「次の撮影どうしようかな〜」と、ネタがありすぎて困っていた5月中旬、、、
まだ海も微妙だし、趣向を変えて西に行ってみようかと、三原市の沖に浮かぶ島「佐木島」へ。
もちろん初めてだし、誰かから情報が入ってきたわけではなく、何となく一つテンヤ行脚の舞台になれば良いな〜と^^
そんな軽い感じで、ちょうど休みだった山ちゃんを誘って、5月19日に調査に行ってきた。この週はほぼ一緒に行動しているw
メインターゲットは、ショアからの「カサスタ」(通称ショアテンヤ)で狙った真鯛である!(「笠岡スタイルとは」リアクションで魚に反応させる唯一無二の一つテンヤ釣法)
まずは佐木島がどんなところかリサーチ
とその前に、はじめて訪れる佐木島の全体像の把握、下げの潮、上げの潮がどう当たってどう流れるか、おおむねの水深をリサーチして落とし込む作業をデジタル上で済ませる。便利な現代では必須の作業^^v
そのリサーチ作業の流れ、実際に現場で根掛かりを回避しながら攻略する方法は、以下をご参考にどうぞ^^
まさかこの島はパラダイス!?5月19日
リサーチも無事済ませ、初エントリー当日の5月19日。フェリー乗り場に到着するも「ここの便は無くなったよ」と、朝一からカウンターパンチをくらい、別のフェリー乗り場に移動して、いざ佐木島へw
この日は、山ちゃんに車を出してもらって運転手もお願いしていたので、いつも以上にスムーズな展開でプラクティスができる予定、、、
そんな中、一箇所いっかしょ「デジタル上のイメージと現場でのイメージ」のズレを微調整しながら、ランガンで確認する。確認するポイントは、潮の流れ、水深、地形(底質)のチェック、そして魚からの反応など。
思ったより、島内の道路は普通車で移動するのに十分な幅がある。一部狭いところもあるが気にならないほどだ。
一番のミッション達成!!
一つテンヤ行脚の舞台にできるかどうか?も超重要だったが、「山ちゃんに釣ってもらう」というのが田中的には一番のミッション!なぜなら、今週の調査釣行でまだ魚を釣ってなかったから、、、^^;
そんな中、朝イチは潮がイマイチで見切った場所、そこに良い潮がきたタイミングで入り直し、山ちゃんに待望の真鯛ヒット!!
初めてのショアテンヤ真鯛だったので「めっちゃ楽しい〜」とご満悦だったよう^^v
プラクティスは、あくまでもその現場が行脚撮影に使えるか?をチェックするのが目的なので、アタリがあって釣れてても、次の場所をチェックする苦行でもあるw
そう、魚が釣れてても見切って、潮が効いてるうちに一箇所でも多く良い場所を探すってことww これ、頭の狂った釣り人にしかできない^^;
で、またもや朝は潮が悪くて入り直した場所で、田中が可愛いサイズの真鯛GET!
その後、昼食を挟んでかなりの場所を下見でき、真鯛のアタリはあったものの獲ることはできなかった、、、
が、5月なのに真夏を彷彿とさせるスイッチの入り方だったので、良い意味で意表をつかれ「この島のポテンシャルまじヤベー!」と思ったのは事実!!
一点気になったのは、どの場所も海藻(アマモなど)が邪魔して意外と攻略が難しいと思ったこと、、、、、
一つテンヤ行脚撮影本番!6月2日
さて、一つテンヤ行脚撮影の舞台に決定した佐木島。撮影の3日前くらいに「行こう!」といつものドタバタスケジュールで迎えた6月2日、、、
広島県三原市は須波港から朝一番のフェリーに乗って、一つテンヤ行脚Vol.32の撮影の舞台へと向かった!
若干違うが、プラの時と潮も似ていたので、回る順番もおおむね同じ。朝の上潮をその時の雰囲気を感じつつ、ラン&ガンで!!
朝は晴天無風、最高のロケーションの中、潮と魚がリンクしている場所にリーチするべく、撮影の火蓋が切って落とされた!!!
針の穴を通すようなシチュエーション
まぁ撮影あるある、朝イチは苦戦を強いられるも、一箇所、1人しかエントリーできない場所で何とか魚を発見!
動画を観ればわかるが、ちょっとキャストコースを見誤ると、根掛かり地獄となるような難しいシチューション。しかも、ある程度水深もあり潮の流れも速い!!
そんな中、型は大きくないが何枚か真鯛捕獲!!!
