一般的なアングラーは、やはり「魚を釣りたい」という思いが一番にくるだろう。しかも、「できるだけ簡単に」「一番釣れるであろう」「みんながやってる釣法」で、そう思うのがいたって普通の考えかなと。
しかし、一緒のことをやってても、その先の可能性に繋がる“ご褒美”に到達するのは稀ではないかと、田中的に思う。まぁ職業柄、そうなるのは至極自然だと。
この辺が、多くの人のイメージとリンクさせてアイテムを開発するか、少ない人のイメージ「今までに無い釣れるワクワク」を探求しながらアイテムを開発するか、の違いかな。
V.I.SOULは後者よりなので、店舗さんやユーザーさんには色んな意味で迷惑をかけていると思うが、、、表舞台に出ない、少数精鋭の影のプロフェッショナルアングラーさんには、重宝されてるみたい^^v
という事で、変態思考ないつもの仮説・検証フィールドテストの様子をどうぞご覧ください、、、、
香川県某海域で「イカナゴ」に狂った魚達
そんなフィッシュイーターを狙ったライトスロージギングの可能性を、4月30日に検証してきた!
大きい声では言えないが、かれこれ1ヶ月前のことである^^; フィールドテスト・検証に行くのは良いが、アウトプットしていなかったので、頭の中が情報洪水で溺れているのはここだけの話w
いつもだと時系列に沿った導入部分の画像があるが、この時はなぜか無いのでご勘弁を、、、
現場に着いてすぐにお祭り状態
この日は出発時間がゆっくりで、とある島に寄り道したこともあって、現場に着いたのが10時前だったと思う。
ここは、いつもだと下潮が本命だが、朝の上げのタイミング!着いてすぐ他船のロッドが曲がっているではないか!!
いわゆる、出遅れたというヤツw
10キロクラスのブリッブリのブリと格闘
どの船も魚を上げているわけではなく、反応の良いラインを流してる一部の船がお祭り状態、、、w
そのほとんどの船が、イカナゴを意識したシルエットの小さいタングステン製の40g前後のジグを使用している。(らしい)みんなマッチザベイトを意識してるんだって。しかも、小刻みに震えながらアクションしている。良く分からないが、この海域のスタンダードらしい。
そんな中「マッチザベイトなんか無視」と、躊躇なく「SUPER SUB」を投入する我々ww
目的は、みんなやってる“マッチザベイトを意識したタングステン製ジグ”と、マッチザベイトを無視したサブとの、スイッチの入り方の違いを検証するため。また、それらとどれだけ優劣があるか、確かめるため。
別に、マウントを取ろうなどと浅はかな考えではない事だけ、ご理解いただければと。
訳あってファイトタイム1時間○○分
他のメンバーはマッチザベイト完全無視の100gで、田中はサブのプロト50gを投入。
この場所に適していると想定した、ジグを上げる入力の加減を探りながら「上げて〜下げる〜」を繰り返す、ライトスロージギング。
が、ミスバイトが連発して、フッキングまで至らないもどかしい時間が続く、、、(何かがアジャストできてない理由)
そんな中、何者かがヒット!
ジグを上げ切ってフリーで落とし着底間際「フッ」と糸がフケ「グワン!グワン!ジーーーー!!」と怒涛のツッコミで、一向に上がってこず船で追っかけ回してもらい、1時間数十分後にネットインw
ファイト時間が長くなった理由(言い訳w)
運悪く、ブリの胸ビレ付近にアシストフックが刺さり、呼吸困難にならずにバテずに泳ぐことができ、潮も効いていたので1.5倍+αほどの負荷が常に掛かっていたから。単純に、ブリの重量が10キロだとすると、17キロクラスと格闘するイメージ、、、^^;
それを加味して、ラインブレイクしないギリギリであろうドラグを感覚的に設定し、サブの50g用アシストフックで使用した一つテンヤSP孫針プレミアムを守るため、より慎重なファイトに。
しかも、サブの50gプロトでの記念すべき魚だったし、もしかすると想像以上の良い魚の可能性もあり「何がなんでも大事に獲る」と決めていた!
が、ギャラリー(同船メンバー)は、「20キロのサメじゃー」「ハンマーヘッドシェイクかも?!」「早く上げて〜w」と好き勝手言うばかりだった、、、w オカダさんはずっとiPhoneで撮影してくれてた^^
その時の動画は、V.I.SOULの日常的で公開すると思うので、お楽しみに。
下げ返しからも“フィッシュイーター”連発
上潮を超長いファイト時間で棒に振ったメンバー(田中のせい!?)だが、、、w 本命の下潮でも反応良し!
人が操作するので微妙な入力の違いこそあるが、ライトスロージギングの真骨頂「上げて〜下げる〜」でフィッシュイーターにスイッチオン!!
肉厚なヒラメ
まるまる太ったハマチ
極上のスズキ(シーバス)
この魚が一番美味かったみたい!
今回、春のイカナゴに狂った魚をターゲットにしたのは初だったので、タングステン製のジグに比べて釣果では劣ったと思う。(激アツなラインを外していたのも要因)
が、マッチザベイト完全無視のライトスロージギングは、やる気がある良い魚にスイッチを入れれるのも事実だと。
「こんなの聞いてないわ〜」「魚がデカすぎ!」「ヤズばっかりじゃ思っとた〜」と、良い方向に想定外だったメンバーのニヤケ顔がどんな感じだったかは、内緒、、、w
そして、諸事情により入れパク中にも関わらず、ゲームセットで帰港したことはここだけの話、、、ww
毎年この季節に、検証を重ね優位に働くパターンを見つけるのも面白いと思ったので、今後が非常に楽しみである。
季節外れ「脂の乗ったブリ」を堪能
季節的に敬遠されがち?な青物だが、イカナゴをたらふく食べたブリは、しっとり適度に脂が乗っていて、個人的には非常に美味しかった!
3日ほど寝かせて旨味が回って落ち着いた身となり、素人が握った「ブリ寿司」と「炙りブリ」は、一瞬で食卓から消えたとさ^^
今回のゲストたち
瀬戸内海で釣れる魚なので、珍しい魚はいないけど一応載せておくね^^
この時のタックルデーター
スロー用6.6~6.10f/0~1番
★【リール】
ベイト/200~300番
★【メインライン/リーダー】
PE1.0号300m〜/フロロ4~5号4m
★【ジグ】
SUPER SUB100g 、50gプロトタイプ
アカキン、ブルピン
V.I.SOUL「ONLINE SHOP」
今回使用した「SUPER SUB 」は、下のオンライショップでご購入できるので、よろしかったらぜひ^^
最後に
今回も、V.I.SOULのモットーである「常識破壊」を意識して、みんなイカナゴをイメージしたタングステン製ジグを振る中、鉛の100g「SUPER SUB」を投入。
まだまだジグの動かし方をアジャストできていなかった感は否めないが、可能性を探る意味での第一回目検証は、大成功!!
魚が捕食するベイトが小さかろうが、捕食行動とは別軸のスイッチを入れて「魚を狂わせる」ライトスロージギングの威力は、意外と侮れないなと。
まだやった事がなくて、「ちょっと興味があるかも」と思ったあなた、たまには別の領域を体験してみてはいかがでしょう?!とんでもない扉が開門するかも!?
いつも最後までお読みいただきありがとうございます〜^^
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