【岩礁帯必勝法!】根掛かりを克服する2つのアイテムテスト始動

フィールドテスト

ショアからカサスタをやってると「ここガチャガチャだけど魚いるよな〜」という局面に遭遇することが多々あり、ヘッドと針が固定の三笠テンヤをはもちろん、既存の一つテンヤをブチ込むと一発でロスト、、、(「笠岡スタイルとは」リアクションで魚に反応させる唯一無二の一つテンヤ釣法)

どの釣りでもそうだが、根掛かりロストは大敵なのでガチャガチャはスルーが当たり前になっていた。しかし「そこに魚がいるから攻略したい」といつも思っていた。

そんなことから約2年前に、根の荒いガチャガチャの局面も攻略できるよう、2つのプロトアイテムを作成していた。

しかし、その2アイテムを投入するタイミングを作れず、時が過ぎ去り現在に至る。

そんな中、サブでお世話になっているTG部長から「ボートでロックフィッシュ行きませんか?」と渡りに船、絶妙なタイミングでお誘いがかかった^^

それを皮切りに、忙しい合間を縫い新たなフィールドテストが本格始動した!!

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テンヤのイメージでガチャガチャを攻略するアイテム

さて、陸っぱりで根の荒いガチャガチャを攻める一般的な釣り方は、ロックフィッシュゲームかなと。

それをV.I.SOUL目線でイメージすると、ロックフィッシュと一つテンヤを掛け合わせた様なイメージになる。

という事で、2つのプロトアイテム「裏三笠」と、それを操作するロッド「VR-X 85B LV2」へと着想。まぁ至ってシンプルで自然流れ、、、

「裏三笠」とは?

ヘッドは三笠テンヤそのままで、親針を排除してオフセットフックを装着できるように。一発目のプロトはオフセットフックが交換できない使用だが、自分の好きな針をチョイスできるよう、交換式にする予定。もう一種類、別の針を鋭意テスト中。

2箇所あるステンレスのアイは、配置がガラリと変わり「裏三笠」に適した位置に変更。もちろん、ワームやエビがズレないワムズレンは実装する。

これにセットするのは基本「ワーム」だが、「活きエビ」「冷凍エビ」「付けれれば何でも」と、ワームオンリーという拘りは排除して制約を緩くしている。

エビ餌などを使用するあたり、ロックフィッシュと一つテンヤの融合という事で「ロックテンヤ」というのはどうだろう、、、

「裏三笠」単体の写真を載せようと思ったが、まだ少し調整の余地があるし、何かと面倒な世の中なので割愛で^^

「VR-X 85B LV2」とは?

リリース以降かなりの反響をいただいている、ショア一つテンヤ専用機VR-X 92S LV2」の兄弟機で、92Sのポテンシャルをべイトバージョンへと移行した、イメージはショアテンヤベイトバージョン。ロックフィッシュにも高い流用性がある。

繊細さ、感度、バランス、パワー、レスポンス、どれをとっても既存のロックフィッシュロッドとは一線を画す味付けになった。

見た目も装飾で飾る事なく、一切の無駄を排除した、無骨なレーシングロッドにふさわしいシンプルなデザインを採用!!

田中のイメージ的には、「85B」がドンガラのフルチューンドラッグ使用、BCNR33GT-R。そして「92S」が、一世を風靡したレース、グループAのBNR32GT-Rといった感じかな^^ ウチの中堅機種以上のロッドは、誰でも簡単に運転できるATではないので^^;

ちょっと話が脱線したけど、実際現場に「85B」導入してみて、想像以上のポテンシャルに正直ビックリしている^^v

今まで経験がないほど大型アコウが連発!

さて、まずはショアを想定したボートロックで「裏三笠」「VR-X 85B LV2」を本格的に導入した、5月14日。

TG部長と一緒に、地元にほど近い秘密の「アコウの巣」へ行った時のこと。もちろん、どなたかが◯N○等で発信している「釣禁」の場所じゃないのであしからずw

ショアを想定したとあるが、アンカーを掛けての掛かり釣りなので、ある程度ボートは固定された状態。

海底には何か(障害物)が沈んでおり、トップの水深が◯mで周りが13mほど。

キャストしてボトムをとり、ティップでスッと「裏三笠」をリフトさせ、テンションフォールでボトムを取る。

あまり派手にテンヤをシャクらず、スッと浮かせるのがコツ。(最後に理由を解説)

すると、「コツ」とバイトがあり、まずはウォーミングアップのカサゴ様w この辺にしては大型のサイズかな?!

そして、同じように丁寧にリアクションを効かせたリフト&フォールで「ンゴッン!」。

フッキングした瞬間の重量感がエグかったので、かなりのサイズとは思ったが「VR-X 85B LV2 」の圧勝!

50アップの横綱級アコウに、何もさせる事なくフルドラグでランディング!!