が、エサ取りも多く、真鯛含めたアタリの多さとヒット率の悪さに、フラストレーションが溜まる状況が続く、、、
ロケーション抜群の砂浜で真鯛
昼食後、まだ下げの流れが緩いタイミングにて、プラで回れなかった場所も含めチェック。
しかし、結局はプラでやった砂浜を後半の舞台にした。理由はいくつかあるが、用意していた活きエビの消耗が激しく残りわずかだったので、一番可能性がある場所でと、、、
ここは、下げの潮が左から右へ流れる場所。流れ出しこそ緩いが、徐々に左からの流れは強く真鯛の潮に。
しかし、砂浜あるある、アマモ(海藻)がブレイク付近のラインにびっしり生えている。厄介なことに、真鯛のヒットゾーンはアマモの沖。
キャスト距離に上限があるので、アマモの沖にキャストしてアマモに到達するまでの5サイクル以内でヒットに持ち込まないと、かなり攻略が難しい、、、たまに、藻切り中にアタリがあるも、フッキングに持ち込むのは至難の業、、、、、
この日の田中は、朝から海と魚にリズムが合わず苦戦(理由は後述)したが、ケイがなんとか良型真鯛GET!
ここも夏の場所だが、真夏を迎えた真鯛と錯覚するほど、暴力的かつ躍動的な魚だったのがとても印象的だった。
その後、活きエビが尽きるまでチャレンジするも、アマモに苦戦したまま撮影終了となる、、、
アタリもたくさんあり、真鯛も十分獲れたので大成功ではあったが、田中的には「ちょっと納得できんな〜」な撮影となった、、、、、
思い残すことあり次の日1人で再挑戦…
6月3日、そう、撮影の次の日w
「納得いかなかったら納得いくまでやり込む」がモットー?の田中ww
朝、撮影時に回った場所を周り、アタリ少なく魚っ気がなかったので、新規ポイントを回る。
新規で良い感じの場所で、この日の初真鯛(チャリコ)をGETし、昼食を挟む。この島にある唯一のお好み焼き屋で^^v
昼食後、動画後編の砂浜へ移動。
ちょっとだけ戦略を変え、撮影時とは違うアジャスト方法で真鯛捕獲!この方法は、また機会があれば紹介します^^
そんな中、同じように再現するも、ランディング直前に痛恨のフックオフ、、、50は超えていた良いサイズだったので昨日の疲れと合わせて脱力感が2倍、、、、、15時前のフェリーに乗るため、深追いすることなく終了とした。
まぁ、上潮はまったくだったが、下げで真鯛4枚とチヌ1枚、その他のゲストも釣れたので上出来だったかなと。
テンヤカラーで真鯛からの反応が違いすぎ、「テンヤのカラーは超重要」と再認識できた、佐木島釣行編だった^^
今回の「佐木島攻略」ポイント
②各所にアマモ場(藻場)があるので位置を把握し冷静に対処するべし !
③アピールカラーとナチュラルカラーではヒット率に差があり!
今回の動画「一つテンヤ行脚」Vol.32
前編の動画はこちら
▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼
後編の動画はこちら
▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼
今回のゲストたち
動画内では出演していない、写真にもない魚も含め紹介します^^
この時のタックルデーター
「VR-X 92S LV2」
★【リール】
4000番
★【メインライン/リーダー】
PE0.6号200m/フロロ3号2m
★【テンヤ】
「超三笠テンヤ」4号
クレイジーオレンジ、ブラックダイヤモンドG
最後に
瀬戸内海、広島県は三原市沖に浮かぶ、“ショアテンヤの楽園”「佐木島」いかがだったでしょう。
おそらく今まで行った島の中ではダントツ、のんびりした時間が流れる至福の島だった。島内の人もとても温和。
にも関わらず、釣り人がほとんどいない!?まさにパラダイスアイランド!!(3日目だけ少しいた)
そして極め付けは、真鯛をはじめ魚っ気がめっちゃくちゃ多い!!!
もしあなたが、ショアからの一つテンヤ大好きな「ヒトツテンヤー」だったら、ぜひ一度、佐木島へご挑戦ください^^v(「ヒトツテンヤー」とは、こよなく一つテンヤを愛する釣り人を表現した造語)
あの鬼ヶ島に匹敵するくらい、邪念なしで研鑽を積むにはうってつけの島なので、超おすすめです!!!!いつか「カサスタ」合宿でも開こうかな?!
いつも最後までお読みいただきありがとうございます〜^^
コメント