【究極の一つテンヤ】笠岡スタイル極意!オフショアキャスティング!!

一つテンヤ

今回の記事では、真夏のオフショア(船)からシャローを攻めるキャスティングゲーム「笠岡スタイル」を紹介します。

夏が本格化すると、真鯛をはじめ瀬戸内の魚たちが勇猛にアタックしてくる──まさに「究極の一つテンヤ」と言える釣り方です。

浅場ゆえに躍動感がダイレクトに伝わり、テクニカルでゲーム性も高い。そして再現性があり、驚くほど魚が反応することも。

本記事では、実際の釣行を時系列で振り返りつつ、攻略のヒントや再現性を高めるポイントをまとめました。ぜひ最後までお付き合いください。

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「カサスタ」真夏のシャローキャスティングゲーム

この日のフィールドテスト(といっても他の3人は完全に遊び)は、なんと前日の夕方17時に決定。

動画でもよく登場するのぶ君から「明日行きません?」と急すぎるオファーが入り、即座にTG部長と山ちゃんに連絡すると「行きましょう〜w」と即答。

普通ならあり得ない12時間前の急展開。

「どんな生活してるんだ、この人たち?」と思われた方──正解です^^;

5時半に笠岡湾奥から出船

地元・笠岡からの出船は久しぶり。だからか、集合した瞬間から胸は高鳴る。

胸が高鳴るもうひとつの理由──今回はシャローキャスティングの「カサスタ」だから。

浅場で展開するカサスタは、シンプルに「楽しい!」の一言に尽きる。だからこそ、この日の出船も特別なワクワク感に包まれていた。

とある島で活きエビを買い付け

出船前に、とある島へ立ち寄り、まずは餌となる活きエビを買い付け。

季節ごとに種類は変わるが、この時期は殻が固く縞模様のある「ヨゴレ」(地方名?)が主流だ。

新鮮な活きエビを確保することが、この釣りの重要な準備のひとつになる。

年々、活きエビを取り巻く環境は厳しくなっていると感じる。

だからこそ今後は、その動向をしっかり見据え、どう釣りと向き合うかを考えていかねばならないと思っている。

三笠テンヤ新色「ゴージャスピンク

最近フィールドテストで導入している新色「ゴージャスピンクG」。この日も継続して検証を行った。

まだ現場でのデータは少ないため、さまざまなシチュエーションで魚の反応を確かめている段階だ。

リリース判断は魚からの反応がすべて。そこを確認せずに机上だけで進めることはできないので、本当に不器用だなと自分でも思う。

「VRKS-LV1」と「VR-Z 235S LV1」

キャスティングゲームでテンヤと並んで重要になるのがロッドの存在だ。

この日もフラッグシップモデルのVRKS-LV1と、エントリーモデルVR-Z 235S LV1の2機種を主軸にセッティング。

それぞれの特性を活かしながら、シャローキャスティングで「カサスタ」を展開していった。

テンヤをキャストしてボトムを取り、機敏なシャクリで底を感じ取りながら、テンションフォール中のアタリを確実に拾う。

さらに、しっかりとフッキングを決められるよう設計されたトータルバランスのロッド。

ファイト中に真鯛特有のヘッドシェイクをいなしつつ、自分の力で掛けて獲る楽しさを体現できる──2機種とも頼れる相棒といえる存在だ。

数年ぶりに復活!?塩飽諸島のシャロー真鯛!!

愉快なメンバーたちとともに、のんびりと到着したのは「塩飽諸島」周辺。

あの豪雨災害以降、シャローの様子はいまひとつで、かつての活気は影を潜めていた。

しかし、その不安を払拭するかのように、ポイントに入ってすぐに次々とアタリが発生!

「シャローに真鯛が戻ってきた!」──船上は一気に熱気を帯び、興奮の坩堝と化した。

準備運動なし!真鯛の本気スイッチON!!