全く同じパータで、少し小さいが文句なしの重量級アコウも、瞬殺でGET^^v

細糸で勝負するショアテンヤと違い、しっかり魚と綱引きができるあたり、この釣りは田中にベストマッチかも?と思ったことは内緒、、、w

どうにもならない大物にラインブレイク…

そんな中、障害物を直撃しながらボトムバンプしていると、同じように「ドッゴン!」と重量級のバイト!

が、フルドラグでリフトしようとも全く動かず、「グングングン!」と数秒綱引きするも、何かに擦れてラインブレイク、、、「どんな魚!!??」と唖然^^;

過去にはここで、何度も太刀打ちできない化け物にやられているらしいので、お化けがいるのだろう、、、、、

もう十分満足していたので、1匹50アップアコウを追加して、ショアを想定したこの日のボートロックフィールドテストは短時間で終了!

買い物カゴに入れた怪獣たち、、、確か3匹だけお持ち帰りであとはリリースしてあげた。年々増えている感がある瀬戸内のアコウ(キジハタ)だが、大型個体を抜けるだけ抜いてたら枯れる可能性があるので、コントロールしながら^^v

地元は笠岡諸島の「半夜のアコウ釣り!」調査

さてさて、この日はちょいちょいお世話になっている、地元の笠岡渡船で半夜アコウ調査。

5月18日、笠岡港を午後6時半出船で、一番近い初場所へ降りた我々。

外向き内向きと投げれる波止で、山ちゃんと2人で調査。別部隊は真鍋方面へ。

その一投目、「ヒラメ」って丸でマーキングしているところへ、ヒョイと投げてボトムを獲った瞬間「食ったー?!」と大わてw ウォーミングアップってもんがあるだろうが、と思いながらゴリ巻きするとまぁまぁデカいヒラメ!

タモの準備をしてなく、水面で大暴れするヒラメを見ながら「あ〜これバレるかも」と呟いたことはここだけの話、、、

山ちゃんがレスキュー隊並みの速さでタモを準備し、無事ランディング成功。

アフター後でげっそりしていたが、タモにぎりぎり入った60クラスのヒラメ捕獲!! まぁ落パク気味だったので、何を落としても食ってた可能性も否定できない。

そんな中、外向きを重点的に調査していた田中は、固定テンヤだと一撃でロストするであろう岩礁帯で、コンディションの良いアコウを追加。

そのほか、小型のアコウが1匹と、小さいであろうアコウのバイトが数回。狙った潮が少し合ってなかったので、また次回、違う潮で再度挑戦しようと思う。

2回のフィールドテスト、ヘッドと針が固定テンヤだったら軽く10個以上ロストしたであろうシチュエーション。

「裏三笠」を一個も根掛かりでロストせず、しかも魚も獲れたので手応え十分だった!

「裏三笠」操作のコツ

①裏三笠を勢いよくシュッとシャクルのではなく、スッとリフトするイメージ
強くシャクっているとガッツリ岩にスタックする可能性が高くなる
③スッとリフトし岩と岩の間をすり抜けさせリアクションを効かすイメージ
④ガツと岩に引っ掛かったらすぐラインテンションを緩めながら外す
⑤テンションフォール中にアタリがあったら即掛けガチファイトで!
これだけ抑えていると、かなり根掛かりが回避でき、魚が獲れると思うので参考までに^^
リアクションという観点からだと、ヘッドと針が固定テンヤのカサスタとイメージは同じ。そのイメージのまま、岩礁帯をタイトに攻めれるのは、今後かなりのアドバンテージになると思う。

今回のゲストたち

硬骨魚網:スズキ目:メバル科:カサゴ属「カサゴ」(笠子)
硬骨魚網:スズキ目:ハタ科:マハタ属「キジハタ(アコウ)」(雉子羽太)
硬骨魚網:カレイ目:ヒラメ科:ヒラメ属「ヒラメ」(鮃)

この時のタックルデーター

★【ロッド】
「VR-X 85B LV2」 プロトタイプ

★【リール】
ベイト200番クラス

★【メインライン/リーダー】
PE1.2号200m/フロロ6号3m
★【テンヤ】
「裏三笠」6号プロトタイプ オフセットフック使用 
★【ワーム】
ホッグ系4インチ

最後に

「こんなとこ無理、、、」というような、ガチャガチャ岩礁帯をロスト少なく攻めれる「裏三笠」それを操作する「VR-X 85B LV2」、その2つを駆使して展開するロックフィッシュゲームいかだだったでしょう。

構想から2年を経て今に至るけど、このタイミングだからこそ、今まで培ってきた経験が線で結ばれ全てリンクしたのかなと。

これにより、リアクション一つテンヤ「笠岡スタイル」通称「カサスタ」(ショアテンヤの愛称でも親しまれる)が進化し、さらに死角のない領域へと突入したと思う。

一般的なロックフィッシュゲームで使用するシンカー類と「裏三笠」は何がどう違うのか、少しずつシェアしていくのでお楽しみに!

いつも最後までお読みいただきありがとうございます〜^^

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