「広島湾一つテンヤ」牡蠣筏周辺で発揮される釣果の秘訣とテクニック

船一つテンヤ

一昨年から構想が浮上していた、広島湾でのカサスタ撮影。忙しい最中に調整しようとしたが、バチっと決めることができず、、、(「笠岡スタイルとは」ショア・オフショア問わずリアクションで魚に反応させる唯一無二の一つテンヤ釣法)

そのことが頭の中にあったので、日々、悶々としなが過ごしていた、、、、、

そして迎えた2022年、真鯛のノッコミ時期かアフター回復のシャロー狙いでと思っていたが、そことも繋がることができず。

そんな中、8月に入ってからトントン拍子で話が進み、9月16日に一つテンヤ行脚Vol.40の撮影とあいなった!ブログで紹介するまでに1ヶ月以上すぎてしまったが、最後までお付き合いください^^

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台風13号と14号の間に撮影開始!

さて、今回お世話になった遊漁船は、広島市に拠点を置くYELLOW-TAIL。船長とはちょいちょい絡みはあったが、数年ぶりとなる乗船だったのでワクワクしっぱなしw

なんと撮影当日、台風13号と14号の影響で、外洋はもちろん、ほぼ瀬戸内海全域がババ荒れ、、、運良く広島湾は出船可能という事でラッキーだった。

この状況で出船できた奇跡的な展開に、「あっこれ海の女神様が味方してくれたな〜」と、朝一で撮影成立を確信していたのは、ここだけの話^^v

珍しく、撮影クルーは田中と元氣なカメラマンの2人ということもあり、プレッシャーゼロの超リラックスモードだったのを覚えているw

ベタ凪の“広島湾牡蠣筏”に向けて出発

そんな中、予定通り6時に出船し、他のエリアが時化とは思えない、ベタ凪の広島湾を南下。ゆっくりな船足で、20分ほどかけ撮影舞台となる“激アツの牡蠣筏”に到着した。

写真だけだと伝わらないと思うが、この日は、瀬戸内海のど真ん中である地元エリアも、出船中止になるほどひどい状況だった、、、

今でも信じられないが、この広島湾エリアだけ?最高の釣り日和となり、広島湾牡蠣筏笠岡スタイルシャローキャスティングの撮影が開始となった!

がしかし、のっけから干潮潮止まりという状況、、、

今までの概念が覆る!?潮無しでまさかの展開?!

船長と相談して、今回の撮影でイメージしていた水深は、ざっと5m〜20m。だったと思うw

その中でも、開始時は15m〜20m付近で、完全なる干潮潮止まりだった。タックル類は、絶対的信頼を寄せているV.I.SOULアイテム群の中でも、最高峰を選択!!

潮止まり一発目で安定のゲスト

そんな状況(潮止まり)だったので、記念すべき一投目は、みんな大好き人気者のカサゴちゃん^^

なかなか良いサイズで、しかも活性高く「ガツッ!」と激しいバイト。

この状況から、この日は全体的に魚が高活性であると推測できた。これ、今まであらゆる状況を経験してきた感覚的なものなので、言語化は一生無理だと思うw 釣りって、論理的に解釈できない事が多々あるので、そこが堪らなく面白い^^

次第に上潮が動き出し魚との距離を詰める

さて、徐々に西からの上潮が流れ出すも「これで流れてる?」というくらい、ダラーとした緩い流れ。

この釣りで真鯛を狙う鉄板的な要素の一つ、ハッキリと目に見える潮流とはかけ離れた、いわゆる“クソ潮”レベルの潮の流れ、、、

「潮はトロ〜ンと流れます」と、事前に船長に聞いていたが「これで真鯛が口を使う?」と、ちょっと違和感を感じながら、いつもやってる自分の釣りを展開していく。

そして、魚からの反応(アタリ)を元に、微妙にラインを変え水深を変え、徐々に真鯛との距離を詰める。

ほぼ「潮無し」の状態で本命真鯛ヒット!

これも何となくの感覚で、「ひょっとして牡蠣筏をタイトに攻めた方が良いかも」と思い、筏のワイヤーロープに掛からないよう、キワにキャスト。

すると、着底直後(※最初の一回シャクリ)で重みを感じたので、咄嗟にフッキングに持ち込む!これ、ロッドがなまくらロッドだったら、フッキングミスの確率が高い。※落ちパクでフッキングを決めるためには、最初はフッキングを混同した一回シャクリがオススメ。

掛けた瞬間はそんなでもなかったが、途中からヘッドシェイクや突進が暴力的になったので、まずまずのサイズと断定。

鳴り響くドラグ音にうっとりしながら、ロッドのリフト力を使い、ポンピングしないで真鯛を浮かし、この日一枚目となる良型雄真鯛GET!!

撮影の時に一枚釣れると、えもいわれぬ安堵感が心地良い。まぁほんの一瞬だけだがw

一番重要である“再現性”で真鯛を獲る

もう何度も伝えてきたけど、この釣りの一番と言っても良い魅力、それは「真鯛を一枚釣った時の満足感と達成感」だ。

下の画像の雄大な自然環境が、満足感に拍車をかけるので「もう帰っても良いな〜」と、マジで思わせてくれる。

が、それを再現して見せるのも仕事の一つなので、サクッと真鯛を追加。サイズは時の運もあるので「なんじゃ〜小せえ〜」と思わず、ありがたく楽しむのが仕事の流儀。

動画内で、活きエビの上手な付け方も解説しているので、ご参考までにどうぞ^^v

“牡蠣筏の下”に潜む真鯛に狙いを絞る

ここまで、撮影が開始されてから一時間ほど、、、

この時点で、田中はもちろん、船長も「牡蠣筏の下が怪しいのでは」と勘づいていただろう。

水深も、この日は15m以浅がベストかもと想定し、魚からの反応を元に捕獲確率を最大限上げにかかる。

そして遂に、その時がやってきた!!