開始から2流し目。最初の検証は不発だったので、「超三笠テンヤ」6号グリーンと「VRKS-LV1」に切り替えて勝負。

潮上へ30mキャストし、2ステップ〜Tフォールを刻んでいると──着底直前に「ゴン!」と真鯛の本気バイト!

久々のシャローキャスティングならではの躍動感に酔いしれつつ、同時進行で撮影にも奔走した。

山ちゃんは「三笠テンヤ」6号Bレッド+「VRKS-LV1」で参戦。アタリは多いもののフッキングミスが続く。

それでも真鯛や黒鯛が次々とアタックし、船上が賑わう中──ついにドーンとナイス真鯛をキャッチ!

潮下キャストから潮に逆らって大鯛

魚が釣れる時間帯は、どうしても「写真を残す」作業でタイムロスが出るが、これはいつものこと。気持ちを切り替え、今度は潮下へキャスト。

すると再び「ゴンッ!」と力強いリアクションバイト!

水深10mを切る状況なので「ジーーッジーーーッ」と横っ走りを繰り返し、なかなか浮いてこない真鯛。

ポンピングはせず、ロッドのトルクを信じてじわじわとリフト。焦らずに距離を詰めていくと……。

親鈎がガッツリ掛かった、風格漂う雄の真鯛がついにネットイン!

シャローキャスティングならではの力強いファイトを味わい、達成感に包まれる一尾となった。

ミスバイトから「巻き」で仕留めた大鯛!!

潮下にキャストし、潮に逆らって探っていると「ガツッ!」と強烈なバイト!しかしフッキングはすっぽ抜け。

それでも気配を感じたので即座に「巻き」に切り替えると、数巻きでティップが重くなり「グーン」と乗った瞬間にフッキング成功。

「ジジーーッ!」と横っ走りする真鯛の強烈な引きを楽しみながら、見事に大鯛をキャッチ!

夏場は特に「巻き」を入れるシチュエーションが効果的なので、ぜひ意識してほしい。

TG部長に釣ってもらうミッションもあったが「やっぱり自分も釣りたい!」という気持ちが勝ち、久々のシャローゲームを再現して堪能したw

ちなみにこの間、写真を撮っていない魚やリリースした魚も多く、実際にはもっと多くのバイトとキャッチがあった。

「カサスタ」で真鯛が釣りたい人、、、

今回の重大ミッションは、TG部長に「カサスタ」で真鯛を釣っていただくこと。

まずは「超三笠テンヤ」4号+「VR-Z 235S LV1」で挑戦したが、やや難しそうだったので6号に変更。これで底取りはスムーズになり、あとはロッド操作がポイント。

初心者さんには2回シャクリより、1回シャクリからのTフォールが分かりやすい。そこで、着底までを繰り返し練習してもらうことにした。

大事なのは、Tフォールに移る時に糸フケを出さないこと。ここが「カサスタ」の基本にして最終奥義!糸を張ったり緩めたりするとテンヤの姿勢が崩れ、特にナイーブな状況では真鯛がすぐに見切ってしまう。

少しずつイメージが掴めてきたのか、吉野ゴチ(写真なし)に続いてチヌをキャッチ!リアクションを効かせられるようになり、ゲーム展開もスムーズに。

ただ、肝心の「シャクリからTフォール」への移行で、糸を張ったり緩めたりとティップが安定しない場面も、、、。そのたびに気づいてもらえるよう、優しくしつこく繰り返し指導^^

そしてついに、Tフォール中に「ゴンッ!」とオレ達と同じリアクションバイトを体感!!

「なるほど〜!そういうことか〜!!」とTG部長、納得の一枚をキャッチ^^v

早い段階で上げ潮が緩むも、、、

周囲には数艇の船が浮かび、みなテンヤを落としていたものの、釣果は見られなかった。シャローにもかかわらず、バーチカル一辺倒なのは少し惜しい気がした。

やがて1艇、また1艇と姿を消し、気づけば海上には自分たちだけ。

潮が緩みはじめたタイミングもキャストを繰り返し、丁寧にリアクションを効かせていると──「ドーン!」

のぶ君は美味しいマゴチをキャッチ!

