12月初旬、頭の中を整理する目的と、V.I.SOULが追求してきた“リアクション一つテンヤ”の応用戦術——岩礁帯上等「裏三笠」の再検証を兼ねて、愛媛県南予へ。
今回は、ボート&ショアの両軸で挑んだ4日間のフィールドテストの記録です。
本丸は、ショアから狙うマハタ。リアクション一つテンヤから進化した岩礁帯バージョンの「裏三笠」がどこまで通用したのか?興味がある人は最後までお付き合いください。
ボートでの初動テストは好感触
初日はウォーミングアップとあるテストを兼ねて、ボートからテンヤとロックの操作性とレスポンスを再検証。
北寄りの風が吹き、ドテラ流しには少し手こずったが、「超三笠テンヤ」+厳選「活冷凍エビ」で魚の反応は上々。

ウッカリカサゴやイトヨリが次々とヒットし、リアクション一つテンヤの安定感を再確認できた。

シャクリとフォールで「コツ」と素直にスイッチが入り、マハタなどお土産が半日ほどで十分釣れた。


短時間ながら、岩礁帯上等「裏三笠」の安心感ある展開でオオモンハタにアカハタ…

“明日は陸から勝負”と意気を高めて初日を締めくくった。
ショアから初となるマハタを捕獲成功!
翌日からはいよいよ本丸——ショアからの実釣テスト。
仲間から教えてもらった有望ポイントを中心に、岩礁帯をメインにランガン開始。
この南予エリアは、キャスト圏内でもしっかり水深があり、根の起伏が複雑。
ショアからでも“本気のロックフィッシュゲーム”が成立する、数少ないエリアだ。
序盤は冷凍エビを使ったショアテンヤで探るも、カサゴとエサ取りが多く、本命のマハタや甘鯛の反応はなし。

釣れるカサゴは良型揃いでポテンシャルは感じたが、「食わせのテンヤ」では分が悪いと判断。
「三笠テンヤ」から「裏三笠」にスイッチして本命マハタ
そこで中盤から、リアクション型の岩礁帯戦術——**「裏三笠」スタイル(ワーム仕様)**にスイッチ。
すると、わずか2投目でドラマが訪れた。
6号(I型固定)を遠投し、カウント40で着底。
着底直後、「スイスイ」と「裏三笠」をリフトさせるイメージで、Tフォールで「ゴン!」。
その瞬間、ロッドに伝わる引きとヘッドシェイクがいつもの根魚っぽくなく…
手前の掛け上がりも慎重にかわし、狙い通り、ショアから初となるマハタをキャッチ!
リアクション一つテンヤの理論をそのままマハタに落とし込めた、完全再現の一匹だった。
この魚を境に、裏三笠の“地上戦力”としての可能性が一気に開けた。
「岩礁帯上等」の言葉が、現場でリアルに形になった瞬間だった。

6号(I型固定タイプ)を使った理由は、遊びをなくしタイトに攻めたかったから。
瀬戸内海でランカーアコウ(キジハタ)を狙う戦術が、そのままマハタに応用できたのは、今回最大の収穫。
今回のポイント
① 外海のショアテンヤでエサ取りが多い時は「裏三笠」ワームが鉄板。キッカーフィッシュ(本命級)が反応しやすく、さらに根掛かりが激減するという副産物付き。“喰わせ+回避”を両立できる唯一の戦術といっても過言ではない。トレブルフック仕様のルアー系は絶対に使わないように!
② ショア・オフショア問わず、ベイトリールが活躍する局面が急増中!もしあなたがベイトリールが苦手なら、今こそ克服のチャンス。ライン制御を自在に操れるようになれば、まさに「鬼に金棒」——テンヤゲームの世界が一気に広がる^^v
この時のタックルデーター
★【ロッド】
①レンタルボートで使用したロッド
「VRKB-LV1&VRKB-LV2」
「VR-X 85B LV2」
②ショアテンヤ&ロックフィッシュ
「VR-X 92S LV2」
「VR-X 85B LV2」
★【リール/メインライン/リーダー】
①小型両軸リール
PE1.0号300m/フロロ5号2m
PE1.2号200m/フロロ6号2m
②小型両軸リール&スピニング4000XG
PE1.2号200m/フロロ6号2m
★【リグ/仕掛け】
①「三笠」「超三笠」10〜15号
ゴージャスピンクG、クレイジーレッド、Bグリーンゴールド
①「裏三笠」(II型遊動)8〜10号
マダコ、ガンツウ
②「三笠」「超三笠」6号
クレイジーオレンジ、プレミアムホワイト
②「裏三笠」(I型固定)6号
グリキン
★【オフセットフック】
①&②3/0太軸
★【冷凍エビ】
②厳選「活冷凍エビ
★【ワーム】
①&②3.2〜4インチのワーム(クロー系シャッド系)
※固くて化学臭の酷いワームはアタリ少なかった!?
V.I.SOUL「ONLINE SHOP」
今回使用した「裏三笠 」は、下のオンライショップでご購入できるので、ぜひ一度お試しください^^
最後に
今回も「三笠テンヤシリーズ」「裏三笠」「厳選・活冷凍エビ」がフル稼働し、ショア・オフショア問わず安定した釣果をもたらしてくれました。
状況に合わせて使い分けるだけで、再現性と釣果の質が一気に上がる——それを体感できた4日間。
陸っぱりからマハタを獲るなんて、一見ムリそうに思えるかもしれません。
でも、正しいタックルとアプローチを理解すれば、確実に再現できます。このブログを読んでくれているあなたにも、ぜひその「気づき」と「ワクワク」を感じてほしい。
きっと新しい世界が広がります。
いつも最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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今回登場した「三笠テンヤシリーズ」「裏三笠」の仕様などは、[公式ページ]にまとめています。
ご購入を検討される方は、[公式ECサイト]からご覧いただけます。



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