凡ミスフックオフからの追い食いでドーン!

怪しさ満点の牡蠣筏へタイトなキャストが決まり、気持ちよくボトムを探っていると、Tフォール中に「ゴッ!」と明確なバイト!

フッキング時のロッドの角度、ドラグロックで真鯛の口を貫く入力、ここまでは完璧な展開であったが「ズルッ」とバットが肘から2回ほどズレ、テンション抜け、、、

痛恨のフックオフとなる、、、が、威嚇スイッチオンの真鯛はテンヤの側でジッと追撃を狙う。

そして回収の巻き(食わせる巻きスピード)で、狙い通り追い食い成功!!この日最大となる、見事な真鯛を獲ることができた!

この時はマジで嬉しかったので、これ見よがしに画像を載せようww

アタリがあり、フッキングミスからの追撃バイトは、特に大型真鯛の可能性が高い。それを意識して獲れるか、「あーバレたー」と感情に打ち負けミスをするか、、、

後者にならないように、この時の一連の流れを動画でチェックして、お役立てください^^

「笠岡スタイル」ならではの多彩なゲスト

そんな中、潮止まりから開始された動画撮影も、過去に例がないくらいトントン拍子でことが進み、、、

ぶっちゃけ撮れ高も十分で、「もう満足帰ろうで〜」と心の中はルンルンではあったがw

カメラ越しに「さっさと釣れや!」と殺気を感じ、、、違う筏を攻めたり、テンヤカラーを変更したり、再現性と可能性を探る。(撮れ高を増やすw)

広島湾の牡蠣筏はチヌ(黒鯛)のイメージが強かったが、この日一枚目となる黒々とした良いサイズが遅れて登場。

やはり真鯛と混泳しているシチュエーションでは、力関係が真鯛有利のため、チヌはなかなかアタックしきれない様子。

ちょっと期待していた超シャローエリア(水深一桁台)を探るも、この日真鯛は不発で、美味しいゲストをお持ち帰り^^

シャローはすぐに見切り、反応が良かった15m前後の牡蠣筏周辺へと再び移動。

今までの概念が覆る!潮無しでも真鯛連発!!

そして、同じようなシチュエーションで再現成功!

牡蠣筏の際を狙い、1回目のフッキングは掛からず、追撃のバイトで「ドーン!!」

2023年5月にリリースされる、エントリーモデル「VR-Z 235S LV0にて!

大潮の上潮で、終始、潮は「トロ〜ン」状態にも関わらず、真鯛をはじめ魚たちはやる気満々。

良い意味で、完全に今までの常識が破壊されてしまった。これが、次に繋がる進化となるので、貴重な経験ができたことに感謝感激^^

ちょっと大袈裟に聞こえるかもしれないが、無限に再現できると思ったことは、ここだけの話、、、w

ということで、この時点でまだ9時半くらいだったが、田中「船長もう帰りましょう」、船長「もう帰る?!じゃあ帰りましょうw」という事で、広島湾牡蠣筏編の撮影が終了ww

今回の動画

今回の攻略ポイント

①キャストで牡蠣筏をタイトに攻めると真鯛が連発した
②威嚇スイッチが入るとミスしても追撃バイトがあるので集中!
③真鯛が中層までチェイスするので巻きで食わせるのもあり
※船の動きが安定していたら宙を「チョンチョン」もオススメ!
④フッキングミスしても「ガー」と回収せず追撃バイトを誘う!!
④はシツコク言うので、DNAに刻み込むイメージで!!!

この時のタックルデーター

★【ロッド】
VRKS-LV1
VR-Z 235S LV0」(エントリーモデルプロト)

★【リール】
スピニング C3000番

★【メインライン/リーダー】
PE0.6号200m/フロロ2.5号2m

★【テンヤ】
超三笠テンヤ」4号
Bグリーンゴールド、クレイジーレッド

今回のゲストたち

硬骨魚網:スズキ目:タイ科:マダイ属「マダイ」(真鯛)
硬骨魚網:スズキ目:タイ科:クロダイ属「クロダイ」(黒鯛)
硬骨魚網:スズキ目:メバル科:カサゴ属「カサゴ」(笠子)
硬骨魚網:フグ目:フグ科:トラフグ属「ショウサイフグ」(潮際河豚)

最後に

広島湾牡蠣筏周辺でのシャローキャスティング、いかがだったでしょう。

おそらく、V.I.SOULよりのアングラーさんには「めっちゃ面白そう!」と感じられたのではと。

いつも同じスタンスですが、ウチから発信する情報は全て、我々が体験してワクワクした領域、そして事実だけ^^

全てのアングラーさんに共感いただけるとは、毛頭思っていないが、、、

メーカーがアイテムを売りたいがためだけの、薄っぺらいネタではないこと、生っ粋のヒトツテンヤーさんには伝わるれば嬉しいな〜。(「ヒトツテンヤー」とは、こよなく一つテンヤを愛する釣り人を表現した造語)

今回お世話になったYELLOW-TAILの船長は、貴重な休日に来てくれるアングラー目線で、楽しんでもらうをモットーにしている。もちろん、他のお客さんに迷惑がかかる行為はNGだが、基本、自由主義。釣れても釣れなかっても、ゆったり楽しく休日を楽しみたい人にはオススメです^^v

いつも最後までお読みいただきありがとうございます〜^^

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