一方で「カサスタ」のイメージがつかめてきたTG部長も、良型の真鯛を見事に再現。

この一枚でしっかり手応えを得られたようで、こちらもホッと一安心^^

ただし釣りは続けていないと感覚が薄れてしまうもの。

「覚えたてのうちに繰り返す大切さ」を、改めて感じる場面でもあった。

厳しい状況の下げ潮でも真鯛連発!!

昼前の下げ潮を待ちながら、船上ではウロウロしたり休憩したりとリラックスムード。

しかし、いざ潮が流れ出しても「思ったよりもゆるい…」という、かなり厳しい展開に。

それでも潮待ちしていた水深20m前後。

これまでと同じ展開をイメージし、粘り強く攻めると──「ドーン!」と真鯛がヒット!!

朝の上げポイントで再開!ドンドンド〜ン!!

残り時間をどう使うか。もう1つポイントの選択肢もあったが、あえて朝イチの上げ潮で入った場所に戻ることを提案。

「下げ潮でも再現できるか」を検証するためだ。

ここでは潮と同じ方向にテンヤをアップでキャストし、ダウンへ引っ張ってくる──いつもの基本パターンで展開。

流れが弱い状況でも集中して探っていると…「ゴチンッ!」と暴力的な吸い込みバイトが炸裂!!

真夏を思わせるイカつい顔つき。シャローに刺してきて、勇猛果敢なファイトを繰り広げる真鯛との対峙は、興奮そのもの。

これ以上は望むものがない──そう思えるほど十分で、私のスイッチもようやくオフに^^

グリーンの三笠が本領発揮

のぶ君もリリース当初から「VRKS-LV1」を愛用し、いまや自分の手足のように自在に操る存在に。

この日も「超三笠テンヤ」6号グリーンで、見事に良型の真鯛をキャッチ!頼もしさが際立っていた。

そして最後を締め括ったのは、この日6枚目?となるチヌ!

と言う事で、究極の一つテンヤ体験会は無事終了となり、みんな大中小の魚を丁寧にリリースしてくれた。

今回のポイント

 

  1. シャロー攻略には6号テンヤで確実に底をトレース
  2. 潮上・潮下、どちらにキャストするか最適解を探す
  3. カラー選択はチームで共有し合うのが近道
  4. 信頼できるロッドが「笠岡スタイル」を支えてくれた

この日はグリーンが圧倒的に効いたが、盲目的にならやいよう注意しましょう。

この時のタックルデーター

★【ロッド】
フラッグシップモデル「VRKS-LV1
エントリーモデル「VR-Z 235S LV1
★【リール】
スピニング3000番
★【メインライン/リーダー】
PE0.6号200m/フロロ2.5号1.5m
★【テンヤ】
超三笠テンヤ」6号
三笠テンヤ」6号
Bグリーンゴールド、ブラックダイヤモンドG
Bレッドゴールド

最後に

この日の釣りは決してイージーではありませんでしたが、状況を読みながら組み立てたからこそ結果に繋がったと思います。

自分と仲間の力で挑むからこそ得られる達成感は、何ものにも代えがたいものです。

このブログに辿り着いたあなたも、きっと同じ想いを持つ仲間だと思います。

これからも役立つ情報を発信していきますので、ぜひ一緒に「カサスタ」を楽しんでいきましょう。

いつも最後までお読みいただき、ありがとうこまざいます。

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今回の真夏のキャスティング一つテンヤでは、比較的アグレッシブな展開で攻略しました。一方で、真逆の季節「真冬」にも挑戦していますので、ぜひあわせてご覧ください。👉 【禁断の一つテンヤの極み】真冬の水温7°台!シャロー大鯛狙い検証!!

また、今回登場した「三笠」の仕様については[公式ページ]にまとめています。
ご購入を検討される方は、[公式ECサイト]からご覧いただけます。※現在一部のみ販売中です。

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