが揺られ、状況的にはかなり難しい展開となった。
しかし、開始早々から本命らしいアタリがあるも、痛恨のミスなどで出鼻を挫かれる状況だった。
そんな中、開始30分も経たずに“本命真鯛”がヒットした。
ショア行脚初出演の「紅一点のミネちゃん」のロッドが、真鯛特有のヘッドシェイクにより絞り込まれた。
何度か強い突っ込みをかわし上がってきたのは、大本命の良型真鯛だった。
男性陣を抑え、三笠テンヤ5号COゴールドで見事に本命一番乗りを達成した。
その10分後、北面西側の少し浅くシモリが点在しているポイントを攻めてたオレに、「ガッツン」と強烈なバイトがあった!
コンディション抜群の真っ黒な魚
良く引くので絶対真鯛だと思い、ニンマリと余裕でファイトしていると、違うっぽい影が視界に入った。
まさかのチヌが綺麗な砂浜に横たわった。引き味、ヘッドシェイク加減も真鯛そのものだったのに、驚きだ。
しかし、これから釣れる沖のチヌは非常に美味しいので、これはこれで良い。
とにかく、皆かなりアタリはあるものの、ショアからの一つテンヤの大敵である風による“糸フケ”に大苦戦。
ミネちゃんとオレに、かなりのサイズの真鯛がヒットするも、痛恨のラインブレイクに見舞われた。
チヌやギザミ、カサゴと戯れつつ、徐々に下げ潮も緩んできたので休憩タイムに突入。
一向におさまる氣配を見せない強風の中、1時間ほどゆっくりと談笑を楽しんだ。
【第二フェーズ】上げ潮からの奇跡的展開
そして、ふと氣がつけば上げ潮の返しが流れ出し、それと同時に3人のスイッチも再度オンになった!
魚の活性も高く、山中さん、ケイに連続で大きい真鯛が掛かるも、これまた痛恨のラインブレイクブレイクに見舞われた。しかも、原因不明なので対処のしようがない状況。
突如訪れたビッグバイト!!
そんな中、強風と激流対策で「VR-X 92S LV2」に「超三笠テンヤ」4号をセットし、少し沖目を狙っているオレに、千載一遇のチャンスが訪れた。
潮通しの良いブレイクの沖を、リアクションを効かせたフォール中にアタリを感知。掛けた時は違うターゲットかと思ったが、掛け上がりを越えたあたりから真鯛の引きになった!
大鯛特有の強烈なストロークあるヘッドシェイクに耐えつつ、ロッドのポテンシャルを信じながら、徐々に距離を詰める一進一退の攻防が続く!!
そして、70cmに迫ろうかという迫力ある大鯛が砂浜に打ち上がった。(ザッと手尺で測り70超え)
この難しい局面での“大鯛”GETにより、オレのスイッチは完全にオフ状態となった。
全ての良い要因が重なり、運も味方して価値ある一枚を撮影でGETできた!まさに感無量だ!!
終了間際に怒涛の連発劇!!
そして、さらに風が強くなる中、紅一点のミネちゃんの一人舞台がスタートした!
北面の一番張り出した付近で、朝一から真剣にシャクっていたため、真鯛に反応させられる確率が上がっていた。
フォールで「ゴツ!」とアタリがあり、ファイト中にドラグの微調整もしながら、秋色に染まった綺麗な真鯛を捕獲成功。
男性陣も真っ青の大奮闘
20分も経たない興奮冷めやらぬ中、また同じようなシチュエーションで、ミネちゃんにアタリ!
ヘッドシェイクで「ガンガンガン」竿先が叩かれ、見てるこっちも興奮するナイスファイト!!
再現性があるゲーム展開で、真鯛追加した。
興奮しすぎてどうやって食わせたか分からないくらい、本人はゾーンに入っていたようだ。
なぜ、ミネちゃんに連続ヒットしたのか。 それは、至極シンプルな理由からだ。
・一番良いポイントを
・一番反応の良いカラーのテンヤ
で攻められたからだ。
釣りをやめていたオレは少し離れたところでその様子を伺っていたため、「素晴らしい」と拍手喝采を送った。
それを全て意識的にやったかは定かではないが、まぐれだけでは魚は獲れないため、ミネちゃんの実力あってこその結果だと思う。
渡船の迎えを12時にしていたが、1時間延長してもらい13時で終了した。
約半日の撮影だったが、初場所ぶっつけ本番の一つテンヤ行脚は、大成功だった!非常にワクワクし、心に残る撮影となった!!
しかし、皆見事にラインブレイクに見舞われたこと。その原因が定かではないこと。だが、なんとなく改善策が思い当たるので、もう一度、再チャレンジしようと思う。
この日の使用したタックル
【ミネちゃんタックル】
【山中さんタックル】
【田中とケイのタックル】
・リール/3000~4000番
・ライン/PE0.6→フロロ3号
・テンヤ/三笠テンヤ4号、超三笠テンヤ4~5号
(ブラックダイヤモンドG、ブライトグリーンゴールド、クレイジーレッド)
今では多くの人に必要性が伝わっている、ショア一つテンヤ専用ロッド「VR-X 92S LV2」。
おかげさまで、2021年分は完売しました。現在、2022年分の予約注文を承っている状況なので、無限の可能性にベットしてください!
今回の動画&関連情報
一つテンヤ行脚 Vol.26 in岡山県玉野市大槌島
「サーフ・一つテンヤ元年」狙えショアレッド!
ショアテンヤ最大の敵【根掛かり】を激減する方法の動画とブログ記事を共有するので、ぜひお役立てください。根掛かりを回避する動画はこちらをクリック
テキストで読みたい方は、根掛かりを回避する記事はこちらをクリック
最後に
ショアからのサーフ(砂浜)一つテンヤ、いかがだったでしょうか。個人的には、また新しい扉が開いてワクワクが止まらない状態です!
まだまだ開拓の余地はありすぎるが、間違いない事実として、無限の可能性が目の前にある。
この結果をどう捉えるかは人それぞれ、自由です。あなたの感性で今後に生かしてもらえると、非常に嬉しく思います。
さて、全国各地、サーフで狙えるターゲットも視野に入り、体が何個あっても足りない状況がさらに加速するでしょう。
ここに「サーフ・一つテンヤ」元年を宣言します。
いつも最後までお読みいただき、ありがとうございます!
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